2023年4月8日、麻雀最強戦2023「最強&インフルエンサー決戦」が開催される。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。
基本ルール
A,B卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位2名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。
・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし
A卓メンバー
東家:中田花奈
南家:松嶋桃
西家:水崎ともみ
北家:りんのなお
A卓の展開
東場の展開
東1局、親の中田が純チャンのペン3pで先制リーチ。ここに水崎がテンパイし3pを放銃。中田が18000のアガりで開局。
東1局1本場、りんのがカン2pでテンパイしダマ。そこに中田がペン3pでリーチ。さらに松嶋もカン4pでテンパイしダマ。りんのはリーチが来てオリ。松嶋はドラを振り替えてカン4pで追っかけリーチ。ここは松嶋が一発でツモアガって2000-4000。
東2局、親の松嶋が7pポンからダブ東バックの仕掛け。中田がそこに2-5-8mで先制リーチ。水崎はシャンポンでテンパイもオリに回る。松嶋は東を暗刻にしてテンパイも8mが出ていき中田に放銃。中田が3900のアガり。
東3局、松嶋がドラの発ポンから仕掛け。中田は西の片アガりシャンポンテンパイ。親の水崎は6m単騎のチートイツでテンパイし一旦ダマ。松嶋は6-9mノベタンテンパイ。中田は途中でオリ。水崎は待ち替えをして松嶋に放銃。松嶋が8000のアガり。
東4局、中田が2-5sでテンパイしダマ。これを親のりんのから打ち取り2000。中田がトップ目で南入。
中田花奈 43800
松嶋桃 38400
りんのなお 20900
水崎ともみ -3100
南場の展開
南1局、水崎が中盤過ぎドラの6pをチーしてピンズの一色。りんのは4-7mで先制リーチ。結局、りんのの1人テンパイで流局。
南2局1本場、親の松嶋がカン5sをチーして2-5sでテンパイ。ここにりんのがドラの白バックで仕掛けていき放銃。松嶋が2900のアガり。
南2局2本場、松嶋が仕掛けて白バックのテンパイ。そこにりんのがドラヘッドの3-6sでリーチ。これに中田は2m押して2-5pテンパイ。この押しを見て松嶋はオリ。ここは中田がツモって400-700。りんのの勝負手をつぶした。
南3局、松嶋が147369pで5巡目先制リーチ。これに水崎が一発で放銃し8000。水崎の勝ちがほぼなくなる。
南4局、最後は中田がイーペーコーのカン7pテンパイをダマでりんのからアガり1300。中田、松嶋が決勝へ勝ち上がりを決めた。
A卓結果
1着:松嶋桃 48700
2着:中田花奈 47200
3着:りんのなお 16800
4着:水崎ともみ -12700
筆者のnoteではMリーガーの強さを麻雀AI「NAGA」による数値化でランキング付けしています。興味のある方は下記のリンクからお願いします。
B卓メンバー
東家:山本ひかる
南家:西嶋千春
西家:安藤りな
北家:白銀紗希
B卓の展開
東場の展開
東1局、安藤が3m単騎のテンパイを入れダマ。そこに西嶋が東ポン。その後、安藤が2-5-8sに変化して先制リーチ。これを一発でツモって3000-6000のアガり。
東2局、親の西嶋が手牌にダブ東暗刻。そこから3mポンしてカン2sでテンパイ。そこに白銀が北単騎のチートイツドラ2でリーチ。西嶋は2-5sに変化。
西嶋は8sを引いて一旦回る。仕掛け直して8s単騎でテンパイ復活。だが最後は3sが打ち切れずオリ。結果、白銀が1人テンパイで流局。
東3局1本場、山本がカン3sチーして喰いタンの仕掛け。白銀が2-5-8mで先制リーチ。これをあっさりツモって1300-2600のアガり。
東4局、西嶋が3-6sで先制リーチ。親の白銀がメンホンのイーシャンテンまで行くが、西嶋がそのままツモ。1300-2600のアガり。
安藤りな 32000
白銀紗希 27000
西嶋千春 24800
山本ひかる 15300
南場の展開
南1局、親の山本が8pを暗カン。山本は5sをチーして4p単騎のテンパイを取る。そのままツモって700オール。
南1局1本場、山本は手牌に中を暗刻にして1sポンから仕掛け。そこに安藤がカン6mで先制リーチ。山本は3-6pでテンパイしめくり合い。ここに西嶋が追っかけリーチに行くも6pが飛び出し、山本が2900のアガり。
南1局2本場、山本がカン3pでチーして3-6mでテンパイ。終盤、西嶋がドラの2sをポンしてテンパイを取りに行くが、テンパイ打牌で山本に放銃。山本が1500のアガり。
南1局3本場、山本が中ポンから仕掛け。そこから南と4sのトイトイテンパイ。これに西嶋が南を打ち出し12000放銃。南1局に山本が安い仕掛けをした結果、逆に相手に仕掛けを舐めさせることに成功し12000を打ち取った。
南1局4本場、山本が白ポンから仕掛け。安藤がカン3sでテンパイし役なしのダマ。山本は3m中のシャンポンテンパイ。そこに西嶋が4-7sでリーチ。安藤はリーチを見てオリ。山本も結局オリて西嶋が1人テンパイで流局。
南2局5本場、親の西嶋がカン6mで先制リーチ。そこに安藤が6m58sでテンパイしダマでめくり合い。その後、安藤は7m引いて回る。結局、西嶋の1人テンパイで流局。
南2局6本場、白銀は配牌国士のリャンシャンテン。山本が3-6-9pでテンパイしダマ。親の西嶋は8mポンして2-5pでテンパイ。西嶋は8m加カン。ここは西嶋が山本から2900ロン。積み棒合わせて4700のアガりで勝負は分からなくなってきた。
南2局7本場、山本が白ポンから仕掛け。発もポンして2-5sでホンイツテンパイ。これに西嶋が5sを勝負し8000放銃。
南3局、白銀が7m8mのメンホンでテンパイしダマ。山本は8m7sでテンパイしダマ。だが山本は待ちを変える中で8mを打ち出し8000放銃。
南4局、最終局白銀33200・山本33000・安藤28300の3人の争い。山本は7mをポンしてペン7pの役なしテンパイ。その後発バックに待ちが変わる。安藤は1sで三色のテンパイを入れるが1sは山にない。最後は山本が発をツモって400-700。山本・白銀の2名が決勝進出。
B卓結果
1着:山本ひかる 34500
2着:白銀紗希 32500
3着:安藤りな 27900
4着:西嶋千春 5100
決勝メンバー
東家:山本ひかる
南家:白銀紗希
西家:中田花奈
北家:松嶋桃
決勝の展開
東場の展開
東1局、親の山本がペン3pで先制リーチ。中田が1234m待ちでテンパイしダマ。しかし中田が役がない1mでロンと言ってしまい、チョンボで12000を失い、もう一度東1局やり直し。
東1局2回目、中田が自風の西ポンから仕掛け。親の山本は発ポンから仕掛け。中田はドラの東を暗刻にしてペン7mでテンパイ。そこから三暗刻に変化して9m単騎に待ち変え。そして山本は8mポンしてカン7pテンパイ。山本は6p8sなど待ち変え。ここは白銀が9mを打ち出し、中田が16000のアガり。
東2局、中田がカン7sチーして喰いタンの仕掛け。山本は国士。親の白銀がペン3pで三色確定のリーチ。中田は8m2pでテンパイ。そこからオリに回る。すると松島が2-5-8mでリーチ。中田は8mをトイツ落としし松嶋に8000放銃。
東3局、白銀が78p待ちで2巡目先制リーチ。そこに親の中田が6-9sで追っかけリーチ。ここは白銀が一発で9sを掴んで中田が12000のアガり。
東3局1本場、松嶋が高目三色の1-4mで先制リーチ。ここは松嶋が高目をツモって3000-6000。
東4局、白銀が発ポンから仕掛け。字一色まで見える形。西もポンして字一色リャンシャンテン。親の松嶋はカン8pで先制リーチ。白銀は南もポンして東単騎で字一色テンパイ。ここは松嶋が8pをツモって1000オール。白銀の役満を潰した。
東4局1本場、松嶋が白ポンしてピンズのホンイツ。山本が1-4mで先制リーチ。これを一発でツモって2000-4000。松嶋トップ目で南入。
松嶋桃 45200
山本ひかる 29200
中田花奈 24800
白銀紗希 -11200
南場の展開
南1局、親の山本が8mポンから仕掛け。発バックの仕掛けだが發鳴けないまま1-4pの役なしテンパイ。終盤白銀がドラの3p単騎のチートイツでリーチ。
中田はチートイツのテンパイが取れそうだったがミスしたのかテンパイ取らず。山本はなんとかテンパイを維持して、白銀と山本の2人テンパイで流局。
南1局1本場、松嶋が発ポンから仕掛け。松嶋は3-6sでテンパイ。ここに中田がリーチに行くが宣言牌が3sで松嶋が1000のアガり。
南2局、親の白銀が終盤8sチーしてカン4pでテンパイ。そこに山本が3-6pでリーチ。これに白銀が一発で放銃し山本が5200のアガり。
南3局、親の中田が1-4sで先制リーチ。ここは終盤山本が4sを勝負し放銃。中田が3900のアガり。
南3局1本場、なんとここは全員ノーテンでの流局。松嶋が相当有利なオーラスへ。
南4局2本場、山本はハネ満ツモかマンガン直撃条件、中田は倍満ツモかハネ満直撃。白銀はダブル役満出アガり条件。全員条件を満たすアガりはできず。全員ノーテンで流局し、松嶋がトップで終了。松嶋が最強戦ファイナル進出を決めた!
決勝結果
1位:松嶋桃 46000
2位:山本ひかる 32000
3位:中田花奈 25900
4位:白銀紗希 -15900
前回以前の結果
ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。
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