2022年10月8日、第39期十段位決定戦の1日目の試合が開催された。十段位戦は日本プロ麻雀連盟のタイトル戦。予選を勝ち抜いた4名と前年度の十段位の5名で決定戦が行われる。
十段位決定戦は3日かけて行われ、1日に半荘4回戦の全12回戦のトータルスコアで優勝を争う。競技ルールは連盟公式ルール。ルールの詳細は下記を参照。
決定戦の出場者は以下の5名。
荒正義(現十段位)
近藤久春
浜上文吾
三浦智博
魚谷侑未
1回戦
1回戦、抜け番は魚谷。東1局は親の荒が三浦から2000をアガってスタート。東2局にまず試合が動く。親の三浦がトイトイテンパイだった浜上からダマ12000を直撃。
東3局2本場では近藤が2600オールツモ。これで三浦と近藤が並ぶ。その後は小さなアガりで場が進んでいくが、南3局1本場に親番の近藤が3900オールのアガりを決めてトップ目に。近藤がこのリードを守ってトップを獲得。2着には三浦が入った。
2回戦
2回戦の抜け番は三浦。東2局まではほぼ点数が動かずに局が進んだが、東3局で親番の荒が浜上からダマ11600を直撃。これで荒が一歩リード。東3局では浜上が近藤から7700、近藤は東4局1本場の親番で2600オールツモと全員がアガりを見せる展開。
その後、南1局にラス目の浜上が2000-4000ツモ。荒以外の3者が並びのまま終盤に突入していく。オーラスも浜上が2000-3900をツモアガり。荒がトップ、2着に浜上が滑り込んだ。2回戦までのトータルスコアは以下の通り。
荒正義 +11.4
三浦智博 +10.9
近藤久春 +7.4
魚谷侑未 -8.5
浜上文吾 -22.2
3回戦
3回戦の抜け番は荒。浜上が東1局に500-1000ツモ、東2局には近藤から7700とアガりリードを作る。その後は東4局で魚谷が近藤から3900、南2局1本場の親番ではさらに近藤から4800で浜上をかわしてトップ目に。
だが三浦が南2局2本場で500-1000をツモって魚谷の親番を流すと、南3局ではダブルリーチ。これをツモって2000-3900。オーラスも三浦が魚谷から2000をアガって終了。三浦がトップを獲得した。3回戦までのトータルスコアは以下の通り。
三浦智博 +30.4
荒正義 +11.4
魚谷侑未 -0.2
浜上文吾 -17.1
近藤久春 -25.5
4回戦
最終4回戦、近藤が抜け番。東1局は流局で静かなスタート。1本場に全員テンパイという競り合いになるがここを親の浜上が制し、三浦から5800ロン。浜上は三浦からさらに2400も直撃するが、次局に三浦が700-1300をツモ。
浜上が一歩抜け出した形となったが、ここで魚谷が親の荒のリーチをかわして2000-3900ツモ。これで浜上と魚谷が並ぶ形に。すると東4局、親を迎えた三浦が4000オールツモ。2人の競り合いに三浦も参戦。
南2局1本場で浜上が荒から6400をアガるが、三浦も南3局2本場に魚谷・浜上とのめくり合いに勝ち1300-2600。そして南4局に三浦の1人テンパイで浜上を300点かわしてトップに。最後は魚谷の1人テンパイで終了。三浦がギリギリのトップを獲得。荒は一人沈みとなった。本日のトータルスコアは以下の通り。
三浦智博 +45.2
魚谷侑未 +4.0
浜上文吾 -7.6
荒正義 -17.1
近藤久春 -25.5
2日目の対戦は10月15日(土)14:00から行われる。
その他タイトル戦の試合結果はこちら
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