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麻雀最強戦2022「著名人最強決戦」試合結果

2022年8月7日、麻雀最強戦2022「著名人最強決戦」が開催された。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。他試合の結果は下記を参照。

基本ルール

A,B卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位2名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。

・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし

A卓メンバー

東家:片山まさゆき
南家:本郷奏多
西家:森川ジョージ
北家:福本伸行

A卓の展開

東場の展開

東1局、親の片山が5巡目にチートイツでテンパイし1p単騎で即リーチ。同巡に森川が2-5mでテンパイし追っかけリーチ。ここはすぐに森山が1pを掴み放銃。裏2枚で片山が12000のアガりで開局。

東1局1本場、本郷が2-5pのメンタンピンで5巡目先制リーチ。そこに福本が上手く回って3s9sの役ありシャンポンテンパイ。福本は一旦ダマテンに受けて、次巡にツモ切りリーチ。

このめくり合いは福本に軍配。本郷が3sを掴んで2600を放銃となった。

東2局、親の本郷が3-6sで先制リーチ。なんとドラの3sを一発でツモアガり6000オール。3sの放銃を3sで取り返した。

東2局1本場、福本は初打2sながらソーズのホンイツに組み直す。森川は6-9m4-7pのシャンテンから6mが脇に流れてなかなかテンパイが入らない。

森川が9mを引いて4-7sでリーチ。これを一発でツモって1300-2600のアガり。

東3局、片山の配牌がドラ3。福本は北をアンカン。本郷はマンズのホンイツで仕掛ける。1-4mで先制テンパイ。

ピンズの一色へ向かった森川から4mが出て3900のアガりとなった。

東4局、森川は配牌で10種11牌。ただ西が山に最初からない。さらに北も山から無くなりテンパイができなくなった。片山がカン3mの役なしでテンパイしダマテン。

その後片山は2m6mを空切りしてカン3mでリーチ。森山は終盤にオリ。本郷が3mを止めきって片山のアガりがなくなる。すると親の福本が5-8mで追いついてリーチ。ここはアガりは出ず。福本と片山の2人テンパイで流局した。

東4局1本場、親の福本が6-9mで先制リーチ。森川は3-6sでテンパイするも9sを切って一旦リーチに回る。本郷・片山はオリ。

森川は無筋の8sを切って押し返していく。だがテンパイできずに終盤にオリ。結果福本はツモれず、1人テンパイで流局。

東4局2本場、森川はバラバラの手牌からソーズのホンイツへ向かう。片山は中ポンから供託を狙う。親の福本はドラ8sを重ねてシャンテンを一気に戻して1p切り。

福本は3pを引いてカン2pを狙って1pを残す。だが結局はタンヤオを見て1p切り。唯一無二の手順。片山がその間にカン3pで先制テンパイ。

福本は5sをポンして3p8sの喰いタンでテンパイ。片山と福本のめくり合いとなるがここはアガりは出ず。本郷が最終手番でテンパイを入れて、片山・福本・本郷の3人テンパイで流局。

東4局3本場、トップ目の本郷が発を暗刻にしてかなり進めやすい手牌。そこに森川が2-5mで先制リーチ。他3人が回る間にこれをツモって700-1300ツモ。以下の点数状況で南入した。

本郷奏多   37800
片山まさゆき 30100
福本伸行   23400
森川ジョージ   8700

南場の展開

南1局、森川が1-4mで5巡目先制リーチ。そこに親の片山が追いつき3-6sで追っかけリーチ。この2軒リーチに困った福本から3sが出てしまう。片山が2000のアガりで連荘。

南1局1本場、福本が1巡目から南をポンして仕掛ける。福本が2-5pでテンパイ一番乗り。南も加カンして攻めっけたっぷり。

本郷はラスト1枚のドラ4pを引き入れて4-7sテンパイを取れる形になったが、ション牌の中を打たずにオリ。森川はドラの4p単騎でリーチもこれは山にない。

ここは福本がツモアガり。1300-2600のアガりを決めた。

南2局、片山が東ポンからチャンタとホンイツを見た仕掛け。片山が3-6pでテンパイするがこれが山に1枚。だがその後4pを引いて14p北の3面待ちに変化。

さらに福本が3-6pでリーチし2人のめくり合い。ここは最後の1巡で福本が北を掴んで放銃。片山が8000のアガり。

南3局、福本はマンズのホンイツ。親の森川はイーシャンテンから中々進まない。森川は喰いタンで仕掛けてカン5sでテンパイを取る。

福本はソーズを引いて回る。結果、森川の1人テンパイで流局し連荘成功。

南3局1本場、片山はタンヤオの形。本郷は自風の北トイツで親の森川は厳しい。福本は発を仕掛けて6p南のシャンポンテンパイ。

片山がカン4pで役ありテンパイを入れてダマテン。本郷も北をポンして3-6pでテンパイ。片山はドラを引いてオリ。森川は3s単騎でテンパイしリーチに行くも、次巡福本が2pをツモ。400-700のアガりでオーラスへ。

南4局、森川は国士狙い。西中が足りないイーシャンテンまで進むと、片山が国士の進み具合を感じてオリに回る。

親の福本が2-5mでテンパイしリーチ。すると森川が中待ちの国士無双テンパイ。このめくり合いは福本が制する。森川が2mを掴んで12000放銃。

南4局1本場、福本が白ポンから仕掛け。森川はひとまず役満ツモ条件が出る2本場を見てチートイツのテンパイを取る。

本郷は2s8mのシャンポンテンパイ。さらに片山が6-9pのテンパイ。本郷が6pで打つと福本に100点負け。片山も本郷に打つと5200で福本に負けてしまう。

このめくり合い、本郷に軍配。福本が7mを掴んで本郷に6400放銃。片山と本郷の2人が決勝進出となった。

A卓結果

1着:本郷奏多   41600
2着:片山まさゆき 37900
3着:福本伸行   26000
4着:森川ジョージ -5500

本郷奏多、片山まさゆきの2名が決勝進出。

B卓メンバー

東家:大村朋宏
南家:瀬川瑛子
西家:香川愛生
北家:加藤哲郎

B卓の展開

東場の展開

東1局、全員の配牌にメンツがない立ち上がり。瀬川が手牌に中暗刻にしてカン6pで役ありダマ。さらにカン8pに待ちを替えてダマ続行。それをそのままツモって700-1300のアガり。

東2局、親の瀬川が白トイツドラメンツ含めた2メンツと好配牌。白の1枚目はスルー。加藤は自風の西を2鳴き。瀬川が2-5pで先制リーチ。

加藤はドラを押せばテンパイも一旦1mを切って回る。香川もカン3pでテンパイの形だが5mを押さずに回る。加藤は8pポンからドラの1p単騎でテンパイを入れる。

香川もカン3pのダマテンを入れる。だがここは勝とうが2pを掴んで瀬川の4800のアガり。

東2局1本場、加藤は四暗刻も見える形。ただ1pが切れてチートイツ一本に決める。全員がゆったり打つ展開。大村が東と発のシャンポンで先制リーチ。

瀬川はフリテンの2-5-8pでテンパイしダマテン。だが3sを引いてオリ。大村が一人旅となり東をツモ。裏1枚で2000-4000のアガり。

東3局、全員が配牌が良くぶつかりそうな1局。親の香川がダブ東ポンから仕掛ける。大村が4-7mで先制リーチ。2着目の瀬川は白を切ってオリ。他2人はある程度押し返していく。

加藤はドラの4mを重ねて5-8sで追っかけリーチ。しかし、次巡に大村が7mをツモ。700-1300のアガり。

東4局、親の加藤が中盤間に合わないとみて喰いタンの仕掛け。瀬川はカン8sで役なしでテンパイしダマテン。そして1巡回して6pと9pをスライドさせてリーチ。

香川は手牌に発を暗刻にして押し返していく。加藤もカン6pでテンパイ。香川は2-5mノベタンでテンパイしてダマ。

加藤は現物の7pを切ってカン4pに待ち変え。その瞬間に瀬川が6pを引く間の悪さ。そして香川が3-6mのテンパイに待ちを変えると加藤が3mを掴む。これを押し切って香川に放銃。加藤は8000の失点となった。以下の点数状況で南入。

大村朋宏 35700
香川愛生 29900
瀬川瑛子 26700
加藤哲郎   7700

南場の展開

南1局、親の大村はチャンタ含みの進行。加藤はドラを固定して高く手牌を育てる。瀬川は6mをチーして5-8pのテンパイ。

しかし南場と東場を勘違いしており、東を暗刻で役があると勘違い。役なしで誤ロンをしてしまい、瀬川がチョンボ。卓外に12000を払ってこの局がやり直しとなった。

南1局2回目、瀬川はリーチのみのテンパイを取れる形だったが、ピンフを着けようとイーシャンテン維持。加藤は南を暗刻にして三色まで見たイーシャンテン。

瀬川が中盤に4-7sで先制リーチ。大村はチートイツのイーシャンテンで粘る。加藤もしっかり押していく。香川の3mを鳴いて1-4sのテンパイ。

大村は加藤の鳴きを見てオリ。瀬川と加藤のめくり合い、軍配は加藤。瀬川から1sを打ち取り3900のアガり。

南2局、加藤はチャンタ系。香川は配牌にピンズ10枚。香川は結局マンズのメンツを作ってペン3pで先制リーチ。

このリーチに現物のなかった大村が3pを打ち出していき放銃。香川が2600のアガりとなった。

南3局、加藤は白中トイツでチャンタ系。ピンズを引いてホンイツに向かう。大村はマンズのホンイツ。加藤は鳴きを入れずにメンホンチートイ。

大村は加藤を見て絞りを入れる。香川も南を引いて絞る。瀬川は終盤にひとまずテンパイを入れる。加藤はテンパイを入れられず、瀬川の1人テンパイで流局。

南4局1本場、瀬川は倍満ツモ条件でメンホンで進める。香川は場風の南トイツだが南が出ない。瀬川はひとまずテンパイだが裏裏条件なので一旦ダマ。

香川は南バックでテンパイ。瀬川はなぜか3-6-9pでテンパイした後、1巡回してツモ切りリーチ。9pをツモれば一通で条件クリア。このリーチに香川はオリ。

瀬川は6pをツモるが裏裏条件のためツモらず続行。親の加藤はテンパイを入れられず。流局で終了し、大村と香川が決勝進出となった。

B卓結果

1着:大村朋宏 32100
2着:香川愛生 30500
3着:瀬川瑛子 14800
4着:加藤哲郎 10600

大村朋宏、香川愛生の2名が決勝進出。

決勝メンバー

東家:片山まさゆき
南家:本郷奏多
西家:大村朋宏
北家:香川愛生

決勝の展開

東場の展開

東1局、親の片山は配牌でイーシャンテン。3s5sのシャンポンでテンパイしダマ。そして1-4sに変化して先制リーチ。これを一発でツモって4000オールでスタート。

東1局1本場、今度は大村が配牌イーシャンテン。2巡目に2-5mで先制リーチ。これをそのままツモって700-1300のアガり。

東2局、親の本郷がダブ東を仕掛けてドラ雀頭の手牌。本郷は3-6mで先制テンパイ。香川はきっちりこの仕掛けに受ける。

片山は白をアンカンし攻めていくと1pがダブドラに。さらに3mを暗刻にしてのカン7sテンパイ。大村は6-9pでテンパイするが発を打たずに回る。

大村は4pを鳴いて形テン。結局アガりは出ず、片山と本郷の2人テンパイで流局。

東2局1本場、親の本郷はソーズのホンイツ。片山はカン3mの役ありテンパイを入れてダマ。香川は3mを引いてきてきっちりオリ。

片山は3-6mに変化してリーチ。さらに本郷もメンホンの4-7sで同巡追っかけリーチ。ここは片山が一発ツモ。2000-4000のアガり。

東3局、香川はドラドラでタンヤオの仕掛け。4-7pで先制テンパイ。そこに親の大村が4-7sでリーチ。このめくり合いは大村の勝ち。4000オールのツモアガり。トップ目の片山に迫る。

東3局1本場、香川が1m単騎のチートイツドラドラで先制リーチ。これをあっさりツモって3000-6000。香川もトップ争いに参入。

東4局、親の香川が2-5sで先制リーチ。他3人が中盤からオリて一人旅となったがアガることはできず。香川の1人テンパイで流局。

東4局1本場、大村が3-6mでテンパイし役なしだがダマテン。その間に本郷がカン6mでリーチ。このリーチを受けて大村はオリ。片山もテンパイを取れる形だが一旦回る。

結局、本郷の一人旅となるがアガれずに1人テンパイで流局。香川の親が流れて南入となった。点数状況は以下の通り。

片山まさゆき 36800
大村朋宏   26800
香川愛生   24400
本郷奏多   10000

南場の展開

南1局2本場、親の片山が発ポンから4-7mでテンパイ。そこに大村が1-4pでリーチ。香川は喰いタンで粘る。本郷はオリ。

香川は4m片アガりのテンパイ。片山は6m3pのシャンポンに待ち変え。3人でのめくり合い、大村に軍配が上がる。1300-2600のツモアガりで片山と大村がほぼ並ぶ。

南2局、大村が中を手牌に暗刻のテンパイ。香川が7s8pでリーチ。片山は宣言牌を鳴いてテンパイ。ラス目の本郷は押すしかない状況で大村に8000放銃。

南3局、片山が5-8mで先制リーチ。そこに本郷が3s4sのシャンポンで追っかけ。香川はテンパイも2軒リーチを受けて回る。

ここは片山に軍配。本郷が8mを掴んで片山に5200の放銃。大村と片山の差が一気に詰まってオーラスへ。

南4局、片山は700-1300ツモか3900出アガり。本郷はダブル役満。香川は親でアガるのみ。香川はかなりタンピン系のいい手牌。

大村は南がトイツ。これを中盤に仕掛けてイーシャンテン。片山は4-7mで先制リーチ。どこからでも逆転の手牌。香川はドラを押して4p2mのシャンポンでテンパイ。

そしてテンパイを取りにいった大村から8pが打ち出される。片山に3900の放銃。片山がトップで終了。最強戦ファイナル進出を決めた。

決勝結果

1位:片山まさゆき 44100
2位:大村朋宏   39700
3位:香川愛生   21900
4位:本郷奏多    -5700

片山まさゆき、最強戦ファイナル進出!

前回以前の結果

ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。

次回の最強戦

次回は8月14日「女流プロ最強新世代」。出場者については下記を参照。


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