10月3日よりMリーグ2022レギュラーシーズンがまもなく開幕します!さてMリーグに限らず、スポーツ観戦にあたってひとつ重要なのは、推しの選手を決めることだと思います。
本記事ではMリーガー達の簡単な紹介をまとめています。Mリーグ観戦の際の参考にしていただければ幸いです。
この記事は後編です。残りのMリーガーの方達は下記の前編にてまとめていますので、こちらの記事もよろしくお願いします。
渋谷ABEMAS
多井隆晴
麻雀界の中でも最強といわれている男。自分が世界で麻雀が一番強い公言してはばからないが、実際最強クラスの打ち手であることは疑いようがない。
Mリーグでは初年度にレギュラーシーズン1位のポイントを記録すると、4年連続+200ポイントを記録。安定感のある強さでチームを引っ張っている。
打ち方はどちらかというと守備派に分類されるのだろうか。とにかく攻撃する局と守備に徹する局の切り替えがハッキリしており、守備の局の中でも高打点の手だけは逃さないという手組のバランスが素晴らしい。
個人のYouTubeチャンネル「たかちゃんねる」を運営しており、こちらも登録者10万人突破と麻雀プロの中では登録者が一番多い。こちらも要チェックだ。
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白鳥翔
副業を魔法少女といってみたり、髪型を毎度のように変えてみたり、という不思議系雀士。ただ麻雀の実力は本物であり、2019シーズンから昨年まで毎年プラス100ポイント以上をマークする安定感を見せている。
打ち方としてはバランス型。技術に得意不得意がなく、相手に合わせて多彩な打ち回しを見せるのが白鳥流といえる。特に押し引きについての感覚に優れ、供託を回収するのが上手いことから供託泥棒とも呼ばれている。
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日向藍子
MCに実況、麻雀界でマルチに活躍する女流プロ。Mリーグ初年度からMリーガーの有力候補として名は挙がっていたが、指名されず。
だが同年にプロクイーンのタイトルを獲得し、YouTubeでの活動も積極的に行うなど実績を積み重ねていき指名されるに至った。
明るく愛らしい笑顔を持ち、トーク力も高いためファンは多い。ややアニメ声であり、ツモの発声のとき「チュモ」とコメントで言われるのがお約束。
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松本吉弘
Mリーグに所属する男子プロの中では最も若手。にもかかわらず、麻雀の実力・実況の能力、共にトップクラスであり、これからの麻雀界を担っていく人物の1人。
かなりの強面でついた二つ名は「卓上のヒットマン」。雀風としてはこれといった特徴がないのが特徴。メンゼンと鳴きを使い分け、押すべき場面は押し、引くべきところは引くというバランスの良さが成績につながっている。
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セガサミーフェニックス
魚谷侑未
二つ名は最速マーメイド。その名から想像できるように鳴いて仕上げる麻雀を得意とする打ち手。女流プロとしてトップの実力を持つのはもちろんのこと、2018年には王位や日本オープンなど男子プロも出場する大会で優勝。男子プロの中でもトップクラスの実力を持っていることを証明した。
Mリーグでも2019シーズンにレギュラーシーズンMVPの成績を残すなどの活躍を見せている。ちなみにU-NEXTパイレーツに新たに入団した鈴木優プロとは師弟関係にある。
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茅森早香
あまり勉強せずに結果を出すことから「天才すぎるオンナ雀士」と呼ばれる。雀風はメンゼン重視のバランス型。プロ入り当時から守備力には定評があり、その中でキッチリ手を仕上げていく。
Mリーグ2018では平均打点王を獲得。2018以降は平均打点はタイトルではなくなってしまったものの、毎年高い平均打点をマークし2021シーズンも唯一の8000点超えで1位となっている。
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近藤誠一
Mリーグ最年長選手。プロ入りも33歳と遅く、プロ入り後はしばらく活躍できていなかったが、ベテランとなった最近になって爆発。49歳にして初タイトルとなる最高位を獲得して以降、活躍を現在まで続けている。
その打ち方は非常に独特。一般的な打ち方とは全く異なる手順で高打点を作り上げるという異色の打ちスジ。その上で強いというある意味でプロの理想を体現している。ちなみにMリーガー唯一の左利き。
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東城りお
その美貌から「ミス・パーフェクト」と呼ばれる女流プロ。元々は歌手やモデルを目指して上京しており、グラビアアイドルとしての活動も行っていた。日本プロ麻雀連盟所属の女流プロの人気投票では、必ず上位に入ってくる人気プロ。
結婚後一時プロ活動を休止していたが、2021年に夕刊フジ杯麻雀女王決定戦で優勝。休止も含めプロ歴が浅いため、まだハッキリとした雀風があるとは言い難いが、押しが強くまっすぐリーチに向かう麻雀を打っている。
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TEAM雷電
黒沢咲
ほとんど鳴かずに高打点の手を作っていく、というセレブ打法の使い手。その打ち方は非常に徹底しており、鳴いてマンガンの手を鳴かずにリーチしてハネ満を作るといった光景も見られる。
それ故、副露率はMリーグの中でも1、2を争う低さだが、毎年のように勝ち越しをマーク。鳴き麻雀を標榜する私からすると理解できないが、こういう強さの麻雀もあるということで観戦するぶんには非常に面白い。
ちなみに打法がセレブなだけでなく、黒沢の父親は会社の社長らしく実家もセレブ。
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瀬戸熊直樹
日本プロ麻雀連盟のタイトル・鳳凰位3期や十段位3連覇など、連盟のトッププロ。2021年には麻雀最強戦優勝も果たしている。
打ち方のタイプとしてはかなりのメンゼン派でMリーグの中でも副露率は同チームの黒沢・萩原らと並んで一番低い位置にある。その上で非常に押しが強く、役なしの手をダマで押すなどかなりギリギリまで踏み込む。
ただMリーグでは今ひとつの成績であり、2021シーズンは32人中最下位の成績。来シーズンの飛躍に期待したい。
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萩原聖人
古くから俳優として活躍しつつ、アマチュアの強豪として名をはせていたが、Mリーグの立ち上げにあたり、麻雀への想いを新たにしてプロ入りした。
麻雀のスタイルはメンゼンで手役を狙っていくタイプ。Mリーグは赤入りの麻雀のため、手役を狙うことがマイナスに働く場面も多く、通算でマイナス1000ポイント以上負け越している。ただそれでも自分の打ち方を変えないという信念は尊敬に値する。
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本田朋広
TEAM雷電のイケメン担当。2019年度の麻雀グランプリMAXにて予選で大三元を2度和了し、「北陸の役満プリンス」と呼ばれるようになった。
元々日本プロ麻雀連盟の北陸支部に所属しており、試合の富山から上京していたが、Mリーグに所属してからは上京している。
雀風はバランス型。ただ鳴きを多用するタイプではなく、メンゼンでの麻雀を大事にする傾向があり、雷電のチームカラーにはマッチしている。
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U-NEXTパイレーツ
小林剛
パイレーツのエースでありキャプテンのポジション。ファンやチームメイトからは船長とも呼ばれる。
麻雀の打ち方は完全な副露派。とにかく鳴いてアガりの回数を増やすことで、結果的に守備にもつながるという考え方で、Mリーグの中でもトップクラスの副露率を誇る。その上で相手の手を読む力も備えており、中々放銃しない守備力を兼ね備える。
それに加えて小林の目立つ点はそのメンタルにある。どんなときでも揺れないそのメンタルは常人のものではなく、麻雀サイボーグやロボなどの愛称でも呼ばれる。
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鈴木優
今期より新たにU-NEXTパイレーツに加わったメンバー・その1。豊橋初の麻雀プロとしてデビューするが、その後地元・豊橋で雀荘を作りたいという夢を抱き、プロを辞め経営に打ち込んだ。
自身の雀荘で出会ったのがセガサミーフェニックス・魚谷。鈴木に教えを請い、師弟関係となる。そして魚谷に麻雀を教えているうち、自身もプロへの情熱が燃え上がり、プロ活動を再開。2021年に第46期最高位に輝くまでとなり、見事Mリーグ入りを果たした。
雀風はとにかく攻撃型。本人としてはそれほど自分が攻撃型だとは思っていないようだが、周囲からは「戦闘民族」と呼ばれるほど押しが強い。またルックスも端正であり、礼儀正しいことからファンが多い。
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仲林圭
今期より新たにU-NEXTパイレーツに加わったメンバー・その2。大学3年生のころに雀荘のメンバーとして働き始め、そこで後に師匠となる吉田光太と出会い、プロを目指すようになる。
吉田光太は「龍を宿す右腕」の二つ名を持っており、それに掛けて仲林は「龍を継ぐ者」と呼ばれている。
本人の性格は明るいがやや粗野な面もあるといった感じ。ただ雀風は守備に重点を置いたバランス型で、メンゼンと仕掛けも器用に使いこなす。
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瑞原明奈
観戦から麻雀にはまった珍しい「観る雀」の方。そこから実際の麻雀を打つようになり、その後麻雀が強くなりたいと竹書房が運営するニコニコ生放送のチャンネル『梶やんチャンネル』に生徒役で出演するようになる。
その中で競技麻雀の大会に出場したり、麻雀プロと出会うことで、自身もプロになりたいと思い始め、2014年にプロ入りした。プロ活動と共に2児の母として家庭も支えている。
Mリーグでは2021シーズン、レギュラーシーズンMVPを獲得する活躍。メンゼン主体の麻雀で今年も活躍を見せてくれることを期待する。
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紹介記事後編はこちら
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