9月10日、第47期最高位戦新人王戦ベスト32戦および準決勝が開催された。大会の概要、出場者については下記を参照いただきたい。
決勝戦の出場者は以下の通り。
野間田純(本部)
村中啓太(北海道支部)
加藤浩高(東海支部)
嵯峨寛彬(本部)
小林伸平(関西支部)
決勝では5人で1人ずつ抜け番となり半荘5回戦(各者半荘4回戦)を行う。5回戦終了時、最下位が敗退。残りの4名で6回戦目を行い、トータルスコアがトップの者が優勝となる。
1回戦抜け番は加藤。1回戦トップを取ったのは小林、ラスを引いたのは村中となった。ただ小林は+40.2ポイント、村中は-38.5ポイントでまだまだ大きな差ではない。
2回戦の抜け番は村中。ここで1回戦トップの小林が試合の流れを作る2連続トップ。+41.5ポイントでさらにリードを広げ、トータルスコアは+81.7ポイント。そこに2着2回の嵯峨が+29.1ポイントで追う形となった。
3回戦抜け番はここまでトータルラスの野間田。ここで小林が連対するようなことがあれば、し合いは小林有利に動いていくがそう簡単にいかないのが麻雀の難しさ。
3回戦では小林は-52.6ポイントのラス。トータルでは未だトップだが一気にポイントを失い、優勝争いは振り出しに近い状態に戻った。3回戦終了時点でのポイントは以下の通り。
小林伸平 +29.1
嵯峨寛彬 +16.7
村中啓太 +6.5
加藤浩高 +3.4
野間田純 -55.7
続く4回戦抜け番は嵯峨。ここが勝ち抜けを決める大きな1試合となる。ここで小林は連続ラス。順位を3番手まで落とす。トップを獲得したのは村中。これで村中の最終6回戦進出がほぼ決まった。
そして5回戦。トップを取ったのはここまでトータルラスだった野間田。ギリギリのところから3位に浮上し、最終6回戦出場を決めた。一方でラスを引いたのは加藤。5位に沈み、ここで敗退が決まった。5回戦終了時のポイントは以下の通り。
嵯峨寛彬 +36.9
村中啓太 +29.0
野間田純 +9.5
小林伸平 -8.9
加藤浩高 -66.5(敗退)
そして迎えた最終6回戦。嵯峨と村中はトップを取れば優勝。野間田と小林も着順次第では十分優勝を狙えるポイント差。この6回戦を制したのは村中。+45.7ポイントのトップを獲得。第47期最高位戦新人王は村中啓太となった!
6回戦を終了しての4名のポイントは以下の通り。
村中啓太 +74.7
小林伸平 +0.4
嵯峨寛彬 -1.5
野間田純 -7.1
最高位戦の新たなスターとなった村中プロの今後の活躍をお祈り申し上げる。
その他タイトル戦の試合結果はこちら
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