8月29日、神域リーグ第9節が開催されました。第9節開始前のポイント状況は以下の通り。
1位:チームアトラス +256.6
2位:チームゼウス +28.2
3位:チームアキレス -48.5
4位:チームヘラクレス -236.3
アトラスは1チームかなり抜けている状況。第9節を戦う中でポイントを減らしさえしなければ優勝が見えてくるといっていいでしょう。
一方で他のチームは自身のチームがトップを取るだけでなく、なるべくアトラスに下位を押しつけるように打つことが必要です。
さらに4位のヘラクレスは1位のアトラスとの差が約500ポイント。これをひっくり返すには残り6試合、全てトップを取ることが必要です。
そんな中で迎えた第9節。アキレスからは多井隆晴プロが三連投。絶対負けられないこの局面に監督という最高戦力が出てきました。
ここは絶対トップが欲しいところでしたが、この日ばかりはいかんともしがたい不ヅキ。アガりに向かってどれだけ必死に打っても、他の人のアガり牌を掴んでしまい競り負けるというパターンから抜け出せませんでした。
結果なんと3連続ラス。一気にポイントを減らし、チームは最終節に向けて佳境を迎えました。
一方で大活躍だったのがチームヘラクレス。因幡はねるさんはここまでかなりの不運もあり個人ポイント下位に沈んでいましたが、本日はもらった手材料をきっちり仕上げて2連勝!
さらに第27試合に出場した松本吉弘プロは序盤全くアガれませんでしたが、南3局2本場から南4局3本場にかけてなんと5連続のアガりを決めて5万点超えのトップに。ヘラクレスは3連勝を上げ、一気に3位に浮上しました。
さてそうなってくると重要なのは1位のアトラスの順位です。これが3着、4着に沈んでポイントを減らせば最終節も面白くなってきます。
しかしアトラスもそう簡単には負けてくれません。第25試合、白雪レイドさんは序盤全くゲームに絡めなかったものの、放銃はしっかり避けてついていきます。
そして南3局2本場できっちり仕掛けて供託を回収しわずかの差ながら2着に浮上。そしてオーラスもアガりきって2着に滑り込みます。
第26試合のルイスさんも無難に3着にまとめて、迎えた第27試合。ここまでMVPの活躍を見せている歌衣メイカさんがここでも躍動。
東場では多井プロに12000放銃など4着もあり得そうな展開でしたが、南場に入って親番に2600オールツモ、さらにその後も3000-6000のアガりで一気に2着が見えてきます。オーラスもたろうプロとのギリギリの差し合いを制し、2着を獲得。
アトラスは結局、ほとんどポイントを減らさずにこの第9節を通過。結果としてアトラス以外のチームが全てマイナスポイントという事態に。第9節終了時のポイントが以下。
1位:チームアトラス +240.2
2位:チームゼウス -4.1
3位:チームヘラクレス -42.4
4位:チームアキレス -193.7
この結果、アキレスはかなり優勝が難しくなりました。アトラスを3試合ともラスにした上で自身のチームが3連勝し、かつある程度素点を稼ぐことが必要です。
ゼウスとヘラクレスはそこまでは厳しくありませんが、とにかくアトラスにはトップを取らせずなるべく下位を押しつける必要があるでしょう。
一方でアトラスは今節のようにある程度のマイナスでまとめることさえできれば優勝が見えてくると思います。
アトラスがかなり有利なのは間違いありませんが、ゼウスとヘラクレスは着順次第で十分優勝を狙える位置につけています。
最終試合はA・B・Cランクのメンバーが同時に3試合を行う特殊な戦い。優勝はどのチームになるのか目が離せません。
第9節の試合詳細はこちらを参照ください。
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