10月28日に行われた第31試合と第32試合はどちらも10局程度でかなり早く試合が終了した。22時過ぎには試合自体は終わっており、これだと観戦しているこちらは非常に助かる。まあ長くなるのも仕方ないが…。
まず第31試合は勝又がトップ獲得!東4局でツモった裏3の6000オールのアガりが大きかった。日向とデッドヒートをくり広げたが、最後は勝又の技が出た。
南4局1本場、日向がマンガンツモだと勝又は逆転される点差。勝又の配牌はハッキリ悪く、ホンイツで半分オリ気味の進行。そこに黒沢が珍しい白ポンの仕掛け。黒沢が3着確保のアガりに来た。
それを見た勝又は4p切り。これで黒沢に一発でカン4pを鳴かせてテンパイを入れさせる。このあたりのアシスト能力はさすが「勝又サービスセンター」と言われるだけのことはある。黒沢があっさりツモって勝又はトップを獲得。これで勝又は今期初のトップ獲得となった。
第32試合、渋谷ABEMASからは多井が出場したのだが、その打ち回しがかなり面白い。昨年度までは相手に対応しながら、拾えるアガりをきっちり拾って立ち回る安定感のある打ち方だった。
しかしこの対局は明らかにそれとは打ち方を変えてきていた。1枚目から役牌をポンして真っ直ぐ攻めきる。先日の出場試合でも愚形リーチを多用したりと、かなり直線的な打ち回しが増えている。この年にしてまだ自身の打ち方をアップデートしようとしているのは感服する。
この試合、パイレーツの優がトップを獲得したが、多井も安定の2着獲得。打ち方を変えながら結果も残すというのはやはりプロとしての技術の高さがうかがえる。今期の多井が一体どんな成績を残すのか、気になるところだ。
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