2022年11月27日、第47期王位戦決勝戦が開催された。王位戦の詳細については下記を参照いただきたい。
決勝では連盟公式ルールによる半荘5回戦を行い、トータルトップの者が優勝者となる。決勝戦の出場者は以下の通り。
蒼山秀佑
小野塚永遠
佐月麻理子
石井良樹
1回戦
東1局、親の石井が佐月から7700をアガって試合がスタート。石井はその後5本場まで連続でアガり続け、なんと7万点超えのトップ目に。石井はその後も小さいものの要所できっちりアガりを決め、リードを保ったまま終局。1回戦から71200点のトップで一気にリードを作った。2着には蒼山が入った。1回戦終了時のポイントは以下の通り。
石井良樹 +50.8
蒼山秀佑 +4.5
佐月麻理子 -18.4
小野塚永遠 -36.9
2回戦
東1局、蒼山が佐月から2600アガって開局。東2局には親の小野塚に本日初アガりの5800。そして東3局、親番の佐月がトータルトップの石井から12000を直撃。石井はこの放銃が響き、一人沈みのラスに。
逆に佐月はこのリードを保ってトップを獲得した。この結果トータルは一気に分からなくなってきた。2回戦までのトータルスコアは以下の通り。
石井良樹 +27.9
佐月麻理子 +6.0
蒼山秀佑 -1.0
小野塚永遠 -32.9
3回戦
2回戦ラスだった石井だが、3回戦は東2局から4連続のアガりを決めてまたもトップ目に。だが南1局、蒼山が1300-2600をツモアガりトップが入れ替わる。石井は南3局1本場に蒼山から3900を打ち取り再逆転。
しかしオーラス蒼山が石井から1300のアガりで再々逆転というシーソーゲームを制して蒼山がトップを獲得した。3回戦までのトータルスコアは以下の通り。
石井良樹 +44.3
蒼山秀佑 +21.2
佐月麻理子 -0.2
小野塚永遠 -65.3
4回戦
東1局、蒼山が佐月から8000をアガって快調なスタート。しかし東2局、東3局と石井が連続のアガりで今度は石井がトップ目に。この半荘も2人の争いとなり、オーラス。南4局1本場に蒼山が500オールで連荘に成功すると、南4局3本場では佐月から5800をアガり蒼山がトップ目に。
流局を挟んで南4局5本場、なんと石井が蒼山から1300は2800を直撃し逆転トップ。これで石井が抜け出す形となり、蒼山一人がそれを追うこととなった。4回戦までのトータルスコアは以下の通り。
石井良樹 +66.7
蒼山秀佑 +36.8
佐月麻理子 -23.5
小野塚永遠 -80.0
5回戦
最終5回戦、東1局まずは首位の石井がアガって2位の蒼山の親番を流す。さらに東2局でも石井は2000-4000ツモ。王位に近づくアガりだ。その後は中々アガりが出ず、テンパイ流局を繰り返す展開。結果、オーラス2位の蒼山ですら役満ツモが必要な条件となった。
しかし南4局、蒼山はなんと逆転の国士無双テンパイ。ツモれば逆転だったがアガりは出ず。第47期王位は石井良樹に決定した。最終結果は以下の通り。
石井良樹 +91.2
蒼山秀佑 +35.4
佐月麻理子 -30.0
小野塚永遠 -96.6
その他タイトル戦の試合結果はこちら
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