2023年7月10日、Mトーナメント2023の予選E卓/F卓戦の試合が開催された。本記事ではその試合結果についてまとめていく。
Mトーナメントとは?
MトーナメントとはMリーグの初冠企画。トーナメント制の大会であり、現Mリーガー32名に加え、Mリーグに所属しているプロ団体からの団体推薦者20名の計52名で行われる。その他詳細・試合結果は下記の記事を参照。
予選E卓
出場者
HIRO柴田(予選A卓1位)
松ヶ瀬隆弥(予選B卓2位)
滝沢和典(予選C卓1位)
岡田紗佳(予選D卓2位)
第1試合展開
東家:岡田紗佳
南家:滝沢和典
西家:HIRO柴田
北家:松ヶ瀬隆弥
東場の展開
東1局
親の岡田が9pとドラの南シャンポンで先制リーチ。同巡松ヶ瀬が2p発のシャンポンで追っかけリーチ。ここは松ヶ瀬が一発ツモで3000-6000。
東2局
松ヶ瀬が白ポンから仕掛け。松ヶ瀬は1pもチーしてペン7sでテンパイ。これをツモって700-1300のアガり。
東3局
親の柴田が2pポンから喰いタンの仕掛け。岡田が5-8sノベタンで先制リーチ。柴田はこれに押していくが、岡田がツモって2000-4000のアガり。
東4局
終盤親の松ヶ瀬がカン6mで先制リーチ。柴田が終盤カン3pのテンパイを入れると、ハイテイの手番で岡田が3pを放銃。柴田が5200をロンアガり。
南場の展開
南1局
滝沢が4-7mで先制リーチ。親の岡田は2s単騎でテンパイし役なしダマ。さらに柴田は三色確定のカン8mでテンパイしまたもダマ。岡田はドラのペン3s待ちに変化して追っかけリーチ。
2軒リーチに柴田は苦渋のオリ。2人のめくり合い、軍配は岡田。ハイテイで滝沢が3sを掴んで、岡田が12000ロンアガり。
南1局1本場
柴田が4mチーから喰いタンの仕掛け。滝沢がフリテンの4-7mで先制リーチ。柴田は2s6mのシャンポンでテンパイ。さらに岡田がカン2sで追っかけリーチ。松ヶ瀬は3mチーして発単騎の形式テンパイ。全員テンパイで流局となった。
南1局2本場
柴田が3pチーからピンズのホンイツ。松ヶ瀬が2s5mのタンヤオでテンパイしダマ。松ヶ瀬は6-9mに待ちが変わり先制リーチ。柴田はカン3pでテンパイ。
滝沢はマンズの2-5-8mメンホンで追っかけリーチ。3者のめくり合い、軍配は松ヶ瀬。1300-2600のツモアガり。
南2局
松ヶ瀬が東単騎のチートイツでテンパイしダマ。そこから2s単騎に変化。滝沢は中盤過ぎから1mチーでマンズの一色。ここは松ヶ瀬が滝沢から2sを打ち取り、1600ロンアガり。
南3局
親の柴田がカン2sで5巡目先制リーチ。これを一発でツモって4000オール。
南3局1本場
柴田が南ポンから仕掛け。岡田は2枚目の発をポン。柴田はじゃこもポンして4-7mでテンパイ。滝沢は高目三色の1-4mでリーチ。ここは滝沢が一発でツモって4000-8000。
南4局
最後は岡田が1人テンパイで流局。松ヶ瀬がトップを獲得した。
第1試合結果
1着:松ヶ瀬隆弥 39000(+59.0)
2着:HIRO柴田 24900(+4.9)
3着:岡田紗佳 24200(-15.8)
4着:滝沢和典 11900(-48.1)
第2試合展開
東家:松ヶ瀬隆弥
南家:HIRO柴田
西家:滝沢和典
北家:岡田紗佳
東場の展開
東1局
岡田が高目一通の3-6sで先制リーチ。滝沢は役なしのカン5mでテンパイしダマ。その後イーペーコーがついて追っかけリーチ。2人のめくり合い、ここはアガり出ず。滝沢・岡田の2人テンパイで流局。
東2局1本場
親の柴田が一通確定のペン3mで先制リーチ。岡田は発ポンして粘る。岡田がペン7pでテンパイ。さらに松ヶ瀬が6-9sで追っかけリーチ。3者のめくり合い、軍配は岡田。500-1000のツモアガり。
東3局
親の滝沢がカン5s待ちで先制リーチ。これにテンパイした柴田が放銃。滝沢が7700ロンアガり。
東3局1本場
滝沢が3-6-9pで先制リーチ。そこに岡田が1-4-7sで追っかけリーチ。松ヶ瀬もカン7pでテンパイしダマ。ここはなんと松ヶ瀬が滝沢から8000をロンアガり。
東4局
柴田が発ポンから仕掛け。柴田がカン7sでテンパイ。そこからカン5sに待ち変え。これが岡田から出て、柴田が2000ロンアガり。
南場の展開
南1局
柴田が1-4sで先制リーチ。岡田はドラの中をポンして粘る。ここは柴田がツモって1300-2600。
南2局
岡田が赤5pチーして喰いタンに向かう。松ヶ瀬が3sチーして4-7pでテンパイ。これがすぐに滝沢から出て松ヶ瀬が2000ロンアガり。
南3局
親の滝沢が5-8sで先制リーチ。これが柴田から出て、滝沢が7700ロンアガり。
南3局1本場
岡田がカン8sチーして345三色のカン4mでテンパイ。そこに滝沢がチートイツの6p単騎でリーチ。さらに柴田が4m単騎のチートイツで追っかけリーチ。3者のめくり合い、ここはアガり出ず。松ヶ瀬以外の3人テンパイで流局。
南3局2本場
柴田が自風の北ポンから仕掛け。滝沢がカン4mで先制リーチ。柴田はドラの8mポンして2s東のシャンポンでテンパイ。さらに岡田がペン3mで追っかけリーチ。柴田は1-4s待ちに変化。3者のめくり合い、軍配は柴田。2000-4000のツモアガりで全員2万点台の最終局を迎えた。
南4局
岡田はノーテンだと負けなので連荘が必要。松ヶ瀬・柴田はアガればOK。滝沢は800-1600ツモor柴田から3900or岡田から4500or松ヶ瀬から16000。また岡田がノーテンの場合、柴田がノーテンでも柴田勝ち上がりだが、滝沢1人テンパイだと滝沢が逆転。
柴田は発ポンから仕掛け。柴田がカン5s待ちでテンパイ。そこからカン3sに待ち変え。さらに2s3s待ちに変化。そこに滝沢が4p7sでリーチ。これに岡田が一発放銃で滝沢が5200ロンアガり。滝沢が大逆転で、松ヶ瀬・滝沢の2人が決勝トーナメント進出。
第2試合結果
1着:滝沢和典 27700(+47.7)
2着:松ヶ瀬隆弥 26400(+6.4)
3着:HIRO柴田 25800(-14.2)
4着:岡田紗佳 20100(-39.9)
最終結果
1位:松ヶ瀬隆弥 +65.4
2位:滝沢和典 -0.4
3位:HIRO柴田 -9.3
4位:岡田紗佳 -55.7
予選F卓
出場者
園田賢(予選A卓2位)
忍田幸夫(予選B卓1位)
丸山奏子(予選C卓2位)
本田朋広(予選D卓1位)
第1試合展開
東家:本田朋広
南家:忍田幸夫
西家:園田賢
北家:丸山奏子
東場の展開
東1局
園田が3sチーから東バックの仕掛け。丸山がカン7mで先制リーチ。忍田は手牌に自風の南暗刻でカン4pテンパイのダマ。そこに親の本田が4-7sで追っかけリーチ。ここは本田が一発でツモアガり、4000オール。
東1局1本場
本田がダブ東ポンからマンズのホンイツ。園田は5sをポンしてソーズのホンイツ。本田は4m中のシャンポンでテンパイ。丸山は6mをポンして258pでテンパイ。
忍田は1-4sでテンパイも外してピンズのホンイツに向かう。ここは本田があっさりツモって6000オール。本田が一気に5万点超え。
東1局2本場
園田がペン3sでテンパイし一旦ダマ。その後3s待ちでツモ切りリーチ。そこに本田がカン8sで追っかけリーチ。ここは園田が一発で8sを放銃し、本田が12000ロンアガり。
東1局3本場
本田が発ポンから仕掛け。忍田が4mポンしてカン6sでテンパイ。本田は4p単騎でテンパイ。その後本田は7p単騎に受け変え、良い待ちを探す。本田は5-8mでテンパイ。ここは園田が本田に5800放銃。
東1局4本場
園田が自風の西ポンから仕掛け。丸山が発をポンして6-9sでテンパイ。そこに忍田が2-5sでリーチ。ここは園田がリーチの現物で6sを打ち出し、丸山が1000ロンアガり。
東2局
丸山が中盤過ぎカン5sで先制リーチ。本田は3-6pでテンパイしダマ。そこから本田は3pを押して7p単騎に待ち変え。ここはアガり出ず、丸山・本田の2人テンパイで流局。
東3局1本場
忍田が一通確定のカン5pで先制リーチ。そこに親の園田がペン7sで追っかけリーチ。ここは忍田がツモって2000-4000。
東4局
本田が中ポンから仕掛け。本田はカン4s待ちで先制テンパイ。そこからドラの3sと2pのシャンポンに待ち変え。園田はカン2pでリーチ。本田は途中でオリ。ここはアガりは出ず、園田の1人テンパイで流局。
南場の展開
南1局1本場
園田が中盤北をポンして白発シャンポンのピンズホンイツでテンパイ。忍田は7m8mのシャンポンでテンパイしダマ。忍田はカン6mに待ち変えしダマ続行。親の本田は3-6mでテンパイしダマ。
忍田はさらに3-6mに変化。3者のめくり合い、ここはアガり出ず。忍田・本田・園田の3人テンパイで流局。
南1局2本場
忍田が2-5sで先制リーチ。これはアガれず、忍田の1人テンパイで流局。
南2局3本場
丸山がカン3sをチーして喰いタンに向かう。園田が2-5pで先制リーチ。丸山はフリテンの1-4p、しかも4p片アガりの形でテンパイ。丸山は2pを打ち出し園田に放銃。園田が1300ロンアガり。
南3局
本田がカン4sを仕掛けて689m待ちでテンパイ。9mではアガれない形。親の園田は発ポンから仕掛け。ここは本田があっさりツモって300-500。
南4局
本田が5sポンして4m片アガりのテンパイ。そこからカン4m待ちに変化。そこに忍田が4mを打ち出し、本田が3900ロンアガり。本田が100ポイントのトップを獲得した。
第1試合結果
1着:本田朋広 80000(+100.0)
2着:忍田幸夫 20500(+0.5)
3着:丸山奏子 8000(-32.0)
4着:園田賢 -8500(-68.5)
第2試合展開
東家:本田朋広
南家:忍田幸夫
西家:丸山奏子
北家:園田賢
東場の展開
東1局
園田が4mチーから喰いタンの仕掛け。丸山が南中シャンポンで5巡目先制リーチ。忍田は3-6-9sでテンパイしダマ。ここは本田が中を打ち出して、丸山が2600のロンアガり。
東2局
親の忍田が1-4sで先制リーチ。これをツモって2600オール。
東2局1本場
本田が中ポンから仕掛け。園田はカン2mで先制リーチ。ここはテンパイした本田から2mが出て、園田が5200ロンアガり。
東3局
親の丸山が8pポンから喰いタンの仕掛け。園田はメンホンチートイツのテンパイだったが、大三元を狙ってテンパイ外し。園田は発をポンして中を暗刻にし、北2sのシャンポンテンパイ。ここは本田が北を打ち出し、園田が32000のロンアガり。
東4局
丸山が1sポンからソーズのホンイツ。丸山は西もポンして南北シャンポンテンパイ。これに本田が放銃し、丸山が5200ロンアガり。
南場の展開
南1局
忍田が4-7pで先制リーチ。園田は一発消しで2mチー。親の本田はカン8sでテンパイし役なしダマ。本田は結局オリ。ここは忍田がツモって500-1000。
南2局
丸山が2mアンカン。園田は手牌に中暗刻で9sポンから仕掛け。親の忍田は3-6pでテンパイしダマ。園田は3副露して6m単騎でテンパイ。ここは忍田と園田の2人テンパイで流局。
南2局1本場
忍田が東をポンして終盤4-7sでテンパイ。同巡丸山が3-6sでリーチ。このめくり合いは丸山に軍配。丸山が2000-4000ツモアガり。
南3局
本田は手牌に中暗刻で仕掛けて6-9mでテンパイ。忍田はドラの発をポン。園田は3pチーして5p2sのシャンポンテンパイ。親の丸山は4sチーして喰いタンに向かう。ここは丸山から6mが出て、本田が1000ロン。
南4局
丸山は倍満ツモor本田から16000or忍田から24000or園田から12000。本田はアガればOK、だが忍田に3900放銃だと負け。忍田は700-1300ツモor園田・本田から3900出アガりor丸山から2000。忍田の1人テンパイだと忍田が勝ち抜け。園田は忍田が1人テンパイだと負けなので、基本連荘を目指す。
本田は7sチーから白中のダブルバック。親の園田は本田にアシスト。しかし逆にアシストした結果、園田がテンパイに見えてしまい、本田がオリに回る。園田は8pチーしてカン2mでテンパイ。丸山は3-6mでテンパイしダマ。
園田は丸山がテンパイであることを見切ってノーテン宣言。この結果全員がノーテンで流局。本田と園田の2名が決勝トーナメント進出。
第2試合結果
1着:園田賢 58800(+78.8)
2着:丸山奏子 35500(+15.5)
3着:忍田幸夫 32200(-7.8)
4着:本田朋広 -26500(-86.5)
最終結果
1位:本田朋広 +13.5
2位:園田賢 +10.3
3位:忍田幸夫 -7.3
4位:丸山奏子 -16.5
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