2023年6月26日、Mトーナメント2023の予選I卓/J卓戦の試合が開催された。本記事ではその試合結果についてまとめていく。
Mトーナメントとは?
MトーナメントとはMリーグの初冠企画。トーナメント制の大会であり、現Mリーガー32名に加え、Mリーグに所属しているプロ団体からの団体推薦者20名の計52名で行われる。その他詳細・試合結果は下記の記事を参照。
予選I卓
出場者
鈴木たろう
二階堂亜樹
浅井裕介
白銀紗希
第1試合展開
東家:白銀紗希
南家:二階堂亜樹
西家:浅井裕介
北家:鈴木たろう
東場の展開
東1局
浅井が発ポンから仕掛け。親の白銀がダブ東をポンして4-7pでテンパイ。これをすぐにツモって1000オールのアガり。
東1局1本場
浅井が6-9mで先制リーチ。これに白銀が9mを押して、浅井が1300ロンアガり。
東2局
浅井が5-8pで先制リーチ。たろうはダブドラの赤5sを鳴いて喰いタンのイーシャンテン。たろうは終盤3m4mシャンポンでテンパイ。ここは浅井とたろうの2人テンパイで流局。
東3局1本場
亜樹が4-7sで先制リーチ。同巡たろうが8sをポンして3-6mでテンパイ。ここは亜樹がすぐに掴んで、たろうが2000をロンアガり。
東4局
浅井が3-6-9mで先制リーチ。これにテンパイしたたろうが6mを一発放銃。浅井が8000ロンアガり。
南場の展開
南1局
浅井が中をポンしてマンズのホンイツ。親の白銀は白をポンして5-8pでテンパイ。そこから78p待ちに変化。そこにたろうが7p単騎のチートイツでリーチ。これが8sを打てず、待ちを変えた白銀から一発で出てしまい、たろうが16000のアガり。
南2局
親の亜樹がドラの1mと白のシャンポンで5巡目先制リーチ。これにたろうが白を放銃し、亜樹が12000のロンアガり。
南2局1本場
浅井が中ポンから発進。たろうは中盤発をポン。たろうが14m2pの変則3面待ちでテンパイ。亜樹はイーシャンテンから1mを止める。たろうは7mを引いてオリ選択。結局、全員ノーテンで流局。
南3局2本場
たろうが6mポンから喰いタンと役牌バックを見た仕掛け。たろうはカン6pのテンパイを取らず。次巡に裏目を引き、4-7pのフリテンテンパイを入れる。ここはたろうがツモって500-1000。
南4局
浅井が3mポンから遠い喰いタンの仕掛け。親のたろうが1-4pで先制リーチ。白銀はダブ南をポンして3-6mでテンパイ。ここはたろうが1pをツモって1000オール。
南4局1本場
浅井が2枚切れのペン3mで先制リーチ。浅井は6pをアンカン。亜樹はメンホンのカン4pでテンパイ。たろうは終盤3-6sで追っかけリーチ。亜樹はカン2pに待ち変え。ここはラス牌の3mをたろうが掴んで、浅井が3900のロンアガり。浅井がトップを獲得した。
第1試合結果
1着:浅井裕介 37100(+57.1)
2着:二階堂亜樹 29500(+9.5)
3着:鈴木たろう 26200(-13.8)
4着:白銀紗希 7200(-52.8)
第2試合展開
東家:二階堂亜樹
南家:鈴木たろう
西家:浅井裕介
北家:白銀紗希
東場の展開
東1局
親の亜樹が2s単騎で先制リーチ。そこにたろうが4-7mで追っかけリーチ。なんとここは亜樹が一発で4mを掴んでしまい、たろうが8000のロンアガり。
東2局
白銀が5-8pで先制リーチ。そこに亜樹が三色確定のペン7mで追っかけリーチ。このめくり合いは白銀に軍配。白銀が亜樹から8000をロンアガり。
東3局
たろうが南ポンからソーズのホンイツ。発もポンしてカン2sでテンパイ。そこから1s単騎に待ち変え。さらに白単騎に変わる。たろうは南を加カンすると新ドラが南で4枚乗る。ドラが乗ったことでたろうは9m単騎に変えるがアガりは出ず。たろうの1人テンパイで流局。
東4局1本場
たろうが自風の西ポンから仕掛け。たろうがカン3mで先制テンパイ。亜樹が終盤7s58pでリーチ。ここは亜樹とたろうの2人テンパイで流局。
南場の展開
南1局2本場
親の亜樹が白ポンから仕掛け。たろうが1-4sで先制リーチ。ここはたろうが一発でツモって2000-4000。リードを広げる。
南2局
親のたろうが東ポンから仕掛け。白銀が36p4mの変則3面待ちで先制リーチ。たろうは2p3sのシャンポンでテンパイ。ここはたろうが4mを打ち出し白銀に放銃。裏を3枚乗せて白銀がたろうから12000直撃。
南3局
たろうが6-9sでテンパイしダマ。浅井から9sが出るが見逃し。そして次巡ツモ切りリーチを敢行。これをそのままツモって700-1300のアガり。
南4局
亜樹は役満ツモorたろうから三倍満or浅井・白銀からダブル役満出アガり。たろうは400-700ツモor2000出アガりor白銀から1000直撃。浅井はこのままなら通過。白銀はトップのままなら通過。
浅井が手牌に北を暗刻にして3sをポン。4-7pでテンパイ。これをあっさりツモって400-700。浅井と白銀が予選通過を決めた。
第2試合結果
1着:白銀紗希 39900(+59.9)
2着:鈴木たろう 38400(+18.4)
3着:浅井裕介 20500(-19.5)
4着:二階堂亜樹 1200(-58.8)
最終結果
1位:浅井裕介 +37.6
2位:白銀紗希 +7.1
3位:鈴木たろう +4.6
4位:二階堂亜樹 -49.3
予選J卓
出場者
鈴木優
東城りお
石井良樹
浅井堂岐
第1試合展開
東家:東城りお
南家:鈴木優
西家:浅井堂岐
北家:石井良樹
東場の展開
東1局
石井が6-9pで先制リーチ。これをツモって2000-4000のアガり。
東2局
浅井が白ポンからマンズのホンイツへ向かう。石井はドラの中をポン。だが東城が4-7pで先制リーチ。これをそのままツモって1300-2600のアガり。
東3局
石井が1-4mで先制リーチ。浅井は仕掛けてハイテイずらし。浅井は最終手番で形式テンパイ。浅井と石井の2人テンパイで流局。
東3局1本場
親の浅井がカン7sで終盤に先制リーチ。鈴木優は6mチーして6s片アガりの三色テンパイ。石井は仕掛けて形式テンパイ。浅井・鈴木優・石井の3人テンパイで流局。
東3局2本場
親の浅井が5p6pの変則待ちで先制リーチ。そこに東城が高目三色の6-9sで追っかけリーチ。ここは中スジになった6pを鈴木優が打ち出して、浅井が18000のロンアガり。
東3局3本場
石井が8m単騎の役なしテンパイでダマ。次巡4-7pで高目三色の先制リーチ。これはアガれず、石井の1人テンパイで流局。
東4局4本場
親の石井が3sポンから喰いタンとトイトイを見た仕掛け。鈴木優は5m7mの役なしテンパイでダマ。東城がカン5pをチーして4s6sのシャンポン待ち。
浅井はドラの北と69mの変則3面で先制リーチ。これが石井から一発で出て8000のロンアガり。
南場の展開
南1局
浅井がカン3sで役なしのテンパイを入れてダマ。その後役ありの5-8sに変化してダマ続行。これをそのままツモって1300-2600のアガり。
南2局
鈴木優は4m9sのシャンポンテンパイだったがテンパイ外し。浅井が6-9pで先制リーチ。そこに東城が5-8sで追っかけリーチ。ここは親の鈴木優が強く5sを押して東城に放銃。東城が鈴木優から3900ロンアガり。
南3局
親の浅井がドラの8pポン。石井が9m北のシャンポンで先制リーチ。浅井は9m発のシャンポンテンパイ。発の片アガりの形。ここは石井がラス牌を一発でツモアガり。2000-4000のアガり。
南4局
浅井が6-9pの役ありテンパイを入れてダマ。これを東城からアガって2000。浅井が第1試合トップを獲得した。
第1試合結果
1着:浅井堂岐 56200(+76.2)
2着:石井良樹 32700(+12.7)
3着:東城りお 18000(-22.0)
4着:鈴木優 -6900(-66.9)
第2試合展開
東家:鈴木優
南家:浅井堂岐
西家:東城りお
北家:石井良樹
東場の展開
東1局
石井が5-8sで先制リーチ。そこに親の鈴木優が2p中のシャンポンで追っかけリーチ。これに東城が一発で中を打ち出し、鈴木優が12000ロンアガり。
東1局1本場
石井が5-8sで先制リーチ。これに鈴木優が押していき、石井が8000ロンアガり。
東2局
石井が東ポンから仕掛け。親の浅井がペン7mの三色テンパイを入れてダマ。これをそのままツモって2000オール。
東2局1本場
石井が手牌に東暗刻ドラトイツで8sチーから仕掛け。東城が3-6pで先制リーチ。そこに石井が5sチーして1-4pで追いつく。ここは鈴木優が東城に一発で放銃し、東城が8000ロンアガり。
東3局
石井が3mポンから仕掛け。親の東城が5-8pで先制リーチ。これにテンパイした石井が5pを放銃。裏が3枚乗って12000のロンアガりに化ける。
東3局1本場
鈴木優がシャンポンテンパイもテンパイ外し。その後、ドラの2pと8pのシャンポンとなり先制リーチ。これに石井が2pを押していき、鈴木優が12000をロンアガり。
東4局
鈴木優が白ポンから仕掛け。東城がチートイツの8p単騎でテンパイしダマ。浅井もチートイツの西単騎でテンパイしダマ。東城は9s単騎に待ちを変えてリーチ。ここは浅井がダマのままツモアガり。2000-4000のアガり。
南場の展開
南1局
浅井が4-7sでテンパイしダマ。親の鈴木優が5-8pでリーチ。これに浅井が一発で8pを打ち込み、鈴木優が12000ロンアガり。
南1局1本場
浅井が2pをチーして喰いタンの2-5-8mテンパイ。これをツモって1000-2000のアガり。
南2局
東城が4-7sで先制リーチ。そこに鈴木優が同じく4-7sで追っかけリーチ。これはお互いアガれず、鈴木優と東城の2人テンパイで流局。
南3局1本場
浅井が3-6sの役なしテンパイを入れてダマ。そこに石井がカン7pで先制リーチ。親の東城が6-9pで追っかけリーチ。すると石井が一発でこれに放銃し12000のロンアガり。
南3局2本場
東城が1-4mで先制リーチ。これに石井が放銃し、また裏を乗せて東城が12000ロンアガり。
南3局3本場
東城が1-4sで4巡目先制リーチ。これに鈴木優が放銃し2900のロンアガり。
南3局4本場
東城が3s東のシャンポンでテンパイしダマ。だが次巡にはオリ。鈴木優は3-6sでリーチに行くがこれが山にない。ここは鈴木優の1人テンパイで流局。
南4局5本場
石井は連荘。鈴木優は三倍満ツモor東城からハネマン出アガリor浅井・石井から三倍満出アガり。東城・浅井はアガればOK。
親の石井が1-4sで先制リーチ。4sツモなら倍満まである。鈴木優は2m単騎のチートイツでテンパイしダマ。石井のこの手はアガれず。優もテンパイを入れ、2人テンパイで流局。
南4局6本場
前局テンパイを入れたことで、鈴木優の条件が倍満ツモに緩和された。
東城がカン6pをチーして三色と白バックの仕掛け。3副露して1p白のシャンポン待ち。白の片アガりのテンパイだ。石井は一通で仕掛けて2-5pのテンパイ。鈴木優は西単騎のメンホンチートイツでテンパイしダマ。出アガリ倍満ある形。だがここは石井がツモって1000オール。
南4局7本場
石井が9sポンからムリヤリチャンタに向かう。鈴木優は6-9sでテンパイしダマ。石井は結果的に2m9pのトイトイでテンパイ。そこに鈴木優はドラの7s単騎でリーチ。一発か裏がのれば条件クリア。ここは鈴木優が2mを掴んで石井が7700ロンアガり。
南4局8本場
鈴木優の条件が三倍満ツモor東城から倍満出アガリor浅井・石井から役満出アガり。
東城がカン6sでテンパイしダマ。そこに石井が1s南のシャンポンでリーチ。リーチを見て東城はオリ。これにテンパイした浅井が南を打ち出し、石井が3900のロンアガり。
南4局9本場
条件は前局と変わらず。鈴木優が4p6pシャンポンのツモり四暗刻で先制リーチ。ただこれが山にない。石井は形式テンパイに向かう。石井が最終巡目でテンパイを取ってギリギリ連荘成功。鈴木優と石井の2人テンパイで流局。
南4局10本場
浅井が白をポンして1-4mでテンパイ。これを見て石井が喰いタンで仕掛ける。最後は東城が1mを差し込んで終了。浅井と東城の2人が予選勝ち抜けを決めた。
第2試合結果
1着:東城りお 49800(+69.8)
2着:鈴木優 27900(+7.9)
3着:浅井堂岐 23900(-16.1)
4着:石井良樹 -1600(-61.6)
最終結果
1位:浅井堂岐 +60.1
2位:東城りお +47.8
3位:石井良樹 -48.9
4位:鈴木優 -59.0
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