Mリーグ2022-23レギュラーシーズン 10月27日・第30試合の出場者は以下の通り。
東家：堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
南家：伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家：魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
北家：園田賢(赤坂ドリブンズ)
園田は今回もキツいスタート。東1局、伊達が２－５ｍで先制テンパイ。そこに園田も一通が完成してテンパイ。５ｍ単騎か６ｍ単騎に受けられるところで、５ｍ単騎に受けて放銃は回避するも、堀が赤５ｍを切り出したのを伊達に頭ハネ。園田はさっそくチャンス手を潰される不運な展開。
東2局は園田が堀と魚谷との3軒リーチを制してアガりを決めるが、その後はチャンス手は入るも先制できずに降ろされるし、南1局1本場では魚谷に2900放銃。
南3局2本場ではドラ単騎のチートイツで勝負をかけるがこれも実らず。園田にはアガりが出ずにラス目でオーラスを迎えることになる。このあたりですでに園田の不運さがにじみ出ている。
オーラス南4局3本場、アガればトップの堀に白ポンから２－５ｍのテンパイが入る。親の園田はなかなか手牌が動かず、終盤形テンを狙って渋々チー。
そこに園田が持ってくるのがなんと２ｍ。こんなに運のない人がいるのか？しかし園田はこの２ｍを止めてきっちり放銃回避。６ｓ７ｓのターツを落としてテンパイ復活を狙う。
だが園田が引いてきたのはなんと８ｓ。ピンズのターツを払っていればテンパイだったが、牌理上まず選べない。なんともまあ間の悪いことだが仕方ない。
そして最後のツモ番でテンパイできず。これで終わったかと思ったところから、伊達か魚谷がポンで鳴いてくれる牌を切ることでもう一回ツモのチャンスを増やすことを考える。小考の末、３ｐを切ると伊達がポン。「やれることは全部やる」園田の麻雀の神髄が表れた場面であり、プロの業に感動すら覚えた。
ただそれでも園田はテンパイできず流局。園田はラスのまま対局を終えた。この対局も園田の実力のほどはよく分かった。それでも勝てないのが麻雀ということなのか…。不運に見舞われようと、それを跳ね返して結果を残してくれることを期待したい。
詳細な試合結果はこちら
感想の一覧はこちら
天鳳6段t-yokoの麻雀ブログでは麻雀に関する記事を毎日更新しています。
この記事が面白いと思っていただけましたら、ぜひフォローをよろしくお願いします！
