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天鳳5段奮闘記 #119 シャンテンを戻す

 

6/19結果:2着1回、3着1回

 

今回はラス引かず、そこそこのリスクできっちり順位取れたので、トップは取れずとも

結構満足のいく半荘が打てたように思います。

南場に入って微妙な状況でも焦らずに打つことができ、それが結果につながりまし

たね。

それでは2着になった半荘での南場の打ち方を振り返っていこうと思います。

 

南1局

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東場は自分のリーチの現物を親にバシバシ切って鳴かせることで、親と自分の戦いに

させるという戦術をとられて、7700を放銃しました。

そんなわけでそこそこ上とは点差のある3着目で南場を迎えました。

この局は配牌がよく、3巡目にはカン5sのテンパイが入りました。

とはいっても、この手はまだリーチしてはいけません。この手はリーチのみ1300の

安い手です。アガっても上には追いつけず、下とも点差は開かず、しかも1局進んで

逆転のチャンスが減ってしまいます。

この点数状況であれば、せめて3900以上の手をアガりたいところです。

1m以外はタンヤオに使える牌なので、1mを切りながらタンヤオピンフなどの

役をつけて、打点のある手をアガりに行きます。

 

 

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次巡に5mを引き入れました。かなり最高のツモに近いです。

これで2-5-8mか5sを引けば、タンヤオをつけてリーチを打てます。

これならさっきよりはリーチしたいですが、できればカン5sのところが捌けて

良形になった状態でリーチできれば最高です。

8巡目くらいまではその良形変化を待って、それ以降変化がなければカンチャンでも

リーチする予定です。

 

 

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その後、7sを引いてリャンメン変化、9mを引いてイーシャンテンがすごい

広い形に、と最高の変化を見せます。

2-5-8m、3-6-9m、5678sのイーシャンテンです。

どこが入っても良形のリーチが打てますし、入り目によっては三色もあります。

 

 

 

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そして次巡に2mを引き入れてリーチ!

なんと山7枚残りという激アツのリーチとなりました。

 

 

 

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 そしてド高めの8sを1発でツモ。ハネマンのアガりとなり、これで展開がかなり楽に

なりました。

麻雀というゲームは基本リーチを打っていればOKというゲームですが、麻雀を

理解するほど安易にリーチをかけない方がいい場面が増えてきます。

今回はそのリーチを打たないほうがいい一例ですね。

 

 

南3局

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横移動などがあり、対面がラス目になって迎えた南3局。

自分が2着目なので、とにかくこの点数状況のままオーラスにいってくれれば、ラス

回避は確実です。

ただトップも狙える点差なので、順位を落とさない範囲で攻めたいところ。

この場面、下家の仕掛けはほぼテンパイですが、2p切りの後に手出しで7sが出て

きました。

2pが打たれたときはホンイツだと思い、ピンズが打てないと思っていましたが、

7sが2pの後に出てきたことで、普通の手の可能性がかなり上がりました。

ドラを持って高いケースもありますが、自分の手がいいことと、最終手出しの

7sの周りが一番危険だろうと考えて4pを押しました。

 

ただ、冷静になって考えてみると、4pはあんまりアタリにならないですね。

1-4pでアタる場合、赤5pを鳴いた時点で22334pと持っていて、赤5pを

鳴いたことになります。赤だから、と鳴いてきたケースも考えられますが不自然では

あります。

4-7pでアタる場合、23456pと手の内に持っていたことになるので、

これも赤5pを鳴くか?という感じですね。

というように考えると、他のピンズもアタリになるケースはおそらく少ないので、

ピンズはもう完成しているケースが多く、7sの周りが本命になりそうです。

 

 

 

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ただ、その後に今度は8sが手出しで出てきました。

これはさっき手出した7sの隣の牌なので、

7sを切って8s単騎→今何かの牌を持ってきて待ち換え という変化をした可能性が

非常に高いです。

こうなると、さっき通った4-7pもアタリになるケースはあり得ます。

というか最悪のケースでは7s8sと落として、今ホンイツになりましたというケース

も考えられます。

2pを切っているので可能性は低いですが、下家にマンガン放銃するとラス目と8000点

差以内になり、エラいことになります。

この7pは打てなくなり、2pを切りました。

下家は結局ホンイツでも何でもありませんでしたが、7pでの放銃回避につながり

ました。

 

 

 

 

南4局

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オーラス、2着目で迎えることができました。

点数状況を考えると、

1.マンガンをツモればトップ

2.親に5800以上の手を放銃すると対面のラス目にまくられる危険性が出る

3.対面にハネマンを打ち込むとラス

 

つまり、とにかく親に打ち込むパターンは回避して、早いマンガン手だけはアガりに

向かうというのが基本方針になります。

 

それに対して自分の手は

・遅い

・あんまりマンガンにならなそう

・安全牌も少ない

 

親が中を仕掛けて早そうなだけに、もうオリ気味に打っていきます。

危険な上に3枚持っている6pから処理し始めました。

この瞬間、ロンといわれる可能性も0ではないですが、テンパイよりはイーシャンテン

の可能性が高いだろうという感覚で6pを切り出していきました。

チーといわれるケースもあると思いますが、その場合は結構手牌のピンズが完成メンツ

になりそうなので、ピンズをもう少し打っていけると思います。

 

 

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親がさらに赤5pを切ってきました。これは結構テンパイっぽく見えますね。

赤5pは打点の種なのでイーシャンテンならかなりいい形になって切ってきた、

もしくはテンパイと考えるのが妥当でしょう。

ただ親はもう中を鳴いているので、6pが必要な手牌ならさっき6pを鳴いている

のが普通でしょう。というわけで6pを連打していきます。

 

 

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 親はマンズのホンイツでした。早すぎてホンイツかどうかはよく分かっていません

でしたが、きっちりオリることができました。

 

次局、トップ目がアガりきって自分は2着で終了しました。

 

 

今回はキチンと点数状況を見ながら、どこに打ったらまずいというのを把握して

その人に着目して手出しを確認し、きっちりオリることができました。

これを全員に対してやれるようになれば、もっと無駄な放銃を減らせると思います。

とはいえ、それも難しいのでまずはこの1番まずい1人に対して観察して打つというのを

極めていきたいですね。

 

 

それでは。

 

 

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