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麻雀最強戦2023「Mリーグスペシャルマッチ」試合結果

2023年5月28日、麻雀最強戦2023「Mリーグスペシャルマッチ」が開催される。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。

基本ルール

A,B卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位2名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。

・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし

A卓メンバー

東家:松ヶ瀬隆弥
南家:瑞原明奈
西家:園田賢
北家:伊達朱里紗

A卓の展開

東場の展開

東1局、中盤親の松ヶ瀬が9sをチーしてペン3pの純チャンでテンパイ。そこに伊達が白ポンでかわしにいく。さらに園田が2-5mの高目三色のリーチを打つ。だがここは園田と松ヶ瀬の2人テンパイで流局。

東1局1本場、園田が発ポンから発進。しかしテンパイする前に松ヶ瀬が白単騎のチートイツで先制リーチ。ここは松ヶ瀬が一発ツモで4000オールのアガり。

東1局2本場、瑞原が2s白のメンホンで4巡目テンパイを入れダマ。これが松ヶ瀬から出て12000のロンアガり。松ヶ瀬は前局で稼いだ12000をそのまま取られた。

東2局、親の瑞原がカン7mチーから喰いタンへ向かう。ドラの3sと8pのシャンポンでテンパイ。そこに松ヶ瀬が3-6sでリーチ。このめくり合いは瑞原に軍配。瑞原が2000オールのツモアガり。

東2局1本場、園田がカン6p待ちのダマテン。次巡に6-9pに変化して先制リーチ。そこに伊達がカン3pをチーして8m8sのシャンポンでテンパイ。さらに松ヶ瀬が追っかけリーチにいくが、宣言牌の8sで伊達のアガり。松ヶ瀬から2000のロンアガり。

東3局、親の園田がダブ東をポンしてカン6pのテンパイ。これに純チャンのイーシャンテンから松ヶ瀬が放銃。園田が2900のロンアガり。

東3局1本場、園田が白をポン。伊達は8sポンから役牌とトイトイを見た仕掛け。伊達はトイトイではなく南バックの形でテンパイ。ただここは伊達の1人テンパイで流局。

東4局2本場、園田がカン5mでテンパイし一旦ダマ。松ヶ瀬もカン3mでテンパイしダマ。松ヶ瀬は2mを切ってテンパイ外し。その後、一通確定のカン8mで先制リーチ。瑞原は3sをチーして手牌に白暗刻の5-8mテンパイ。

園田はフリテンの4-7mでテンパイしダマ続行。園田は3p掴んでオリ。瑞原もオリを選択。そこに伊達が押しまくって追いついて、1-4sで追っかけリーチ。だが松ヶ瀬が同巡にツモアガり。2000-4000のツモアガり。

瑞原明奈  35800
松ヶ瀬隆弥 27600
伊達朱里紗 18500
園田賢   18100

南場の展開

南1局、瑞原が発ポンから仕掛け。トップ目から積極的に局消化に向かう。ペン3sもチーして5-8pで先制テンパイ。そこに親の松ヶ瀬が6m8mのシャンポンでリーチ。瑞原はリーチを見て迂回。

瑞原はワンチャンスの7pを打ってカン8mで再びテンパイ。終盤に8pを掴んで再び迂回。園田は上手く回りながらカン4pでテンパイ。結局、園田と松ヶ瀬の2人テンパイで流局。

南1局1本場、園田が手牌にドラの南暗刻。園田は1sポンから仕掛け。1pもポンして6-9mでテンパイ。これに松ヶ瀬が1枚切れの9mを放銃し、園田が8000のアガり。

南2局、園田がカン3pチーからブラフ気味の形式テンパイを狙う。親の瑞原は1-4sのリーチで試合を決めに行く。そこに伊達が3-6sで追っかけリーチ。松ヶ瀬は3mをチーしてテンパイを狙う。ここは瑞原が4000オールのツモアガり。瑞原がほぼ決勝進出決定。

南2局1本場、伊達がイーペーコー完成の2-5pで先制リーチ。松ヶ瀬がそのリーチ宣言牌を鳴いて、南バックの3900テンパイでめくり合い。ここは伊達の1300-2600ツモアガり。

南3局、伊達が5巡目にカン3pで先制リーチ。園田は終盤8m単騎でテンパイし役なしダマ。ここは園田がダマのままツモアガり。4000オールのアガりで勝負は決まったか。

南3局1本場、親の園田は3pチーからブラフの仕掛け。松ヶ瀬が2-5mで先制リーチ。伊達は終盤鳴いて形式テンパイ。松ヶ瀬と伊達の2人テンパイで流局。

南4局2本場、瑞原が7p片アガりのテンパイを入れてダマ。親の伊達は園田にキッチリ絞られてテンパイ入れられず。瑞原の1人テンパイで流局し決着。園田・瑞原の勝ち上がりが決定した。

A卓結果

1着:瑞原明奈  43100
2着:園田賢   34000
3着:伊達朱里紗 13000
4着:松ヶ瀬隆弥   9900


Mリーガーの強さを麻雀AI「NAGA」で評価してみました!興味のある方は下記のリンクから。

B卓メンバー

東家:本田朋広
南家:佐々木寿人
西家:高宮まり
北家:勝又健志

B卓の展開

東場の展開

東1局、高宮が7mチーからマンズの一色の仕掛け。勝又がカン6sのタンヤオでテンパイしダマ。これが寿人から出て1300のアガりで静かなスタート。

東2局、本田が7m4sの高目三色同刻のテンパイ。親の寿人は6m単騎のチートイツでテンパイ。次巡に北単騎でテンパイしリーチ。本田はカン5sに待ち変え。高宮も5pをチーして4-7sで追いつく。本田は途中でオリ。高宮と寿人の2人テンパイで流局。

東2局1本場、本田は1sポンからトイトイ役牌の仕掛け。西発のシャンポンでテンパイ。その同巡、寿人が9s発のシャンポンでリーチ。本田は8mを掴んでオリ。しかし本田は手詰まってトイツの発を打ち出し放銃。寿人が本田から7700のロンアガり。

東2局2本場、勝又が3-6-9pで5巡目先制リーチ。そこに本田がカン6mで追っかけリーチ。ここは枚数の少ない本田が競り勝ち。勝又から2600のロンアガり。

東3局、本田がカン3mチーからマンズのホンイツへ。勝又が1-4-7sで先制リーチ。本田はドラの発を一発で打ってペン7mテンパイ。親の高宮は7s単騎の三暗刻でテンパイ。ここは本田が7sを押して高宮の頭ハネの4800ロンアガり。

東3局1本場、勝又がカン3sの三色テンパイでダマ。これをあっさりツモって2000-4000のアガり。

東4局、親の勝又がドラの1mチーから発進。発バックの仕掛け。本田が3-6pで先制リーチ。本田があっさりツモって1300-2600のアガり。

佐々木寿人 29800 
高宮まり  26900
勝又健志  25300
本田朋広  18000

南場の展開

南1局、親の本田が東西のシャンポンで先制リーチ。勝又は終盤白をポンして5-8sでテンパイ。勝又4pを引いて迂回。結局、本田の1人テンパイで流局。

南1局1本場、高宮が4-7pで6巡目先制リーチ。そこに親の本田が7pをアンカンして押し返す。バンバン押していき3s西のシャンポンで追っかけリーチ。しかし同巡に高宮が残り1枚の4pツモ。2000-4000のアガり。

南2局、高宮が発単騎のチートイツでテンパイしダマ。そこに本田がドラの南単騎でリーチ。このリーチでトップ目の高宮はオリ。ここはアガり出ず、本田の1人テンパイで流局。

南3局1本場、勝又が2巡目に5-8pで先制リーチ。ラス目の本田は6mチーからなんとか粘ろうとする。本田はカン6pのテンパイで中盤に追いつく。

本田は現物のカン4p待ちに待ち変え。その後、5pを掴んで迂回するが4pをチーして再び3-6pでテンパイ。しかしここは勝又がツモアガり。2000-4000のアガりで勝又が2着浮上。

南4局、親の勝又が中ポンしてピンズのホンイツへ向かう。寿人がカン7pのダマでテンパイ。勝又・高宮からの直撃なら逆転。本田は終盤一発や裏に賭けてリーチ。それを見て寿人がツモ切り追っかけリーチ。これが功を奏し、寿人が本田から一発でアガって8000のアガり。寿人がトップに浮上して、高宮との勝ち上がりを決めた。

B卓結果

1着:佐々木寿人 32600
2着:高宮まり  31100
3着:勝又健志  30500
4着:本田朋広    5800

決勝メンバー

東家:高宮まり
南家:佐々木寿人
西家:瑞原明奈
北家:園田賢

決勝の展開

東場の展開

東1局、園田がドラの1sチーから北バックの仕掛け。親の高宮が3-6-9sで先制リーチ。瑞原は6s4pのシャンポンでテンパイしダマ。瑞原は途中でオリ。園田はうまくテンパイを取りきる。高宮と園田の2人テンパイで流局。

東1局1本場、寿人が東ポンから発進。3s7sのシャンポンですぐにテンパイを入れる。そこに高宮が高目三色の3-6pでリーチ。このめくり合いは高宮に軍配。寿人から12000をロンアガり。

東1局2本場、瑞原が東ポンからソーズのホンイツの仕掛け。寿人が6-9sで先制リーチ。ここはテンパイしたから瑞原から9sが出た。寿人が1300のロンアガり。

東2局、高宮が東ポンから仕掛け。瑞原が2-5mで5巡目先制リーチ。そこに親の寿人が中8mのシャンポンで追っかけリーチ。2人でめくり合うがアガりは出ず。寿人と瑞原の2人テンパイで流局。

東2局1本場、寿人が中ポンから仕掛け。園田は白ポン。園田がカン6pでテンパイ。高宮はカン4pのタンヤオでテンパイしダマ。園田は1-4pに待ち変え。そこに高宮がリーチに行くが、ここは寿人が園田に放銃して、園田が1000+供託4300のアガり。

東3局、寿人がドラの西と白のシャンポンで先制リーチ。これをそのままツモアガって2000-4000。

東4局、高宮が南ポンから仕掛け。親の園田が1-4pで4巡目先制リーチ。そこに高宮が3-6sでテンパイしめくり合いに。ここは園田が競り勝ち。高宮から5800をロンアガり。

東4局1本場、園田が5-8mで先制リーチ。そこに高宮が1-4-7mで追っかけリーチ。ここも園田がラス牌の8mを引き当てて1300オール。

東4局2本場、瑞原が3m待ちでテンパイしダマ。そこから25m2pに変化して先制リーチ。高宮は1-4mのダマテンで追いつくも、ここは瑞原がそのままツモアガり。3000-6000で瑞原が2着目に浮上。

園田賢   32100
瑞原明奈  29300
高宮まり  22900
佐々木寿人 15700

南場の展開

南1局、寿人がドラの8m単騎で先制リーチ。親の高宮はタンヤオでなんとかかわそうとする。高宮は5-8m待ちで追いつく。8mのめくり合いとなったこの局、アガりは出ず。高宮と寿人の2人テンパイで流局。

南1局1本場、高宮が4-7pで先制リーチ。園田は6pチーから粘る。結局、高宮もアガれず1人テンパイで流局。

南1局2本場、園田が終盤4-7pでテンパイしダマ。これが瑞原から出て3900のロンアガり。

南2局、親の寿人が高目三色の3-6pで4巡目先制リーチ。そこに中盤高宮がカン6sで追っかけリーチ。園田も上手く回ってテンパイを入れる。寿人・高宮・寿人の3人テンパイで流局。

南2局1本場、園田は4mチーから南バックの仕掛け。高宮はカン5s待ちでテンパイしダマ。園田は喰いタンへ方向転換。高宮は2-5sに変化して先制リーチ。親の寿人は発をポンして粘る。だがその寿人から高宮へ放銃。2000のロンアガり。

南3局、寿人が7mをアンカン。メンホンのカン2m待ちでテンパイしリーチ。そこに親の瑞原が一通確定のカン2sで追っかけリーチ。ここは寿人に軍配。瑞原から8000をロンアガり。

南4局、高宮が3-6p待ちで先制リーチ。トップ目の園田はオリて、高宮がツモれるかどうかの状況に。ここは高宮の1人テンパイで流局。園田がノーテンでトップ終了。園田が初の最強戦ファイナル進出を決めた!

決勝結果

1位:園田賢   37100
2位:高宮まり  32700
3位:佐々木寿人 20900
4位:瑞原明奈    9300

園田賢、最強戦ファイナル進出決定!

前回以前の結果

ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。


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