日本プロ麻雀連盟主催「AKracing杯」の第2回大会が9月1日より開催されている。本記事では予選A卓の試合結果についてまとめていく。
AKracing杯の大会概要、他出場者の情報などについては下記の記事を参照いただきたい。
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出場者
瀬戸熊直樹
前田直哉
滝沢和典
白鳥翔
試合結果
1回戦
席順
東家:滝沢和典
南家:前田直哉
西家:白鳥翔
北家:瀬戸熊直樹
東場の展開
東1局、前田が白ポンから仕掛け。瀬戸熊がカン7mのタンヤオ三色ドラドラでテンパイしダマ。前田も3-6-9pのテンパイを入れ、2人のめくり合いの格好に。
ここは瀬戸熊が9pを掴んで前田に放銃。1000点のアガりで開局した。
東2局、前田にドラの白トイツ。これを5巡目に仕掛ける。白を鳴かせた瀬戸熊もイーシャンテン。これを見て滝沢が喰いタンで速度を合わせてカン5mテンパイ。
そして次巡に前田はペン3sのテンパイ。これに瀬戸熊が放銃し12000の大きなアガりとなった。
東2局1本場、滝沢がカン5sを埋めて1-4mで先制リーチ。親の前田は5p8pのシャンポンでテンパイしダマ。だがここは滝沢がそのままツモって2000-4000。
東3局、瀬戸熊はピンズのホンイツ。前田はチートイツ。滝沢はカン7mでテンパイし役なしでひとまずダマ。
親の白鳥は中盤に喰いタンを見た仕掛け。終盤に4-7mでテンパイ。結果、白鳥と滝沢のめくり合いとなったが、ここは滝沢に軍配。最後のツモ番で7mをツモって500-1000。
東4局、前田が発ポンから仕掛け。白鳥が3-6pでテンパイし先制リーチ。これに前田は西のトイツ落としで回る。滝沢は1-4pのピンフでテンパイしダマ。
ここは高打点のイーシャンテンだった瀬戸熊が3pを打ち出し、白鳥に1300放銃。
南場の展開
南1局、白鳥がイーペーコーを完成させての6-9sで先制リーチ。瀬戸熊は回りながらチートイツでテンパイしドラ単騎で追っかけリーチ。ここはアガり出ず、白鳥と瀬戸熊の2人テンパイで流局。
南2局1本場、滝沢がドラの南を止めつつ重ねて2-5mダマテンパイ。これに白鳥が飛び込み5200放銃。
南3局、滝沢が発をポンテンにとって6-9sで先制テンパイ。これがテンパイが入った瀬戸熊から打たれ3900のアガり。滝沢トップ目でオーラスへ。
南4局、滝沢がピンフの6-9pテンパイでダマ。ラス親の瀬戸熊はフリテンの3-6mでリーチ。これを見て滝沢はオリ。他2人も行けず、瀬戸熊の1人テンパイで流局。
南4局1本場、瀬戸熊が4-7mで先制リーチ。これをそのままツモって2000オール。
盤に8m単騎で先制リーチ。前田はフリテン5面待ちでテンパイしダマ。
前田は8mを掴んでしまい、テンパイから押し。これで瀬戸熊が7700のアガり。これで瀬戸熊は2着目に浮上。
南4局2本場、滝沢が6sチーから一通で仕掛けてペン3sのテンパイ。白鳥は終盤にカン3sでテンパイしリーチ。前田も8pチーから2-5-8sテンパイを入れる。
瀬戸熊はオリ。それを見て滝沢もオリ。前田も3sを引いてオリ。結果、白鳥の1人テンパイで流局。
最終結果
1着:滝沢和典 46100
2着:瀬戸熊直樹 26300
3着:前田直哉 24500
4着:白鳥翔 22100
供託1000点は2回戦に引き継がれる。
2回戦
席順
東家:瀬戸熊直樹
南家:前田直哉
西家:白鳥翔
北家:滝沢和典
東場の展開
東1局、白鳥が自風の西ポン。滝沢は白ポン。滝沢が6-9sで先制テンパイを入れると、これに前田が放銃。滝沢が2000のアガり。
東2局、白鳥が4巡目に5-8pで先制リーチ。これに滝沢が中をポンして2-5pで追いつく。滝沢は8pを引いて4p単騎に待ち変え。ここは白鳥が赤5pをツモアガり。裏2枚でリーのみを2000-4000にした。
東3局、親の白鳥は3-6mでテンパイするも一旦イーシャンテンに戻して一通と三色を見る。次巡に2p単騎でテンパイし直しダマ続行。
滝沢はペン7pの三色ドラドラでテンパイしダマ。瀬戸熊は3pチーから喰いタンドラ3の8m単騎でテンパイ。3人のめくり合いとなるが、ここは滝沢が2pを掴み、白鳥の2000のアガりとなった。
東3局1本場、親の白鳥は中盤1mポンから形テン狙いの仕掛け。カン8sでひとまずテンパイ。そこに前田がカン8mでリーチ。白鳥はオリ。他2人もテンパイは取れず、前田の1人テンパイで流局。
東4局2本場、親の滝沢はダブ東ポンから少しホンイツが見える形。だが染めには行かず、カン5mでテンパイ。同巡、前田が2p4pのタンヤオでテンパイしダマ。
さらに滝沢から出たドラの3sをチーして瀬戸熊が5-8pテンパイ。ここは2pが白鳥から出て2600のアガり。
南場の展開
南1局、白鳥は東ポンからホンイツへ向かう。白鳥が白をポンすると、白鳥から出た発を親の瀬戸熊はポンテンにとって4m北のテンパイ。
そして瀬戸熊は赤5mを引いてフリテンの3-6mに待ち変え。白鳥は9m南でテンパイ。だが瀬戸熊が3mをツモって1000オール。連荘に成功。
南1局1本場、前田がダブ南ポンから仕掛け、ピンズのホンイツに向かう。だが瀬戸熊に4-7mの先制リーチが入る。前田も1p6pでテンパイを入れる。
さらに白鳥が5-8mで追いつき追っかけリーチ。これを瀬戸熊から一発で捉えて8000のアガり。トップの滝沢に一気に迫る。
南2局、白鳥が発ポンから真っ直ぐアガりに向かう。1m5sのテンパイを入れる。瀬戸熊はテンパイを取れる形だったがイーペーコーや三色を見てテンパイ外し。そして次巡に5-8pで高目三色の先制リーチ。
白鳥は3-6m→2-5mと待ちを変える。瀬戸熊と白鳥のめくり合い、ここは瀬戸熊に軍配。8000のアガり。
南3局、親の白鳥がソーズのホンイツ一直線。白ポンから5巡目に西発シャンポンテンパイ。これをあっさりツモって2600オール。
南3局1本場、白鳥にドラドラ。瀬戸熊はチャンタの仕掛け。オーラスのハネツモに賭ける。白鳥はカン6sのタンヤオドラ3でテンパイしダマ。
前田はカン6pでリーチもこれは山にない。そこに白鳥が6-9sに変化して追っかけリーチ。このめくり合いは白鳥の勝ち。前田から12000をアガり、白鳥がトップ目に。
南3局2本場、瀬戸熊はソーズの一色。6-9sで先制テンパイ。そこに滝沢も喰いタンで仕掛けて2-5-8mのテンパイを入れる。
前田もカン6mのテンパイを入れると、これがホウテイで白鳥から出る。5200のロンアガりで滝沢との差が詰まる。
南4局、親の滝沢は南ポンから仕掛け。4s4pのシャンポンテンパイ。そこから4s7pに変化。これを瀬戸熊からアガり1500。
南4局1本場、瀬戸熊と前田は国士。白鳥が5-8pでテンパイし先制リーチ。これに滝沢が放銃し12000。白鳥がトップで終了。予選勝ち上がりを決めた。
トータルスコア
1位:白鳥翔 55500
2位:滝沢和典 30000
3位:瀬戸熊直樹 20900
4位:前田直哉 13600
その他タイトル戦の試合結果はこちら
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