2022年11月6日、麻雀最強戦2022「全国アマチュア最強位決定戦」が開催される。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。
- 基本ルール
- A卓メンバー
- A卓の展開
- A卓結果
- B卓メンバー
- B卓の展開
- B卓結果
- C卓メンバー
- C卓の展開
- C卓結果
- D卓メンバー
- D卓の展開
- D卓結果
- 決勝メンバー
- 決勝の展開
- 決勝結果
- 前回以前の結果
基本ルール
A,B,C,D卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位1名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。
・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし
A卓メンバー
東家:はや
南家:山越貴広
西家:吉野総平
北家:河野尊
A卓の展開
東場の展開
東1局、はやがダブ東ポンから発進。河野はカン4mチーから形テン狙い。はやは2-5sテンパイ。ここははやがツモって2000オール。
東1局1本場、吉野が7p白のシャンポンで先制リーチ。これを一発でツモって2100-4100。
東2局、吉野が東ポンから仕掛け。河野が2巡目に6-9mで先制リーチ。河野は高目三色となる9mを引き2000-4000のアガり。
東3局、はやが4sポンからタンヤオドラ3の2-5pテンパイ。これが山越から出て8000。
東4局、はやが中ポンからピンズのホンイツの仕掛け。河野は白ポンから仕掛け。山越が2-5sで先制リーチ。河野は3副露で6-9pテンパイ。だがドラ3sを持ってきてオリ。山越の1人旅となるがツモれず。山越の1人テンパイで流局。
南場の展開
南1局1本場、山越がドラ9pトイツで1sポンからチャンタ仕掛け。親のはやが4-7pで先制リーチ。山越が1m片アガりのテンパイ。さらに河野が4-7sで追っかけリーチ。この3者のめくり合いは山越に軍配。2100-4100ツモ+1000のアガりで一気に全員2万点台に。
南2局、河野はペン7sチーから仕掛けてチンイツや一通を見た仕掛け。はやが4-7pで先制リーチ。はやがここは一発ツモ。1300-2600ではやがトップ目に。
南3局、親の吉野がペン7pで先制リーチ。河野は一発消しで鳴きながら喰いタンに向かう。河野は3副露してカン3pでテンパイを入れる。ここは河野が押し切って500-1000ツモ+1000のアガり。
南4局、山越はドラの7mポンからハネ満を狙う。はやが3-6mのタンピンテンパイを入れてダマ。ここは山越から3mが出てはやのアガりで終了。はやが決勝進出を決めた。
A卓結果
1着:はや 33500
2着:河野尊 26500
3着:吉野総平 22900
4着:山越貴広 17100
B卓メンバー
東家:藤谷雅彦
南家:福の神
西家:橋本拓也
北家:木戸憲幸
B卓の展開
東場の展開
東1局、親の藤谷が白ポンから仕掛け。藤谷は3副露して1-4mテンパイ。同巡、福の神が3-6-9pでリーチ。ここは福の神が一発ツモ。裏1枚で3000-6000スタート。
東2局、親の福の神がピンフドラ2の6-9sでテンパイしダマ。これを藤谷から打ち取り5800。
東2局1本場、終盤橋本が白ポン。そして切った中を木戸が鳴いて南発待ちのテンパイ。福の神は3sをポンして形テン狙い。ただここは木戸の1人テンパイで流局。
東3局2本場、親の橋本が中盤カン4pチーから喰いタン。木戸がカン2sで先制リーチ。そこに藤谷が白単騎のチートイツで追っかけ。そして2副露している橋本は2軒リーチに白を切りとばし一発放銃。藤谷が12600ロン+1000のアガり。
東4局、橋本がドラの9pと白のシャンポンで5巡目先制リーチ。だが他3者がこのリーチにベタオリ。橋本の1人テンパイで流局。
南場の展開
南1局1本場、親の藤谷が89pでテンパイも一旦ダマ。ダマにしている間に89pが出てしまい、ダマ続行。藤谷は中単騎に変えた後、ダマのままツモアガり。1100オール+1000のアガり。
南1局2本場、橋本が発ポンから仕掛け。ホンイツとMAX大三元を見た仕掛け。藤谷は7sポンからトイトイで南3sのテンパイ。橋本はカン3pテンパイを取れるところ、大三元を狙ってテンパイ外し。
そして木戸がリーチに行くも、宣言牌が3s。藤谷が木戸から4500のアガり。
南1局3本場、藤谷が2-5pのピンフでテンパイしダマ。そこから6-9sノベタンに変化して先制リーチ。そこにラス目の橋本が攻め返そうとして放銃。2900のアガり。
南1局4本場、橋本が2-5pで先制リーチ。他3者はこれに回って流局。橋本の1人テンパイ。
南2局5本場、木戸が自風の西ポンから仕掛け。親の福の神は2pポンからピンズの一色。藤谷は1-4-7mでテンパイし一旦ダマ。木戸は4-7sでテンパイ。藤谷は次巡ツモ切りリーチ。ここは藤谷がツモアガり。1800-3100ツモ+1000で藤谷がトップ目に。
南3局、福の神は6pポンからホンイツ・トイトイとドラの中バックの仕掛け。木戸が三色確定の3-6mで先制リーチ。そこに橋本が1-4p高目三色のリーチ。ここは木戸が一発ツモで3000-6000+1000。木戸・福の神・藤谷は十分チャンスあり。橋本は役満条件。
南4局、福の神はチートイツ決め打ち。木戸が4-7mで先制リーチ。福の神はオリ。藤谷は上手く回ってテンパイ。橋本もテンパイで福の神の1人ノーテンで流局。
南4局1本場、福の神がカン8mの一通で先制リーチ。一発でツモって裏か、直撃なら逆転。木戸はこのリーチに警戒し8mを打たない。これで木戸がテンパイを入れられない。福の神の1人テンパイで流局し、藤谷が勝ち上がりを決めた。
B卓結果
1着:藤谷雅彦 42200
2着:福の神 31600
3着:木戸憲幸 26600
4着:橋本拓也 -400
C卓メンバー
東家:鈴木博彰
南家:だいにゃん
西家:黒沢義之
北家:ももたん
C卓の展開
東場の展開
東1局、だいにゃんが4s6mのテンパイでダマ。これがすぐ黒沢から出て1300のアガり。
東2局、だいにゃんはチートイツテンパイからリャンペーコーに向けてテンパイ外し。鈴木がチートイドラドラの1m単騎のテンパイを入れてダマ。
そこにももたんが1-4mでリーチ。このリーチを見て鈴木はツモ切り追っかけ。さらにだいにゃんもチーテンを入れる。3者テンパイとなったが、ここはももたんがすぐにツモ。1300-2600+1000のアガり。
東3局、鈴木が自風の西をポンして4-7mのテンパイ。これをだいにゃんから打ち取って2000のアガり。
東4局、だいにゃんが3-6-9sで先制リーチ。親のももたんは4-7mの役なしテンパイでダマ。さらに黒沢が3-6mで追っかけリーチ。ここはだいにゃんが6sをツモって1300-2600+1000のアガり。
南場の展開
南1局、だいにゃんがカン4mのタンヤオでダマ。他3者はテンパイできず、だいにゃんの1人テンパイで流局。
南2局1本場、ももたんがドラのペン3sでテンパイし役なしダマ。鈴木が終盤1-4mでリーチ。ももたんはこのリーチにオリ。他2人もテンパイせず、鈴木の1人テンパイで流局。
南3局2本場、親の黒沢が発ポンから仕掛け。ももたんはソーズのホンイツ。ダブ南を暗刻にしてメンホンのペン7sテンパイをダマ。この7sがテンパイを入れた鈴木から出る。ももたんが8600+1000のアガり。
南4局、鈴木がメンホンチートイツの南単騎で先制リーチ。ツモかももたん直撃で裏裏なら逆転トップ。鈴木はツモるも裏は乗らず。3000-6000のアガりで終了。ももたんがトップを獲得した。
C卓結果
1着:ももたん 30200
2着:鈴木博彰 27800
3着:だいにゃん 26900
4着:黒沢義之 15100
D卓メンバー
東家:パタ☆ロッソ
南家:斉藤徹
西家:ラッキースリー
北家:ヨシダ
D卓の展開
東場の展開
東1局、斉藤が4sチーから4p5pのタンヤオドラ2のテンパイ。親のパタ☆ロッソは手牌に発暗刻で8pをポン。そして1-4pでテンパイ。パタ☆ロッソは発と8pを連続で加カン。しかしツモにはならず。ここは斉藤とパタ☆ロッソの2人テンパイで流局。
東1局1本場、パタ☆ロッソが発ポンから仕掛け。白もポンして小三元・大三元を狙う。吉田がドラの南単騎で先制リーチ。パタ☆ロッソは4-7pでテンパイ。ここは5p6pを切りまくっているパタ☆ロッソの河に4-7pがアタるようには見えず、ラッキースリーが4p切り。3200ロン+1000のアガり。
東1局2本場、パタ☆ロッソはペン7sテンパイもこれは安いし待ちも悪いので、ノータイムでテンパイ取らず。パタ☆ロッソが4pアンカンから3-6-9mで先制リーチ。
そこに吉田が5-8sで追っかけリーチ。ここはマンズチンイツのイーシャンテンから斉藤が5sを打ち出し放銃。吉田が5800のアガり。
東2局、ラッキースリーが高目三色の4-7pで先制リーチ。そこに吉田が2-5sで追っかけリーチ。しかし宣言牌が4pでラッキースリーに放銃。1300のアガり。
東3局、吉田が南ポンから仕掛け。親のラッキースリーは中を2鳴き。西もポンしてカン8pテンパイ。ラッキースリーは西加カン。ラッキースリーは7sを引いてテンパイ外してホンイツへ。カン6sですぐにテンパイを入れ直す。これをそのままツモって4000オールのアガり。
東3局1本場、パタ☆ロッソが発ポンから仕掛け。吉田は8p単騎のチートイツでリーチ。パタ☆ロッソは3副露してカン8mのテンパイ。そこから5-8mに変化。
そこに斉藤も追っかけリーチだが宣言牌が5mでパタ☆ロッソに放銃。3900ロン+1000。
東4局、親の吉田が4-7mのピンフでテンパイしダマ。次巡にツモ切りリーチ。ここは吉田がラストの4mを引いて1300オールのアガり。
東4局1本場、吉田が3m4mのシャンポンでテンパイしダマ。吉田はテンパイ外しから2-5mで先制リーチ。そこに斉藤が2sアンカンからカン4sで追っかけリーチ。ここは両者ツモれず。斉藤と吉田の2人テンパイで流局。
東4局2本場、ラッキースリーが3p単騎のチートイツでテンパイしダマ。そしてしばらくしてからツモ切りリーチ。そこに吉田が4-7mで追っかけリーチ。このめくり合いは吉田に軍配。4200オール+3000のアガり。
東4局3本場、斉藤がカン6sで先制リーチ。これをそのままツモって2300-4300のアガり。
南場の展開
南1局、親のパタ☆ロッソがメンホン一通イーペーコーのダマ18000のカン8pテンパイ。吉田が終盤白単騎のチートイツでリーチ。そこでパタ☆ロッソは1-4-7pに変化して追っかけリーチ。ここはラッキースリーが2軒リーチに白を打ち出し吉田に一発放銃。6400のアガり。
南2局、親の斉藤が東ポン、1pチーと鳴いていく。1mもポンしてペン7sテンパイ。吉田はチートイツの3m単騎でテンパイしひとまずダマ。そこにパタ☆ロッソが5-8sでリーチ。
吉田は一旦回るも再び3m単騎でテンパイ。これに安パイのないラッキースリーがスジの3mを打ち出し放銃。1600+2000のアガり。
南3局、親のラッキースリーがカン5sから仕掛けて白バック狙い。吉田がカン3mのダマテン。斉藤は4-7sで先制リーチ。さらにパタ☆ロッソがカン8mで追っかけリーチ。吉田は2軒リーチにオリ。ラッキースリーも白バックでテンパイ。
このめくり合いは斉藤に軍配。2000-4000+1000のアガり。
南4局、2着の斉藤ですら倍ツモ条件という厳しい状況。最後は条件を満たすテンパイを入れようとするも入らず。全員ノーテンで流局し、吉田が決勝進出を決めた。
D卓結果
1着:吉田稔 46700
2着:斉藤徹 25400
3着:パタ☆ロッソ 16600
4着:ラッキースリー 11300
決勝メンバー
東家:吉田稔
南家:藤谷雅彦
西家:ももたん
北家:はや
決勝の展開
東場の展開
東1局、藤谷はカン3pのテンパイもテンパイ外し。次巡に発と3mのシャンポンでテンパイしダマ。そこに親の吉田が3-6pリーチ。藤谷は4pを引いて回る。他2人もオリに回り、結局吉田の1人テンパイで流局。
東1局1本場、吉田がカン4sチーからソーズのホンイツ。はやはペン3mチーから三色の仕掛け。吉田が1s北のシャンポンテンパイ。そこに藤谷が5-8pでリーチ。このめくり合いは吉田に軍配。藤谷から3200ロン+1000のアガり。
東1局2本場、藤谷が4-7pで先制リーチ。そこにももたんが東発シャンポンで追っかけリーチ。ここはももたんがラストの東をツモって1500-2800+1000のアガり。
東2局、吉田が中ポンから仕掛け。吉田が5巡目には1-4sテンパイ。これが藤谷から出て1300のアガり。
東3局、吉田が手牌に東暗刻でドラの中単騎のダマテンを入れる。吉田は東をアンカン。そして6-9sに変化して先制リーチ。他3者はこれに回るが親のももたんは上手くカン4sのテンパイを入れる。ただここは吉田がそのままツモアガり。2000-4000を決める。
東4局、吉田が中ポンから仕掛け。ももたんは白ポン。吉田がカン6mのテンパイ。おやのはやがカン5pでリーチ。さらにももたんが発6sのテンパイ。この3者のめくり合いははやに軍配。4000オールのアガりで吉田に並ぶ。
東4局1本場、藤谷は中鳴かずからチートイツドラドラのイーシャンテン。はやはカン4sでテンパイし役ありダマ。はやはドラの7sを引いてカン6sに待ち変え。
藤谷は終盤2m単騎でリーチもこれが山にない。ここは流局ではやと藤谷の2人テンパイで流局。
東4局2本場、ももたんがチートイドラドラの南単騎で先制リーチ。はやは鳴いて形式テンパイを狙う。しかし、ももたんがラストの南をツモアガり。3200-6200+1000のアガり。ももたんトップ目で南入した。
南場の展開
南1局、親の吉田が6sポンから仕掛け。藤谷は三色をムリヤリ狙っての進行。カン2mで先制リーチ。ここは藤谷の1人テンパイで流局。
南2局1本場、ももたんにドラの白トイツと発トイツ。発ポンから仕掛け。吉田は8sポンから仕掛けてカン4mテンパイ。そこからさらに6sをポンして5-8mに待ち変え。そこに親の藤谷が2-5-8sでリーチ。ここは藤谷が8sをツモ。2100オール+1000のアガり。
南2局2本場、吉田が3巡目に1p3pのシャンポンで先制リーチ。他3者はこのリーチに押すがはやが3pを掴んで放銃。1900のアガり。
南3局、はやが白ポンから仕掛け。親のももたんはカン7pから仕掛けて喰いタン。吉田が1-4sでリーチ。その宣言牌を鳴いてはやがカン7mのテンパイ。
さらに藤谷がカン3sで追っかけリーチ。このめくり合い、勝ったのははや。吉田から2600+2000をアガり。
南4局、藤谷はリーチ棒出てからのハネツモ。吉田は1600-3200ツモ以上。はやはラス親。藤谷は発ポンから仕掛けてホンイツトイトイなどを見た仕掛け。
はやは南をポンして1-4mテンパイ。藤谷は中をアンカン。ここはポンテンを取ったももたんから1mが出て1500のアガり。
南4局1本場、藤谷はハネツモ。吉田は1000-2000ツモか5200出アガり。はやは西アンカン。吉田は新ドラ1枚乗り、4sチーからタンヤオ三色ドラを狙う。
ももたんはカン6mの役なしダマテン。はやはテンパイを狙って仕掛け。結果、はやとももたんの2人テンパイで流局。
南4局2本場、はやが4sチーから喰いタン。吉田が三色のペン3sで先制リーチ。ツモか出アガりの裏1ならOK。ももたんは2m4mのシャンポンテンパイ。
最後ははやから4mが出てももたんが1900のアガりで終了。ももたんがファイナル進出を決めた。
決勝結果
1位:ももたん 34700
2位:はや 28500
3位:吉田稔 22700
4位:藤谷雅彦 14100
ももたんがファイナル進出を決めた!
前回以前の結果
ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。
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