麻雀初心者でも楽しめる作品から、麻雀玄人をもうならせる漫画まで麻雀漫画は多岐にわたります。
本記事では筆者がこれまで読んできた麻雀漫画についてご紹介。麻雀が分かる人も分からない人も、是非一度読んでいただきたい作品をまとめています。
今回は「天ー天和通りの快男児」をご紹介。有名な「アカギ」の元となった作品ですので、「アカギ」ファンにもオススメの一冊です。
天ー天和通りの快男児
天ー天和通りの快男児(1)新装版 (近代麻雀コミックス) [ 福本伸行 ] 価格:858円 |
漫画のあらすじ
漫画の主人公はタイトルにもある天。本名は天貴史という雀ゴロです。そこにもう一人の主人公ともいえる存在・井川ひろゆきが表れることで物語が始まります。
ひろゆきはある雀荘で天と麻雀を打ちます。ひろゆきは終始優勢に勝負を進めるも、一時の隙を突かれてイカサマで天和・九蓮宝燈のダブル役満をアガられて敗北します。
ですがその戦いを切欠に二人の間に縁が生まれ、二人は裏社会でのヤクザの代打ち麻雀に足を踏み入れていくようになります。
手に汗握る闘牌シーン
物語は中盤、その代打ち麻雀を中心に話が進んでいきます。実力者達が東・西に分かれて集まり戦う「東西戦」です。
この実力者同士の戦いでは麻雀の実力はもちろんのこと、イカサマという「力」で相手をねじ伏せたり、相手の思考を読み切り罠を仕掛けたりと、熱い闘牌シーンが描かれます。
福本先生の麻雀漫画の作品の中でも特に麻雀にフォーカスした部分が多く、麻雀を楽しむのに最適な漫画だといえると思います。
「アカギ」の元となった漫画
有名麻雀マンガの一つである「アカギ」ですが実はスピンオフ作品なのです。「天ー天和通りの快男児」にてアカギは老いた姿で登場しています。その若い頃を描いた作品が「アカギ」なのです。
天ー天和通りの快男児ではアカギでは見ることのできない、ある種人間らしさを持ったアカギの姿を見ることができ、その点も面白い作品だといえます。
天とアカギの対比
ややもするとネタバレになってしまいますが、この作品の終盤アカギは自身の安楽死を考え、死ぬ前に通夜を開いて登場人物達と対話します。
この中で描かれる一連のシーンは登場人物達を通して、様々な人生の考え方や死生観が描かれています。特に主人公である天とアカギは考え方が全く正反対であり、二人の間のやりとりは我々にも考えさせられる部分があります。
以上が「天ー天和通りの快男児」の紹介となります。有名な漫画ではありますが、刊行年代が古いだけに最近の人は読んでいない、という方も多いかもしれません。
ですが間違いなく麻雀漫画の中でも傑作に入る漫画であり、ぜひ一度読んでみることを私自身は強くオススメしたい漫画です。
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