神域リーグ第6節、第16回戦東2局。因幡はねるさんは2万点持ちのラス目。第1ツモを引いてこの形。
唯一良い点は自風のがトイツなくらいのものスゴい悪い手。なんとかを鳴いて1000点でアガるというのが普通だと思いますが、この局面で因幡はねるさんの構想力が出ます。
まず2巡目にをポン。さらに4巡目にはをポンして手牌は下記の形。
ポン ポン
全くのバラバラですが、2つのポンで相手に圧力をかけて足止めをしつつ、あわよくばトイトイなどでアガろうという仕掛け。
これはかなり鳴きに慣れていないと出てこない発想です。まるでその日解説をしていた鈴木たろうプロのような仕掛けですね。
そこからさらにを重ねて鳴くと、の手牌からトイトイを狙って切りの単騎待ちに受けます。
アガるだけなら単騎の方が圧倒的に良いですが、一気のトイトイを狙うという強い意志が見えます。
そして終盤にを重ねてトイトイのテンパイを入れます。
ポン ポン ポン
結局、この局はアガりは出なかったものの、因幡はねるさんの鳴きの実力が垣間見えた1局となりました。
因幡はねるさんは現在個人最下位ですが、実力は間違いなくあります。終盤戦に向けてこの実力に運がついてくることを期待しています。
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