東城りお。セガサミーフェニックス所属のMリーガーだ。
「ミス・パーフェクト」と呼ばれるほどの美貌を備えた女流プロ。彼女の波瀾万丈な人生を追っていこう。
基本プロフィール
生年月日:1990年9月18日
出身地:秋田県
血液型:A型
所属プロ団体:日本プロ麻雀連盟
趣味:ゲーム、アニメ、漫画
東城りお、という名前は芸名。銀魂に登場した『いちご100%』のパロディの「東城歩」と、パチスロの『リオパラダイス』の「りお」を掛け合わせたもの。
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麻雀との出会い
高校中退
麻雀と初めて出会ったのは小学5年生の頃。東城の父親が麻雀を趣味のひとつとしており、父親にPCでやる麻雀ゲームのやり方を教えて貰ったのが始まりだった。
その時点ではピンフやらタンヤオやら役もろくに分からない程度ではあったが。
ただ東城は小学校ではバスケと水泳、中学では陸上部と活発な幼少から思春期を過ごし、別段麻雀にハマることはなかった。
しかし、中学3年の受験時に肺気胸*1になって3週間入院。さらに退院したその日に肺の違う箇所にまた穴が開き、さらに2週間入院ということがあった。
そのため高校では帰宅部となり、有り余っている体力をゲームにばかりつぎ込む生活になってしまう。
その傍ら、中学生になってからはネット麻雀を始めていて、実際の麻雀は高校1年の16歳の頃に友人と遊ぶようになった。ただ麻雀プロという存在は知らず、あくまでゲームとして楽しんでいた。
そんな生活を続けるうち、高校に通う意味が見つけられなくなり、高校2年の時、高校を中退した。
上京
中退してからは、小さい頃からなりたかった歌手やモデルを目指して上京。
スカウトを受けたまではいいものの、所属した事務所にいたのは数ヶ月のこととなる。
なんと事務所の社長が逮捕されるという自体に。実家に戻り荷物をまとめ、東京の引っ越し先も見つけて、という矢先の出来事であった。
事務所がなくなってしまったので、知り合いのモデルの先輩に仕事をもらったりしながら、パチンコ屋さんと麻雀店でもアルバイトをするという生活をしていた。
ウエイトレスのアルバイトをしていた渋谷の麻雀店で、麻雀プロという存在を初めて知ることになる。
ウエイトレスではなく麻雀を打ちたいと考えていた東城。同店では麻雀プロしか麻雀を打たせてもらえないということもあり、プロを目指すこととなった。
店のスタッフはほとんどが日本プロ麻雀協会の所属ということもあり、2012年、20歳の時に日本プロ麻雀協会に第11期前期としてプロ入りした。
プロ入り後の活躍
麻雀プロとしての活動
プロ入り後は、いろんなお店からゲストで呼ばれるようになり、新宿にあった麻雀店の専属プロとなる。
この時期に勉強会や店のゲストとして来ていた、日本プロ麻雀連盟の伊藤優孝、山田浩之、前原雄大などのプロと出会う。
それらプロの方々に麻雀を教えてもらったり話をする中で、麻雀の楽しさを改めて実感し、極めていきたいという思いが芽生える。
所属人数が多かったり、メディアに強かったりと、よりいろいろな経験を積むことが出来そうと考え、プロ1年目の時点ですぐに日本プロ麻雀連盟29期生として連盟に転籍した。
結婚後に一時プロ活動を休止していたこともあり、しばらく目立った活躍はなかったものの、2021年に初の個人タイトルとなる、第15期夕刊フジ杯麻雀女王決定戦で優勝。今伸び盛りのプロといえるだろう。
グラビアアイドルとしての活動
日本プロ麻雀連盟所属の女流プロの人気投票では、KONAMI麻雀格闘倶楽部の高宮まり、KADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳とともに、必ず名前が挙がるほどの人気女流プロである東城。
麻雀プロとしての活動をする傍ら、その美貌とスタイルを活かしてグラビアアイドルとしての活動も行っていた。
麻雀番組でもおなじみCSチャンネル「MONDO TV」で放送されるグラビア動画『女神降臨』に出演。
価格:4,178円 |
また2015年にはとなるグラビアDVD「Rio TIME!」を発売するなど卓外での活動にも余念がない。
価格:3,547円 |
YouTube活動
東城は「りおみんちゃんねる」という自身のYouTubeチャンネルも運営している。
チームメイトでもあるフェニックスの魚谷侑未と2人で合同運営しているチャンネル。週に1回ほどのペースで動画投稿を行っている。
内容は基本的に魚谷、東城の二人がなにがしかで遊んだりしている動画が多いが、東城がMリーガーになってからはMリーグ関連の動画も上がっているため、こちらも要チェックだ。
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Mリーガーとなった経緯
結婚と活動休止、離婚と復帰
2018年8月1日、自身のブログで一般男性との婚約を発表した。
結婚後、東京を離れて長野県に引っ越すことが決まっていたため、これに合わせて一時プロ活動を休止していた。
もともとはプロ自体を辞める予定だったが、東京を離れる際に日本プロ麻雀連盟の森山会長と会い、今残っている仕事が全部無くなった時にやめるかどうかは改めて考えろと言われ、休会という形を取った。
Mリーグ創設時からドラフト候補には挙がっていたものの、こういった経緯もあり指名されることはなかった。
しかし、結婚以後も麻雀プロの戻りたいという思いは募るばかりだった。結局、結婚から2年後には離婚していたことを2021年8月に自身のyoutubeチャンネルで公表した。
この離婚をきっかけに麻雀界に復帰。プロ雀士としての休養期間でも続けていたライブ配信などを行い、ファンとつながり続けていたことが、復帰につながる大きな理由となった。
復帰後に前述した第15期夕刊フジ杯麻雀女王決定戦で優勝やロン2カップ2021winter 優勝などを達成。
もともとの人気の高さと合わせて、これが指名の決め手となったのであろう。2021年8月2日、Mリーグドラフト会議にて、セガサミーフェニックスから1巡目指名を受けMリーガーとなった。
Mリーグでの活躍
2021シーズン、東城はレギュラーシーズン+59.4ポイントで32人中15位とまずまずの成績。セミファイナル・ファイナルでもわずかながらもポイントをプラスした。
チームはファイナルでKADOKAWAサクラナイツに敗れ、惜しくも2位に終わった。
個人成績
2021シーズン
レギュラーシーズン:+55.9
セミファイナル:+6.3
ファイナル:+2.9
チーム成績
レギュラーシーズン:5位
セミファイナル:4位
ファイナル:2位
チームメイト
魚谷侑未
女流の中でトップクラスの実力を誇る。鳴きを使いこなすスタイルと魚谷という名前から「最速マーメイド」の異名を取る。
近藤誠一
独特な手順で高打点のアガりを作る、非常に華のある麻雀を打つ。
茅森早香
あまり練習をせずに結果を残すことから、「天才すぎるオンナ雀士」と呼ばれている。
東城の雀風
休止していた時期などもあり、まだプロ歴が浅い東城にはハッキリとした雀風というのは難しい。
しかし、押しが強くまっすぐリーチに向かう麻雀は見ているとスカッとした気持ちを与えてくれる麻雀だと私は思う。
自由な雰囲気のあるフェニックスに入り、どのような進化を見せてくれるのかに期待したい。
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Mリーグを戦っている32名のMリーガーについて、解説記事を書いている。興味のある方は是非こちらもご覧いただきたい。
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*1:肺に穴が開いて空気が胸の中に漏れる疾患。症状としては胸痛、呼吸困難、咳など