第19試合、南4局。鴨神さんはラス目でオーラスの親を迎えていました。
村上淳:31500
咲乃もこ:29300
松本吉弘:24900
鴨神にゅう:14300
やや不運に見舞われながらも、きっちり食らいつきこの親でマンガンでもアガれば一気にトップが見える位置に来ています。
しかし7巡目に村上プロがの先制リーチ。さらに松本プロも仕掛けて、のツモればトップのテンパイ。
ラス目の鴨神さんはオリるわけにはいきません。2人がテンパイしている状況で手牌はこのイーシャンテンです。
ここに持ってきたのがなんと。現在ラス目の状態ですから、ツモ切りでもなんら責められる場面ではないですが、ここで鴨神さんが切ったのは。
が場に2枚切れており、確かにはあまり必要なさそうですが、オーラスのこの場面でアガりに向かうなら受け入れを減らすことはしたくないはず。
それでもを切ったということはがかなり松本プロにアタる可能性がある、と判断したということでしょう。
この判断がどんぴしゃで放銃を回避。次巡に松本プロが村上プロに放銃してこの半荘は終了。鴨神さんの順位はラスからラスのままですが、素点を守りました。
オーラスのギリギリの場面になってもきっちり状況を見て的確な判断を行う。まさしく世界最強AIの面目躍如といったところでしょうか。
簡単に勝負を投げたり、あっさり打ってしまったりせずに少しでも得するように粘る。この精神を見習いたいですね。
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