2022年10月15日、第39期十段位決定戦の2日目の試合が開催された。十段位戦は日本プロ麻雀連盟のタイトル戦。予選を勝ち抜いた4名と前年度の十段位の5名で決定戦が行われる。
十段位決定戦は3日かけて行われ、1日に半荘4回戦の全12回戦のトータルスコアで優勝を争う。競技ルールは連盟公式ルール。ルールの詳細は下記を参照。
決定戦の出場者は以下の5名。
荒正義(現十段位)
近藤久春
浜上文吾
三浦智博
魚谷侑未
1日目終了時点でのトータルスコアは以下の通りになっている。
三浦智博 +45.2
魚谷侑未 +4.0
浜上文吾 -7.6
荒正義 -17.1
近藤久春 -25.5
5回戦
5回戦、抜け番は浜上。東1局、親の魚谷が2600オールをツモって快調なスタート。その後は中打点の打ち合いになるが、東3局に親の荒が魚谷から12000ロン。
これで荒が一歩リードするも、近藤・三浦がアガりを取り、荒と点差を詰める。加えて南1局、ラス目に沈んでいた親の魚谷が近藤から12000。さらに1本場で2600オールをツモアガり、一気に魚谷がトップ目に。
だが南2局3本場、荒が魚谷からダマ2000を打ち取って荒が再びトップ目に立つと、このわずかな差を維持したまま半荘終了。荒がトップを獲得、魚谷は2着となった。
6回戦
6回戦の抜け番は三浦。序盤は小さなアガりで局が進む。東4局に魚谷が1300-2600をツモったのが最大打点で、魚谷わずかにリードで南入。だが南1局で親の荒が2600オールをツモってトップ目に。
1本場、南2局とまたも小さな手で場が進み、南3局。ここで親番の近藤が浜上からホウテイで12000を打ち取り、荒・魚谷・近藤のトップ争いに。ここは南3局2本場で近藤が3900オールをツモアガり、これが決め手となってトップを獲得。荒がオーラスに近藤から2600をアガって2着を確保した。6回戦終了時のトータルスコアは以下の通り。
三浦智博 +37.8
魚谷侑未 +14.6
荒正義 +3.9
近藤久春 -22.9
浜上文吾 -34.4
7回戦
7回戦、抜け番は魚谷。7回戦は荒がリードする展開に。東場が終了した時点で45600点のトップ目。そこから周りもアガってじわじわと取り返すも、南2局1本場に荒がダマ7700を近藤から打ち取って勝負あり。荒が5万点超えのトップを獲得した。
2着は浜上と三浦の争いだったが、オーラス三浦が2着目からきっちり2着確保のアガりを決めて決着。荒はこのトップでトータル首位に浮上した。7回戦終了時のトータルスコアは以下の通り。
荒正義 +40.5
三浦智博 +36.6
魚谷侑未 +14.6
浜上文吾 -43.5
近藤久春 -49.2
8回戦
8回戦、抜け番は荒。8回戦もそれほど大きなアガりは出ずに局が進行していく。東4局、魚谷が親番で1300オールをツモアガるが、1本場では三浦が魚谷から8000。三浦がトップ目で南入。
南1局、浜上が近藤から7700をロンアガり。浜上と三浦の熾烈なトップ争いとなったが、最後は三浦が近藤からダマのチートイツをアガってトップを獲得。三浦がトータル首位に立った。8回戦終了時のトータルスコアは以下の通り。
三浦智博 +52.9
荒正義 +40.5
魚谷侑未 +16.7
浜上文吾 -34.1
近藤久春 -77.0
最終3日目の対戦は10月22日(土)14:00から行われる。
その他タイトル戦の試合結果はこちら
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