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どちらに行くか?チートイツとトイトイの使い分け!


トイツ手の基本となる2つの役。
それこそが「チートイツ」と「トイトイ」です。

2枚ずつそろえるチートイツ、3枚ずつそろえるトイトイ。
どちらも一長一短あり、上手く使い分けることが必要です。

本記事ではチートイツとトイトイのどちらに進むべきかの基準について解説させていただきたいと思います。

 

 

チートイツのメリット・デメリット

チートイツという役はメンゼンで進める役です。
このことがメリットにもデメリットにも効いてきます。

チートイツのメリットは守備力を持ちながら手を進められるところです。

チートイツという役はトイツを7組揃えて成立する役です。ということは通常の手組のように3~7のような真ん中の牌を持っておく必要がありません。

そういった牌は他の人も使いやすく、山に残っている可能性が低いです。
それよりも普段は使いにくい、1・9・字牌のほうがトイツにはしやすく、こちらを手の内に残していくことになります。

すると相手からリーチを受けても、それらの1・9・字牌を切っていくことで安全にオリやすいです。それらを2枚持っていて2巡しのげることも多いですから。

また、チートイツの性質上、鳴かずに手を進めるため、手牌が短くならないのもオリやすさにつながっています。



チートイツのメリットはもう一つあってハネマンを狙える役、ということです。
チートイツはメンゼンで進めるので、最強の役であるリーチと複合できます。

そしてチートイツの性質上、牌をトイツで持っているので裏ドラが乗るときは必ず2枚乗るのです。

リーチ・ツモ・チートイツ・裏裏…..これでハネマンです。
チートイツは守備力だけでなく、一撃必殺の攻撃力も兼ね備えた役なのです!



これだけ書くと、チートイツってスゴい役じゃん!と思うでしょうが、チートイツにもデメリットはあります。

1つめはトイツを7組作らないといけないので、テンパイへの受け入れが少ないことです。
メンツ手だったらリャンメン2つのイーシャンテンでも4種類16枚を待てます。

チートイツの場合、イーシャンテンからテンパイになるには3種類しか牌がなく、しかも自分が1枚持っているので、3種類9枚でしかテンパイしません
つまり通常の手に比べてかなりテンパイしづらいわけです。


また、テンパイしたとしても、絶対に単騎待ちにしかならず、アガり牌が最大でも3枚しかない、というところも苦しいところです。

普通のメンツ手であれば、ペンチャンやカンチャンといった愚形でも待ちは最大4枚、リャンメンなら最大8枚!この差は大きいです。

このため、先手を取っても相手に追いかけられたらキツいですし、逆に追っかけもかなりしづらいです。相手の勝負手にぶつけていくのは難しいですね。

 

トイトイのメリット・デメリット

トイトイのメリットはなんといっても鳴きが使えるというところです。
チートイツは受け入れも狭くて、メンゼンで進めないといけないので、なかなかテンパイまでたどり着けません。

しかし、トイトイは鳴いても成立し、しかも鳴いても翻数が変わりません
なので迷わず仕掛けていくことができます。

鳴いても2翻ある役であり、ドラや役牌などと複合することで高打点を作りやすい役です。また、鳴きながらの進行で相手に対してプレッシャーをかけることもできます。



ただその反面、デメリットは守備力が低いところです。
鳴いて仕掛けると手牌が短くなります。3回ポンして手牌が4枚なんてことも割とあります。

さらに通常のメンツ手などと違い、持っている牌の種類が少ないため、オリるのはなかなか難しいです。

全て仕掛けるだけではなくて、字牌のトイツを手牌に残しながら進行するなど、工夫が必要なところがあります。

チートイツとトイトイの使い分け

チートイツとトイトイの使い分けですが、まず基本はチートイツを狙うものと考えてください。

やはり、トイトイは守備が難しいです。また、仕掛けてアガりにいくというのは諸刃の剣で、上級者には手を読まれてしまいうまくいかないというケースもあります。

ではどういったケースならトイトイを狙っていくのか?その条件を考えていきます。


1.トイツの中に役牌がある

トイトイというのは鳴きを基本的に用いるもの。
チートイツと比較して、鳴きを使えるので速度は上がりますが、守備力の低下がデメリットです。

トイトイのみのアガりになってしまうと、2600で安いわりに守備力も低いという、あまり良くない状態になってしまいます。

では、その守備力の低下を何でカバーするかといえば攻撃力しかありません。
役牌を鳴いていければ、トイトイ+役牌で大抵5200以上。役牌が2種あればマンガンも見えます。
また、字牌はやはり他の牌に比べて圧倒的に鳴きやすい、というのも大きいです。

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例えば、こんな手牌ならトイトイを狙ってもいいですね。役牌の白があって、他のトイツも鳴きやすそうなところ。

トイトイ以外に役をつけられるか?が大きな判断基準になります。


2.トイツが鳴きやすいものが多い

トイトイは鳴きが使えるといっても、やはり3~7牌は他の人が手牌で使い切ってしまうケースが多く、鳴けずに手が進まなくなってしまいます。

そういう3~7牌のトイツは多くても2組まで。3組以上ある場合はチートイツを狙った方が賢明でしょう。

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こういう手牌なら下手に鳴かない方がいい、ということですね。

逆に、1・9・字牌のトイツが多ければトイトイに行きやすいです。

 


3.できれば仕掛け始める前に1暗刻欲しい

トイトイは鳴きが使える分、チートイツより揃えやすいとはいっても、やはり通常のメンツ手よりは遅いです。

ですからすでに暗刻が1つ手牌の中にあって、速度負けしなさそうなときにできれば仕掛けていきたいです。

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だから一番トイトイにいきやすいのはこんな手牌。役牌あって、暗刻があって、しかも鳴きやすいトイツが多くて…。

このくらいよければさすがにトイトイにいくべきですが、それ以外ではチートイツでいいケースが多いです。



チートイツとトイトイの使い分けとしてはこんなところですね。

チートイツは守備力の高い役なので、やはり上級者同士の対戦になるとトイトイよりチートイツのほうが増えてきます

ただ、やはりトイトイの鳴けるというメリットは大きく、役牌などで打点が狙えるときは機敏に仕掛けていきたいです。

各個人の間でもチートイとトイトイは意見が分かれる部分です。
この記事を参考にしつつ自分なりの判断基準を作っていただければ最高だと思います。


それでは。


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