近年は麻雀もAIが全盛になりつつある時代。最近なんかだとニコニコ動画が運営している「NAGA」などが有名でしょうか。
麻雀AIを使うことで、ある場面での自分の打ち方が正しかったかなどを後から確認することができます。AIの答えと自分の考え方をすりあわせていくことで、雀力が向上していくわけです。
なので麻雀AIは勉強のために積極的に使いたいですが、先に例を挙げた「NAGA」などは有料のため、なかなか手を出しづらいという方も多いと思います。
そこでオススメしたいのが「Mortal」という麻雀AIです。これは無料で使える麻雀AIで、精度も十分高く特に初中級者の振り返りであればこれで問題なく行えます。
ただ一見してその使い方がわかりにくいというところがあるので、その使い方を本記事でまとめておきます。雀魂でも天鳳でも使えるのでその点ご安心を。
MortalのURL
下記をクリックするとMortalへ飛べます。
最初の設定
Mortalのページを開くとまずこのページが表示されます。
まず赤枠の部分が確認したい牌譜URLを打ち込みます。URLの取得方法については次の項で説明します。
次に青枠の部分で対象プレーヤーを設定します。最初に自分が東~北家のどこに座っていたかを選択します。
その2つを設定したら、この「私は人間です」の部分にチェックを入れます。
するとこのような画面が表示されるので、指示に従って画像を選択します。最後に「送信」ボタンを押せばAIによる牌譜診断の結果が表示されます。
牌譜URLの取得
天鳳の場合
天鳳を開き、この牌譜を確認する画面を表示してください。そしてAIに読み込ませたい牌譜のところでマウスを右クリックして「リンクのアドレスをコピー」を選択すればURLを取得できます。
また天鳳の有料会員の方であればこちらの牌譜検索の画面のVIEWを右クリックして「リンクのアドレスをコピー」を選択すればURLを取得できます。
雀魂の場合
雀魂の最初の画面の右下にある「牌譜」のボタンを押すと下記のページに移動します。
この中から確認したい牌譜を見つけ、右上にある「シェア」のボタンをクリックします。すると下記のような牌譜URLが表示されるので、これをコピペしてMortalに貼り付けてください。
データの見方
初期画面
牌譜URLを貼り付け、「送信」ボタンを押すとこのような画面が表示されます。Layoutという項目がありますが、これでページの表示形式を変えられます。
Horizontalの方が見やすいので、そちらを選択しておくと良いと思います。
局ごとの画面
そして先ほどのページから下にスクロールしていくと下記のような画面が出てきます。
このページの左上が東or南何局かを表します。今回だとEast2なので東2局です。その下にある「▼Replay viewer」を押すと、天鳳の画面で牌譜の確認ができます。
そして右側の赤枠・青枠で囲んだところが実際のデータになります。赤枠で囲んだ部分はその局時点での4人の点数状況と順位の確率を示しています。
例えば下記の画面だと「Self」が自分ですが得点は21300点持ち。ここから1位になる確率が16.55372%、2位になる確率が22.01077%…ということになります。
青枠で囲んだところは「何を切るべきか」を示しています。左上の「Turn○○」が巡目を表し、Playerの部分が自分が切った牌、Mortal v1がAIが切る牌をそれぞれ表します。
そして「▼詳細」をクリックすると、「何切りをAIがどれくらい考えているか」が分かります。上記の例では8mの一番右の枠の数字が「61.20613」、東の場合は「37.65280」となっています。
これはそれぞれの牌をAIがどれくらい切るかを示しており、8m切りが61%・東切りが37%、その他はほぼ0に近い値=切るべきでない、ということを表します。
この数字が90%とかになっている打牌は絶対に間違えてはいけないですし、今回のように60%と40%くらいで分かれているケースでは、まあどちらを切ってもそこまで大きなミスではない、ということが分かるわけです。
この項目を確認することでミスの程度を判断するようにしましょう。
まとめ
以上がMortalの使い方の説明となります。これで牌譜を確認することで、打牌を迷った場面での自分の判断が正しかったかが分かります。このAIを使って雀力の向上を行っていきましょう。
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