Mリーグ2022-23レギュラーシーズン 10月25日・第27試合の出場選手は以下の通り。
東家:二階堂瑠美(EX風林火山)
南家:丸山奏子(赤坂ドリブンズ)
西家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
北家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
この半荘、東1局から大きく試合が動く。親番の瑠美の早いリーチに対し、イーシャンテンの茅森が放銃。これが18000となってリードを奪う。
このアガりで瑠美が一気に走るかと思われたが、丸山が怒濤の追い上げ。東4局2本場、茅森から4500をアガる。南1局には白鳥の先制リーチに対して危険牌を押してのカン4mで強気の追っかけリーチ。これがハマり、白鳥から一発で4mを打ち取って5200。
丸山が強気な打ち手であることは重々承知ではあるが、赤1枚とはいえ愚形で危険牌を打ち出して追っかけリーチというのは超強気の選択。私としては回るのかな?と思っていただけに精神の強さを見せつけられ、非常に驚いたシーンだった。
そして南2局に親番を迎えた丸山が4000オールツモ。これで一気に瑠美をかわす。ただ瑠美も当然トップを狙って丸山に食いつき、わずかに丸山と2600点差でオーラスを迎える。
そしてこのオーラスもスゴい1局。親の茅森は連荘狙いで喰いタンの仕掛け。そこに丸山は8mチーから4sを勝負して2-5sのテンパイを入れる。さらに白鳥は6m片アガあり、茅森は4-7sと3者がテンパイの状況。
丸山はここで4sを持ってくる。茅森にはもちろん危険な牌だが、茅森の仕掛けが安いとみて切るのもひとつ選択肢だろう。しかし丸山は甘えずに4s8mのフリテンシャンポンに受け変えて放銃を回避するファインプレー。強気な面だけでなく、守備力も見せつけた。
そして茅森と丸山のテンパイで局は流れて南4局1本場。瑠美はツモか直撃で逆転の2-5m先制リーチ。このリーチに丸山は当然のプッシュ。なかなかテンパイが入らないまま、終盤9pポンから半分形式テンパイ狙いの仕掛けだったが、自風の西が鳴けて5-8mのテンパイを入れることに成功する。
ここで丸山は今度は2mを持ってくる。ここでも丸山は8mを切って2m単騎に受け変えて2mをビタ止め。最後は瑠美に2100-4100をツモられて逆転を許すも、明らかに昨年からの成長が見られた1戦だったように思う。今年こそ丸山の登板機会が増えることを願おう。
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