ドラフトから含めると3月から開催され、半年間行われた神域リーグもついに9月12日の最終節を持って終わりの時が来ました。
こちらのブログでも神域リーグの記事をまとめさせていただいたわけですが、このブログのPV数に多大なる貢献をしていただきました。その点でもありがとうございます。
さてこの神域リーグというイベント。最初はどうなるのかと思いましたが、初回から同時接続3万人超え。しかもその後も接続数は右肩上がりというとんでもないイベントになりました。最終節は5万人を超えましたからね。
神域リーグがこれほどまでに盛り上がるとは予想外でした。もちろんMリーグ発足以降、麻雀の人気は上がっていますし、麻雀を観戦するという楽しみ方が世間に広まっていることは重々承知でした。それにしてもここまでのコンテンツになるとは。
ひとえに神域リーグ参加者達の努力とそれを支えた回りのスタッフ達の献身の賜物だと思います。チーム戦かつリーグ戦ということで試合に物語性が生まれ、その上で参加者の方々が個人やチームで練習することで、よりその物語に感情移入しやすくなります。その結果が右肩上がりの視聴数に表れていたのではないかと思います。
加えて試合内容も素晴らしい。もちろんプロが打つ麻雀ではないですから実力という面ではそれを問うことはできないでしょう。しかし、一方で個々人の個性が出た打ち回し、プロでは絶対やらないであろう手筋から生まれるとんでもないアガりはプロ同士の対局では絶対に得られない別の感動を感じることができました。
例えばチームアトラスの歌衣メイカさんが漢気手順でアガった四暗刻や、第9節で多井プロのリーチに危険牌を何枚も押してアガりきったハネマン。例えばチームヘラクレスの渋谷ハジメさんが理外のカンからリンシャンカイホウを決めてアガりをつかみ取る姿。いずれもMリーグでは見られない「熱」を感じました。
それだけではなく、Aランクの方々が見せるレベルの高い麻雀は玄人をうならせる、こちらも感動の一品です。
例えばチームヘラクレスの千羽黒乃さんが第2節で見せた発と中のトイツのどちらを切るかという選択。放銃を回避したのはもちろん運ですが、千羽さんが自身の頭脳でごく短い時間の間に、きっちり理論立てて考えて、この打牌ができるという思考に尊敬を覚えます。
また例えばチームゼウスの鴨神にゅうさんが第7節オーラスで見せた7mビタ止め。自分がラス目のギリギリの場面であっても捨て鉢にならない冷静な打ちスジに身震いしました。
そしてチームの監督を務めてくださったMリーガーの4名。本人達の麻雀を楽しませていただいたのはもちろんのこと、それ以上にチームメンバーに対して麻雀の技術や対局に臨む心構えを時間を使って教えてられていました。
このことが短い期間でもリーグに参加した全選手がレベルアップし、より締まった好ゲームを見せていただける一因となったと確信しております。
まさしくリーグの名の通り「神域」の麻雀を見せていただきました。今回の神域リーグはこれで終了となるわけですが、来年以降に第2回、第3回と続いていくことをぜひ期待しております。
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