2022年3月から開催中の日本プロ麻雀協会タイトル戦「第3回fuzzカップ」。本記事ではfuzzカップの概要やシステム、試合結果などについてまとめていく。
fuzzカップとは
fuzzカップは2020年に創設された日本プロ麻雀協会のタイトル戦。大会名は主催している株式会社fuzzの社名を取っている。
第1回・第2回は8チームのリーグ戦、第3回は個人のトーナメント戦として開催されている。
大会システム
第1回大会
1チーム3名を8チーム作り、各チーム18半荘を戦うリーグ戦。チームリーダーとなる8名を過去の実績などで決め、その8名によるドラフトを開催。指名条件は日本プロ麻雀協会の選手であること、男女混成のチームであること。
18半荘を戦い、上位4チームが決勝へ進出。予選のポイントを半分持ち越した上で6半荘を戦い、トータルトップのチームが優勝となる。
第2回大会
第1回とはドラフト指名条件が異なり、男女混成はそのままで1チーム4名かつ1名は10期前期以降の入会者を指名する必要がある。
また、予選の半荘数も18半荘から20半荘となる。決勝のシステムは同じ。
第3回大会
大会の流れ
第1回・第2回大会とは異なり、個人戦の大会。大会の流れとしては、1次予選→2次予選→本戦A・B(ベスト128)→ベスト64→ベスト32→ベスト16→ベスト8→決勝となる。
シードシステム
まず過去の実績などによりシード権獲得者が決定する。ベスト32シードが4名、ベスト64シードが12名、本戦Aシードが10名、本戦Bシードが19名となっている。
それらに加えてTwitter上の投票によりシード権獲得者を決定する。1人3名までを指名して投票でき、投票の結果によってシードが決定する。
日本プロ麻雀協会には関東支部と関西支部があり、それぞれで投票が開催。
関東支部
・総合1位
ベスト128シード（本戦A）
・女性1,2位、男性1,2位(総合1位を除いた各性別の順位)
ベスト128シード（本戦A）
・女性3位～5位、男性3位～5位
ベスト128シード（本戦B）
・女性6位～10位、男性6位～10位
二次予選シード（すでに二次予選のシードを保有している者が6位～10位になった場合は、順位を繰り下げる。）
関西支部
・総合1位
関西本戦Aシード
・女性1,2位、男性1,2位(総合1位を除いた各性別の順位)
関西二次予選シード
予選システム
その後シードを除いた選手達で予選が行われる。関東支部と関西支部それぞれで予選を開催。
関東予選
1次予選では半荘3回戦を行い、上位50名が2次予選へ進出。2次予選では半荘2回戦を行い、各卓上位2名が本戦Bへ進出。
関西予選
1次予選では半荘3回戦を行い、上位10名が2次予選へ進出。2次予選では半荘3回戦を行い、1位が本戦A、2-5位が本戦Bへ進出。
予選終了後、本戦A、本戦Bにシードされていた選手を加えて試合を行う。
関東本選
本戦Aではシード者16名が4卓に分かれ半荘2回戦を行う。各卓の上位2名がベスト64へ進出となる。
本戦Bでは予選を勝ち抜いた選手にシード者を加えた面々で各卓半荘2回戦の試合を行う。そして各卓の上位2名がベスト64へ進出。
関西本選
シード選手3名を加えた計8名で本戦A、本戦Bに分かれて半荘3回戦を行う。本戦Aは上位2名、本戦Bは1位のみが関西ベスト64に進出となる。
ベスト64戦は以下のように行われる。
関東ベスト64
本戦を勝ち抜いた選手にシード者を加えてA-M卓に分かれての試合を行う。各卓半荘2回戦を行い、各卓上位2名・計26名がベスト32戦へ進出となる。
関西ベスト64
関西本線を勝ち抜いた3名にシード者1名を加えた計4名で半荘3回戦を行う。その試合の上位2名がベスト32へ進出となる。
ベスト32以降は関東・関西に分かれることなく試合が行われる。関東・関西のベスト64戦を勝ち抜いた28名に加え、ベスト32シードの4名を加えて試合を行う。
ベスト32以降はいずれも4名ずつ各卓に分かれ、試合を行い各卓上位2名が勝ち抜けとなるトーナメントを行う。
シード者一覧
関東支部
ベスト32シード
松本吉弘
渋川難波
富永修
ベスト64シード
愛内よしえ
逢川恵夢
浅井堂岐
小川裕之
佐月麻里子
下石戟
尻無濱航
仲林圭
堀慎吾
御崎千結
矢島亨
本戦Aシード
茨城啓太
大浜岳
篠原冴美
田口淳之介
瀧澤龍昇
綱川隆晃
椿彩菜
松島桃
宮崎和樹
柚月彩那
投票
総合1位：都美
女性1位：柚花ゆうり
女性2位：みあ
男性1位：阿賀寿直
男性2位：ようへい
本戦Bシード
秋瀬ちさと
荒木一甫
飯田雅貴
岩崎啓悟
江崎文郎
大崎初音
木原浩一
金太賢
佐治敏哲
宍戸涼
須田良規
平良将太
武中進
田内翼
富本智美
豊後葵
森嵜翔
吉田基成
りんのなお
投票
女性3位：三浦ももこ
女性4位：水瀬夏海
女性5位：皆実絢音
男性3位：張替雅人
男性4位：市井裕太
男性5位：岩間琢朗
二次予選シード
選手投票の6位-10位が二次予選シード。ただし、すでに二次予選シードの選手が入っていた場合、11位以下の選手に繰り下げ。
女性8位：古小路亜美
女性9位：張替りさ
女性12位：田なべもえ
女性13位：加藤梨奈
女性14位：稀木深文
男性6位：松﨑真也
男性9位：石川和男
男性10位：鹿健太郎
男性12位：畠弥峰
男性13位：石原厳
関西支部
関西ベスト64シード
サイコロ太郎
関西本戦Aシード
大島麻美
角谷ヨウスケ
投票
水谷葵
関西二次予選シード
鳥井ゆう
堀良三
投票
羽月
サヴェ松田
比嘉秀仁
夏月美勇
試合日程
ベスト64
6月29日～9月21日の間の毎週水曜日
ベスト32
9月28日～11月16日の間の毎週水曜日
ベスト16
11月30日～12月21日の間の毎週水曜日
ベスト8以降については日程未定のため、発表され次第更新予定。
大会配信
第3回fuzzカップについては日本プロ麻雀協会の公式YouTubeチャンネルにて放送されている。リンクは下記。
卓組
ベスト64
A卓：矢島亨/高口和之/りんのなお/荒木かず
B卓：鹿健太郎/江崎文郎/池間大稀/豊後葵
C卓：張替雅人/濱田翔/御崎千結/野口太郎
D卓：ヨンス/佐月麻里子/石原厳/宍戸涼
E卓：愛内よしえ/中月裕子/小川裕之/大谷悠介
F卓：塩津大/命/下石戟/みあ
G卓：逢川恵夢/綱川隆晃/浅井堂岐/小林泰規
H卓：佐治敏哲/飯田雅貴/秋瀬ちさと/大崎初音
I卓：篠原冴美/仲林圭/尻無濱航/岩崎啓悟
J卓：矢島学/岩間琢朗/水瀬千尋/阿賀寿直
K卓：吉田基成/市井悠太/石山敬悟/田口淳之介
L卓：張替りさ/須田良規/吉田航平/大浜岳
M卓：澄川なゆ/二見大輔/石川和男/宮崎和樹
ベスト32
A卓：綱川隆晃/渋川難波/塩津大/江崎文郎
B卓：鹿健太郎/中月裕子/矢島学/高口和之
C卓：ヨンス/命/濱田翔/岩間琢朗
D卓：吉田知弘/佐月麻理子/佐治敏哲/吉田航平
E卓：逢川恵夢/松本吉弘/富永修/飯田雅貴
F卓：仲林圭/水谷葵/吉田基成/張替雅人
G卓：サイコロ太郎/愛内よしえ/大浜岳/二見大輔
H卓：矢島亨/篠原冴美/澄川なゆ/市井悠太
試合結果
ベスト64以降の試合結果についてここではまとめる。全試合の結果については日本プロ麻雀協会のHPを参照。
ベスト64勝ち抜け
A卓：矢島亨・高口和之
B卓：鹿健太郎・江崎文郎
C卓：張替雅人・濱田翔
D卓：ヨンス・佐月麻里子
E卓：愛内よしえ・中月裕子
F卓：塩津大・命
G卓：逢川恵夢・綱川隆晃
H卓：佐治敏哲・飯田雅貴
I卓：篠原冴美・仲林圭
J卓：矢島学・岩間琢朗
K卓：吉田基成・市井悠太
ベスト32勝ち抜け
A卓：渋川難波・塩津大
B卓：高口和之・中月裕子
C卓：ヨンス・濱田翔
D卓：吉田航平・佐治敏哲
E卓：富永修・逢川恵夢
F卓：仲林圭・吉田基成
G卓：愛内よしえ・二見大輔
H卓：篠原冴美・澄川なゆ
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