2023年7月9日、麻雀最強戦2023「女たちの殴り合い」が開催される。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。
基本ルール
A,B卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位2名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。
・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし
A卓メンバー
東家:杉浦まゆ
南家:内田みこ
西家:菅原千瑛
北家:篠原冴美
A卓の展開
東場の展開
東1局
篠原が感4pでテンパイしダマ。次巡3p8pのシャンポンに変化して先制リーチ。そこに菅原が3-6pで追っかけリーチ。さらに親の杉浦も5s白のシャンポンで追っかけ。3者のめくり合い、軍配は菅原。2000-4000のツモアガりで快調なスタート。
東2局
篠原が発ポンから仕掛け。菅原が3-6sで先制リーチ。他3者はこれに対応。菅原もアガれず、1人テンパイで流局。
東3局1本場
篠原が4-7pで先制リーチ。親の菅原は強く押していき、6sポンして2-5sでテンパイ。ここは杉浦がリーチの現物で2sを打ち出し、菅原が5800ロンアガり。
東3局2本場
篠原が4-7mで先制リーチ。杉浦は3p待ちでテンパイしダマ。ここは篠原が3pを掴んでしまい、杉浦が1300ロンアガり。
東4局
親の篠原が6-9sで先制リーチ。篠原は6mをアンカンし、その次巡にツモアガり。2600オールで2着に浮上。
東4局1本場
篠原が高目三色の6-9pで先制リーチ。内田は南単騎のチートイツでテンパイしダマ。その後3p単騎に変化。このめくり合いは内田に軍配。3pをツモって2000-4000のアガり。
南場の展開
南1局
内田がダブ南ポンから仕掛け。親の杉浦が4-7pで先制リーチ。内田は6-9pでテンパイ。このめくり合いは内田に軍配。杉浦から2000をロンアガり。
南2局
菅原がダブ南ポンから仕掛け。菅原は8p単騎待ちでテンパイ。篠原は1m8mシャンポンでリーチ。親の内田は一発消しで鳴き。リーチを見て菅原はオリ。終盤杉浦はツモり三暗刻の1s5pで追っかけリーチ。
さらに親の内田は4pをチーして6p8pテンパイ。ここは篠原が1sを掴んで、杉浦が1600ロンアガり。
南3局
内田が発ポンから仕掛け。篠原は2枚目のダブ南をポンして6-9mでテンパイ。ここは杉浦から9mが出て、篠原が3900ロンアガり。
南4局
親の篠原が白ポンから仕掛け。篠原は4s7mシャンポンでテンパイ。そこから2-5s待ちに変化。これが菅原から出て篠原が2900ロンアガり。
南4局1本場
篠原がカン5sでテンパイしダマ。菅原は7mチーして喰いタンに向かう。篠原は終盤ツモ切りリーチ。菅原は押して6p片アガりのテンパイを入れる。ここは菅原と篠原の2人テンパイで流局。
南4局2本場
内田はカン7mからチーして喰いタンの仕掛け。篠原は終盤ペン3mで先制リーチ。これをツモって2000オールで篠原が2着に浮上。
南4局3本場
菅原は南ポンから仕掛け。内田は5mポンから白バックの仕掛け。菅原が6-9mでテンパイ。内田はカン7pでテンパイ。篠原から直撃なら逆転のテンパイ。篠原は4-7pのテンパイでダマ。篠原はそのままツモって1000オール。篠原が僅差のトップに浮上。
南4局4本場
篠原は2mポンからマンズの一色。菅原はドラの6sをアンカンして1-4sで先制リーチ。これが内田から出て12000ロンアガり。菅原と篠原が決勝進出。
A卓結果
1着:菅原千瑛 48700
2着:篠原冴美 36000
3着:内田みこ 13500
4着:杉浦まゆ 1800
B卓メンバー
東家:三浦ももこ
南家:小宮悠
西家:清水香織
北家:仲田加南
B卓の展開
東場の展開
東1局
小宮が白ポンから仕掛け。親の三浦はダブ東ポン。小宮は4-7pでテンパイ。小宮は発をポンして6-9p待ちに変化。ここは三浦から9pが出て、小宮が3900ロンアガり。
東2局
小宮はカン6sチーからソーズの染め手。小宮が終盤1-4sでテンパイ。清水が終盤テンパイを入れて、小宮と清水の2人テンパイで流局。
東2局1本場
清水が発ポンから仕掛け。親の小宮が2-5mで先制リーチ。ここは小宮が一発でツモって4000オール。
東2局2本場
仲田が東ポンから仕掛け。1pもポンして1-4mでテンパイ。三浦は終盤仕掛けて形式テンパイ。だがここは仲田が三浦から1300ロンアガり。
東3局
親の清水が3mポンから仕掛け。仲田は5sをポンして形式テンパイ。清水は6pをポンして1s8pのトイトイテンパイ。仲田は5pをポンして1-4pのフリテンに受け変える。ここは清水と仲田の2人テンパイで流局。
東3局1本場
親の清水がダブ東ポンから仕掛け。小宮が手牌に中暗刻で2mチーから仕掛け。小宮は6-9sのテンパイ。ここは小宮が清水から1000をロンアガり。
東4局
三浦が発ポンからソーズのホンイツ。親の仲田は6mポンから喰いタンの仕掛け。小宮が1-4pでテンパイしダマ。ここは小宮が仲田から1000をロンアガり。
南場の展開
南1局
清水が中をポンして1-4sでテンパイ。これが仲田から即出て1000ロンアガり。
南2局
清水がペン3pで先制リーチ。これをあっさりツモって1000-2000のアガり。
南3局
仲田が1-4pで先制リーチ。三浦が9p白のシャンポンで追っかけリーチ。2人のめくり合い、軍配は仲田。仲田が1300-2600ツモアガり。
南4局
清水が4sポンから喰いタンの仕掛け。清水が6s片アガりのテンパイ。そこから清水が2s7sシャンポンに待ち変え。仲田は3sチーして2s6mのシャンポンでテンパイ。
終盤三浦はカン8mをチーして形式テンパイを取りに行く。5sもチーしてテンパイを取れた。だが最後に6sを引いてオリ。清水と仲田の2人テンパイで流局。
南4局1本場
仲田が手牌に発暗刻。8sをポンしてカン5mでテンパイ。これが小宮から出て3900ロンアガり。
南4局2本場
清水がカン8sチーからチャンタや三色を見た仕掛け。三浦がドラの9m単騎チートイツで先制リーチ。最後は三浦と清水の2人テンパイで流局。清水はわずかに届かず、小宮と仲田が決勝進出。
B卓結果
1着:小宮悠 33000
2着:仲田加南 31200
3着:清水香織 28000
4着:三浦ももこ 7800
決勝メンバー
東家:小宮悠
南家:仲田加南
西家:菅原千瑛
北家:篠原冴美
決勝の展開
東場の展開
東1局
親の小宮が4-7sでダブルリーチ。終盤篠原が5-8sで追っかけリーチ。なんとここは篠原が5sツモで1300-2600。ダブルリーチアガれず。
東2局
菅原が終盤ペン7mで先制リーチ。同巡篠原が3-6pで追っかけリーチ。親の仲田は7pチーして形式テンパイを狙う。ここは菅原と篠原の2人テンパイで流局。
東3局1本場
篠原が自風の南ポンから仕掛け。篠原は発もポンして5-8pでテンパイ。小宮は東をポンして同じく5-8pでテンパイ。このめくり合いは篠原に軍配。700-1300をツモアガり。
東4局
仲田が6-9pで先制リーチ。篠原はダブ東をポンして粘る。3sもポンして67s待ちでテンパイ。菅原は5-8pでテンパイしダマ。ここは篠原が6pを掴んで、仲田が2600ロンアガり。
南場の展開
南1局
仲田が6pチーから喰いタンの仕掛け。篠原は2mチーして発バックの仕掛け。親の小宮も6mチーして喰いタン。仲田が3p5pシャンポンでテンパイ。小宮は4p片アガりのテンパイ。ここはアガり出ず、小宮と仲田の2人テンパイで流局。
南1局1本場
篠原がペン7mで先制リーチ。ここに小宮がテンパイしてリーチに行くが、宣言牌が7m。篠原が5200ロンアガり。
南2局
篠原がカン5mでテンパイしダマ。次巡に2-5mに変化して先制リーチ。菅原はダブ南ポンから2-5sでテンパイ。さらに小宮がカン7sで追っかけリーチ。3者のめくり合い、軍配は篠原。裏2枚を乗せて3000-6000のアガり。
南3局
篠原が9mポンからマンズの染め。篠原が4-7m東の3面待ちでテンパイ。親の菅原は仕掛けてカン5mでテンパイ。このめくり合い、ここも篠原が制する。菅原から2000をロンアガり。
南4局
小宮と菅原は役満、仲田は三倍満条件。ここは菅原の1人テンパイで流局。篠原が最強戦ファイナル進出。
決勝結果
1位:篠原冴美 52100
2位:菅原千瑛 19300
3位:仲田加南 18500
4位:小宮悠 10100
篠原冴美プロ、最強戦ファイナル進出!
前回以前の結果
ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。
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