二階堂瑠美。EX風林火山所属のMリーガーだ。
Mリーグ2021のドラフトでEX風林火山から指名を受けたことで、Mリーグ初の姉妹Mリーガーとなった。
本記事では二階堂瑠美の麻雀との出会いや雀風について解説していく。興味のある方はぜひご一読を。
基本プロフィール
生年月日:1980年9月27日
出身地:神奈川県鎌倉市
血液型:A型
趣味:読書、ゲーム
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麻雀との出会い
もともとパズルやゲームが好きな子どもだった瑠美。実家が雀荘だったものの、麻雀に触れる機会はあまりなく、興味もそれほど無かった。
そんな瑠美が麻雀を始めたのは、やはり妹である亜樹の影響が大きい。小さい頃に姉妹の両親は離婚。祖母の家に預けられ暮らしていたが、亜樹は中学を卒業後、上京し雀荘で働くようになった。
一方で瑠美は高校に通っていたものの、自分の食い扶持を稼ぐためにバイトをする必要があり、なかなか高校にも通えない。
2留して3回目の高校1年生を迎えたときに高校を中退。亜樹のいた雀荘で瑠美も働くようになった。そこで間近に麻雀と接し、初めて興味を持つようになった。
ウェイトレスとして働き始めた瑠美だったが、しばらくすると麻雀を覚えて仕事として打つようになる。
ほぼ毎日のように麻雀を打ち、1日13時間打つこともザラだったという。さらに仕事終わりにも麻雀を打つほどの生活を送っていた。
そして働き始めてから1年後、2000年に19歳で日本プロ麻雀連盟16期生としてプロデビューを果たした。
亜樹についての詳細記事はこちら。
プロ入り後の活躍
瑠美はプロ入り後比較的早くから活躍。初のビッグタイトルは2006年に獲得した第17期麻雀最強戦のプロ大会優勝。
最強戦といえばプロアマ問わず参加できる麻雀界のビッグタイトル。
17期最強位はプロのみの部門があり、そちらでプロ最強位を獲得したということらしいが、それでもプロのトップということだから、やはり「持っている」ものがある。
また、その後も放送対局などで実績を重ね、33歳で第11期のプロクイーンを優勝した。
その後はタイトルに恵まれなかったものの、Mリーグから指名を受けた2021年に第19期のプロクイーンを優勝。
さらに2022年には初の女流プロとしての麻雀グランプリMAX戴冠を果たした。ベテランプロの域に入りつつある瑠美だが、まだまだ力は衰えていない。
Mリーグでの活躍
Mリーグには2021シーズンからEX風林火山のドラフト指名を受け参戦。
しかし、個人スコアは-275.8ポイントで32人中の29位と苦戦。セミファイナルでも-45ポイントで24人中17位の成績と活躍できず、チームはセミファイナル敗退となった。
個人成績
2021シーズン
レギュラーシーズン:-275.8
セミファイナル:-45.0
チーム成績
レギュラーシーズン:4位
セミファイナル:5位敗退
チームメイト
勝又健志
早稲田大学卒業の高学歴プロ。麻雀IQ220とも言われるほどの情報処理能力の高さが特徴。
松ヶ瀬隆弥
渋谷ABEMAS多井に続く、2人目のRMU所属のプロ。EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディションを勝ち抜いてMリーガーになった。
二階堂亜樹
Mリーグ初の姉妹Mリーガー、二階堂姉妹の妹。長きにわたり女流プロの第一線で活躍している。
中卒で麻雀店で働くなど、漫画化や映画化されるほどの波瀾万丈な人生を歩んでいる。
YouTube活動
Mリーガーになってからは二階堂姉妹でYouTubeチャンネル「るみあきチャンネル」も運営している。二階堂姉妹のファンであれば視聴必須だ。毎日更新なのがファンには嬉しい。
瑠美の雀風
瑠美の雀風といえば通り名ともなっているとおり、まさしく「天衣無縫」だ。
異常ともいえるほどの手役派であり、ときには勝負を度外視して手役を追うこともあるほど。
自由な打ち方で最高打点を追求する。形に囚われないのが瑠美の麻雀だ。
瑠美の麻雀で一番衝撃を受けたのはこの一番。
通常ソーズのチンイツを狙っていく場面で緑一色狙いの一打。
あくまで麻雀の効率でいえば全くもって非効率な一打だが、まさしくこれが二階堂瑠美ブランド。
ただ満貫やハネマンを狙うより100倍ワクワクする。上手いとか下手とかではなく、強い意志を感じる一打にプロとしての矜持を感じた。
Mリーガーとなったことで、チームの勝利のために打つことも必要にはなると思うが、ぜひ面白い麻雀をMリーグの舞台でも魅せてほしい。
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