神域リーグ第9節・第25試合、南3局2本場。チームアトラス・白雪レイドさんは追い込まれていました。その時点での点数状況は以下の通り。
因幡はねる 37900
Fra 21800
多井隆晴 20700
白雪レイド 17600
因幡はねるさんが少し抜けたトップ目。他3人はかなり点数が近い状況です。レイドさんの配牌はタンヤオに迎えそうで、3巡目にはこの形。
トイツが3組でやや愚形残りではあるものの、リーチも狙えそうないい手牌だといえるでしょう。そこに上家の多井プロからが切られました。
この手、もし鳴くとすれば役はもちろんタンヤオ。その場合、一番の良形ターツがの部分です。他の部分、のポン、のチーなどは比較的鳴きやすいですが、は鳴かないという人もいると思います。
しかしレイドさんはをチー。この局、場には1000点棒2本と2本場の供託があります。1000点の手でもアガれば3600。多井プロをわずかに上回り3着に浮上できます。
加えてこの供託を2着・3着を争っている多井プロやFraさんに取られると、着順アップが厳しくなっていきます。
ここはとにかく真っ直ぐ最速でアガりに向かう両面チー。レイドさんの執念が垣間見える一手だと感じました。
チーから打。ポン材を残して進めると、次巡にを重ねてのシャンポンテンパイ。結果的に最速のテンパイにたどり着きました。
そしてがはねるさんから出て2000は4600のアガり。このアガりで2着目に浮上し、オーラスもきっちり逃げ切り2着を獲得。
チームの優勝へ向けて大きな1局となったことは間違いないでしょう。
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