麻雀をやっていると時々データを見かけることがあると思います。
特に雀魂は自動的に通算のデータをまとめてくれるので、非常に便利です。
(天鳳は雀魂より詳しいデータを記録できるのですが、有料版のみの機能です。)
人間は印象に残った出来事だけを覚えているので、自分で感じている感覚と実際に集めたデータでは全く違ったりすることも・・・。
きちんとデータを見て、客観的に自分の打ち方を見直すことでより強くなることができます。
今回はそのデータの見方について雀魂の実際のデータを見ながら解説していきたいと思います。
こちらは私自身の雀魂のデータです。(普段天鳳で打っているので、対戦数は少ないですが・・・。)
このデータの項目について解説していきましょう。
当ブログを支援してもいいよ、という方は下記のリンクからお願いいたします。
和了率
和了というのは麻雀では「アガり」のことを表します。つまり、これまでのすべての局のうち、何局アガったか、という割合を表します。
麻雀というのは4人でやるゲームなので、普通に考えると4人に1人がアガることになり25%くらいになります。
しかし、実際は誰もアガれず流局するパターンもあるので、20%位に収束します。 このデータと放銃率が1番よく見るデータでしょう。
勝ちを目指すためには、概ね22~23%を目指すようにしましょう。
和了率の上げ方
和了率の上げ方に関しては以下の記事を参考にしてみてください。どのようなことを学べばいいのかをまとめています。
ツモ率
アガることができた局のうち、ツモでアガることができた局が何回あったかを表す割合です。
ツモアガりの方が全員に対して点差をつけることができる分、トップ取りの際にはロンよりツモの方が少し有利です。
なので高い方がいいことはいいと思いますが、実際は狙って上げたりすることは難しい値ですし、ツモるかロンかよりも和了率の方が重要です。あまり気にしなくてもよい値だと思います。
一応、Twitterで下記のデータを上げている人がいたので貼っておきます。
■雀魂分析01 平均戦績
— さねりあ (@sane_lab) July 23, 2020
上位100名の平均戦績がこちら
自分の戦績が上なのか下なのかがわかりますね
でも平均だけではどれくらい良い・悪いのかがわかりません
次回からもう少し詳しくみてみましょう
※あくまで『雀魂』の『上位100名』の『とある日』のデータです#雀魂 #じゃんたま pic.twitter.com/2UKsLlJz8D
これを見ると、現在の自分のツモ率は27.27%なので、これよりかなり低いことが分かります。
一般的に卓のレベルが上がるほど放銃が減っていくはずなので、それに比例してツモ率は上がっていくことになると考えられます。
まだ銀の間で打っているうちはこのくらいに落ち着くということでしょう。
放銃率
全体の局数のうち、他の人に振り込んでロンをされた局の割合を表しています。
振り込みは少ない方がいいので、0%に近ければ近いほどいいということになります。
実際には自分がリーチして避けられない振り込みなど、自分がアガりに行けば自然と放銃率は上がっていきます。ですから0%は無理です。
これは天鳳のデータですが、ネット麻雀界最強の天鳳位であっても放銃率は11.8%です。0%はムリなことはよく分かっていただけると思います。
つまり、理想は11~12%くらいに収まっていれば、非常にいい数字だといえます。
また、この値を見ていただけると分かるとおり、段位が上がるほど放銃率が下がっていることがよく分かります。放銃率を下げることこそが強くなる近道といえそうです。
ただし、この値が低くても和了率が低くなってしまうと、点数は減らさないけど増やす機会も少ない人、ということになってしまうので和了率と放銃率のバランスが重要です。
目安としては、和了率ー放銃率>10%程度を目指しましょう。
放銃率の下げ方
放銃率の下げ方については下記の記事を参考にしてください。ベタオリについて詳しく解説しています。
副露率
全体の局数のうち、1回以上鳴いた局の割合を示しています 。
雀魂や天鳳のようにラス回避をする麻雀においては、アガりの回数を増やすことが重要になってきますので、一般的には30%くらい鳴いている人が多いと思います。
ですが、鳴かずにリーチを打って高い手をアガることで勝つという戦術も考えられますので、勝ててさえいれば何%でもさほど問題はありません。
一応、副露率が10%を切るようだと鳴かなすぎで、40%を超えるようだと鳴きすぎという恐れがあります。自分の打ち方を見直したいときには気にするようにしましょう。
立直率
こちらは全体の局数に対して、リーチをかけた局数の割合を表しています。
鳴くとリーチはかけられませんから、副露率が高いほど、この値は低くなるのが普通です。一般的には15~20%程度になると思います。
こちらも副露率と同じで、何%でもさほど問題ありません。
基本的には高ければよいですが、あまりにも20%を超えて高すぎる場合、アガり目が薄かったり、ものすごい危険な状況でも構わずリーチしている可能性がありますので、少し注意しましょう。
平均和了
画面上は平均和了となっていますが、実際には平均和了点のことを表しており、アガったときの平均の点数を表しています。
一般的には6000~7000点程度に落ち着くと思います。この数値は5000点以下になるなど低すぎなければ問題ないです。
低すぎる場合は鳴いて安い手をアガり過ぎている等の問題が考えられますので、打ち方を見直してみましょう。
平均順位
麻雀では終了時の点数に応じて1~4位の順位がつけられます。その順位の平均を表したものです。
十分長い対戦数(1000戦とか)を打っていったとき、周りが同じ実力であれば2.5位(1~4位を均等にとったときの平均値)に収束していきます。
逆に言えば、2.5位より上ならば、勝ち越しているということです。
2.4位より上の着順になれれば、そのグループの中では十分勝ち越せているといえるので、まずはそこを目指していきましょう。
和了巡数
アガりの局でそのアガりが出るまでに何巡かかったかを表す値です。この値が大きいとアガりまでの巡目が遅いということになります。
麻雀というゲームは最初にアガった人しか点数がもらえないゲームなので、この値はなるべく小さい(=アガりまでが早い)ほうがいいです。
あまりに巡目が遅い場合は鳴きなどをうまく使えていない可能性があるので注意しましょう。
ツモ率の項目で貼ったツイートのデータを見ると、12.04巡が実力者の平均となっています。12巡に近ければ十分良いデータだと言っていいでしょう。
一位~四位率
これは字の通り、対戦結果のうち、一位から四位になった割合を示しています。
雀魂は4着になることがダメなゲームなので、4着の割合がどの程度かが問題です。
基本的に麻雀の結果は 一位>二位>三位>四位となっているのがベストです。
ただ、雀魂(天鳳もそうです)は4着回避が重要なゲームなので、1,2,3位の順番はそこまで気にせずに、とにかく四位率が他と比べて一番低ければOKです。
飛び率
持ち点が0点よりしたのマイナスになって終了することを麻雀では「飛ぶ」といいます。
飛び率とは全対戦数のうち、飛びで終了した対戦数がどのくらいあったかを示しています。
正直、よっぽど極端な打ち方をしていない限り、飛ぶかどうかは運によるところが大きいので別にあまり気にしなくて良いデータですね。
私の天鳳でのデータがこんな感じ。
一方で天鳳全体での成績の平均がこんな感じです。
段位が下の人より飛び率だけで言ったらかなり高いですが6段に在位しているわけで…。
やはり飛び率は気にしなくてもいいと思います。
以上がデータの説明になります。
データをしっかり見て、自分の打ち方を自覚することが強くなる最初の一歩だと思います。データとうまくつきあって、自分の麻雀を見つめ直しましょう!
それでは。
天鳳6段t-yokoの麻雀ブログでは麻雀に関する記事を毎日更新しています。
この記事が面白いと思っていただけましたら、ぜひフォローをよろしくお願いします!
▼他のオススメ記事はこちら!▼