ここ最近、段位戦だけでなく大会の方もいろいろと参加して麻雀を打っています。
先日、記事をアップした白宮杯や天鳳位×Vtuber杯などですね。
こういった大会で結果を残すためには、普段、段位戦で打っている打ち方とは違うバランスの打ち方をしなければいけません。
その打ち方を自分でも見直せるようにここに一度まとめておきたいと思います。
段位戦と大会の違い
まず、普段の段位戦では何を考えて打っているかというと、とにかくラスを回避することです。
一つでも上の順位を狙うことはもちろん重要ですが、それよりも順位を落とさないことの方に重点を置く必要があります。
例えば、天鳳の段位戦の場合、素点は関係なく順位のみでポイントがもらえます。
現在自分がいる天鳳5段であれば、1着+75pt、2着+30pt、3着0pt、4着-105pt、という配分です。
このポイント配分だと、とにかくラスにさえならなければ、いずれはラッキーな1着、2着でポイントが増えて段位を上げていけることになります。
ですから、トップは無理なく狙えるときだけ狙い、ラスになるリスクがある仕掛けやリーチをとにかく避けるという打ち方になります。
また、振り込みを避けるために、オリのタイミングも早めになります。
平均着順をとにかく安定してあげていくという打ち方ですね。
一方で大会の場合は、東風戦連続3回や、半荘戦連続5回のポイント上位というルールの大会がほとんどです。
こうなると上位入賞を狙うためにはほとんど連続トップでないと上位にはいけません。しかも普通のトップ取るだけでなく、できる限り素点も稼ぐ必要があります。
となると、段位戦とは違い、リスクを負ってでもトップを狙う麻雀が必要になるわけです。
要するにラスになる可能性もあるけど、得点をできるだけ稼ぐ!ということですね。
ただ、この「トップを狙う麻雀」というのをちょっと勘違いしている人もいるように思います。
点数を稼ぐ、ということで全局とにかくアガりを狙って攻める、という人も多そうですが決してそういうわけではありません。
あまりにもムリな攻めをしても、振り込んで点数を減らしてしまってはトップは遠ざかるばかりです。
また、とにかくホンイツやチンイツなどの高打点の手を無理矢理狙ってくるという人もいますが、それをすると他の人にも手を作らせるチャンスになってしまいます。
ですから、打ち方を段位戦と全く変えてしまうというよりは麻雀の押し引きのバランスを変える、ということが重要になります。
大会での自分の心がけ
自分はどういう打ちかたを意識しているかというと、段位戦ではアガりにいく局、オリにまわる局を意識して打っていました。
しかし、大会では全局アガりに向かいます。
ただし、打点を特に狙うわけではなく、1000点、2000点の手もアガりにいき、無理なく狙えるときだけ高打点を狙います。
大会では全員が高打点を狙ってくるので、それをつぶすために、段位戦よりさらにアガりの価値が高まっています。安い手でもアガる価値がかなりあるのです。
ですから手の高い安いよりも、相手よりも早くアガるという、手の速度が重要だと考えています。こちらの手が早ければ相手も悠長に高打点を作れなくなりますから。
安い手でもバンバンアガっていけば点数を相手に減らされずに一方的に増やせるので、素点も安定して稼ぎやすいです。
特に天鳳などのネット麻雀の大会は東風戦の大会が多いです。局数が短い麻雀ほど1回のアガりの価値が高くなりますから、よりアガりに向かうのが重要なわけです。
また、押し引きについてですが自分がある程度リターンがありさえすれば、全て押しでいいです。
例えば自分が1000点、2000点のテンパイで親からリーチを受けたとします。
段位戦だと結構すぐにオリることになりますが、大会だと親にアガられて、点数を稼がれるのがイヤなので、かなり押します。
自分がテンパイの場合は、ほとんど全部突っ張って構わないくらいです。
テンパイでない場合も自分がマンガンのイーシャンテン程度の価値がある手であれば同じくらい押します。
ここまでいくと逆にいつ引くのかという話ですが、自分がリャンシャンテン以下だとさすがにオリでいいです。それは段位戦も同じですね。
また、イーシャンテンで10~11巡目以降を迎えていて誰かがテンパイしているケースなんかもオリです。
12巡目でも自分がまだテンパイしていない場合、手の価値がかなり低くなるのでさすがにリーチや仕掛けに対して向かっていきにくいです。
このあたりの基準は難しいところですが、基本は迷ったら押しましょう。
まとめると、
・高い手も大事だが、早い手を心がける。
・テンパイは大体押す。
・イーシャンテンでも高い手なら押す。
こんなところでしょうか。
実際に打っているときは点数状況なども加味して、もう少しいろいろと考えて打っていますが基本的な方針はこれです。
段位戦と大会ではまったく違う打ち方が必要なので、大会で結果を残すためにはとにかく場数を踏むことも重要な要素だと思います。
普段とは違う環境で打つ麻雀は難しいですが、普段とは違う気持ちで打てる麻雀というのも楽しいものです。これからも様々な大会に出て行きたいですね。
ただひとつだけ忠告しておくと、大会での打ち方に慣れてしまうと、今度は段位戦の打ち方がおろそかになり、ぼろ負けすることがあります。
そこを気をつけるようにしましょう。
それでは。
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