神域リーグは9月12日に最終節が開催されます。それに向けてちょっとポイント状況を整理しておきましょう。第9節までのチームポイントランキングは以下のようになります。
1位:チームアトラス +240.2
2位:チームゼウス -4.1
3位:チームヘラクレス -42.4
4位:チームアキレス -193.7
チームアトラスがぶっちぎりの+240.2ポイント。他チームは2位のゼウスでもマイナスという厳しい状況です。
神域リーグは順位点が1位から+50/+10/-10/-30。つまり自チームがトップ、相手チームがラスという試合結果であれば最低でも80ポイントは差が詰まるわけです。
ということはゼウスは全半荘でアトラスとトップラスを決めればほぼ素点関係なく優勝。ヘラクレスはトップラスを決めた上で素点が4万点ほど必要です。
ただ、本当にトップラスを決めた場合、ある程度素点の上下は出るでしょうから、4万点くらいはなんとかなると思います。
アキレスはトップと433.9ポイント差だから1半荘あたり150ポイントが目標になります。ですから最低でも3連勝は絶対条件です。
その上でアキレスの場合はゼウスとヘラクレスをかわすことも考えなければならず、アトラス以外の他2チームもある程度沈めた上で最低でも1試合平均75000点くらいのトップは取らないといけません。
一方で現状首位のアトラスは3試合中1試合でもトップを取ればほぼ間違いなく優勝。1試合でも2着以上になれば残り2回がラスでもヘラクレスかゼウスが3連勝しない限りは大体優勝です。
しかも全試合3着やラスだったとしても、ゼウス2トップ、ヘラクレス1トップのようにどちらかのチームが3連勝でなければ、その場合もアトラス優勝のケースがそこそこあります。こう考えていくと、やはりアトラスは相当有利なことは間違いありません。
ですが、だからといってアトラスは守ってばかりいればいいかというと、そういうわけでもありません。全チーム優勝を目指してくる以上、残り全試合トップ取りの麻雀になります。
こうなると全員が親番ではとにかく連荘を狙うでしょうし、子方の場合も隙あらば得点を稼ごうとできる範囲で大きな手を作ろうとするでしょう。さらにいえば状況次第ではアガっても見逃しなどが発生する場合もあるでしょう。
そうなると全体的に局進行はスローペースとなり、親連荘が発生しやすい状況になります。
ですから下手に守りに入ってしまうと親連荘が延々と続き、10万点トップなんてこともあるかもしれません。1回でも10万点トップなどということが起こってしまえば、いくらポイント状況が有利とはいえ悠長にはしていられないでしょう。
アトラスのメンバーに必要なのはとにか普段通りの麻雀を打つことです。変に考えて守りに入ったり、逆に焦って攻めたりというのが一番怖い。いつもと同じ基準で攻めて守って、と打てば十分優勝は見えてくるでしょう。
一方で他3チームの打ち方はシンプルです。とにかくトップを狙って打つ!攻め一辺倒、というわけではありませんが、これが最後の試合なのだととにかく強気で打ってほしいです。
麻雀というのはその性質上、信じられない逆転劇が起こってしまうこともあるゲームです。一体最終節はどんな展開になるのか、私自身楽しみに観戦したいと思います。
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