2023年10月15日、麻雀最強戦2023「全日本プロ選手権」が開催される。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。
基本ルール
A,B卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位2名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。
・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし
A卓メンバー
東家:神森天心
南家:原佑典
西家:横山毅
北家:小寺勇輝
A卓の展開
東場の展開
東1局
横山が1巡目から自風の西をポン。原が3-6-9pで先制リーチ。そこに親の神森が2-5ー8pで追っかけリーチ。ここは神森が一発でツモって4000オール。
東1局1本場
原がカン6sでテンパイしダマ。次巡に47s白に変化して先制リーチ。これをあっさりツモって1000-2000。
東2局
神森が9m北のシャンポンで2巡目先制リーチ。そこに親の原が押し返して2-5mで追っかけリーチ。ここは2軒リーチになった事で横山から北が出て、神森が2600ロンアガり。
東3局
神森が5sをチーして235p待ちでテンパイ。これを横山から打ち取って1000ロン。
東4局
親の小寺が78s待ちのテンパイもテンパイ外し。そこに原が2-5sで先制リーチ。小寺は1-4-7mで追いついて追っかけリーチ。さらに横山が3-6sで追っかけリーチ。3者のめくり合い、横山が500-1000のツモアガりで制する。
南場の展開
南1局
親の神森がドラの3m単騎のチートイツでテンパイしダマ。これをそのままツモって4000オール。
南1局1本場
横山がメンホンのイーシャンテンから東をスルー。結局、2枚目を鳴いて5-8mでテンパイ。これにイーシャンテンから原が放銃し、横山が5200ロン。
南2局
神森がカン3pでテンパイしダマ。同巡、親の原は8sをチーしてカン2sで純チャンテンパイ。ここは神森がすぐにツモって300-500。
南3局
親の横山がドラの南単騎で先制リーチ。これは流局して横山の1人テンパイで流局。
南3局1本場
横山が3m単騎のメンホンチートイツでテンパイしダマ。そこから白単騎に待ちを変えると、これが原からすぐ出て横山が12000ロン。
南3局2本場
小寺が発ポンからトイトイの仕掛け。神森は役なしの2-5mでダマテン。神森は中盤にオリ。結局全員ノーテンで流局。
南4局3本場
親の小寺が西ポンから仕掛け。小寺は発バックのテンパイ。ただここはアガり出ず、小寺の1人テンパイで流局。
南4局4本場
小寺が5-8pで先制リーチ。しかしこれはアガれず、1人テンパイで流局。
南4局5本場
横山が白をポン。小寺が中盤過ぎに4-7sで先制リーチ。神森は役なしの3-6sでテンパイしダマ。しかし4mを引いてオリ。小寺が1人テンパイで流局。
南4局6本場
横山が4mをチーして喰いタンに向かう。横山が2-5pでテンパイ。これを神森が打ち込んで、横山が1000ロン。神森と横山が決勝進出。
A卓結果
1着:神森天心 47200
2着:横山毅 38400
3着:小寺勇輝 19400
4着:原佑典 -5000
B卓メンバー
東家:泉裕斗
南家:大和
西家:酒井俊晴
北家:桑田憲汰
B卓の展開
東場の展開
東1局
酒井が2mポンから仕掛け。自風の西もポンして78mのテンパイ。そこに桑田がペン3sでリーチ。酒井はリーチの現物である発単騎に待ちを変える。すると大和が発を打ち出して、酒井が5200ロンアガり。
東2局
親の大和が2-5pで先制リーチ。桑田が9mをアンカンから679s待ちで追っかけリーチ。このめくり合いは桑田に軍配。桑田が大和から2300ロンアガり。
東3局
桑田が白ポンから仕掛け。桑田は2副露して1-4pでテンパイ。これが泉から出て桑田が1000ロン。
東4局
泉が1m8mのシャンポンで先制リーチ。これをハイテイでツモって1000-2000のアガり。
南場の展開
南1局
桑田が東7sのシャンポンで先制リーチ。これが大和から出て、桑田が5200ロンアガり。
南2局
泉が南ポンから仕掛け。桑田が4-7mで先制リーチ。泉はドラ6pをポンしてカン7sでテンパイ。ここは桑田がツモって1000-2000のアガり。
南3局
桑田が2-5sで先制リーチ。親の酒井が1-4-7mのダマテンを入れるが、同巡に桑田がツモアガり。1300-2600のアガりでリードを広げる。
南4局
泉が6mチーから喰いタンで仕掛け。酒井が1pチーして白バックのテンパイ。ここは泉から白が出て、酒井が1000。桑田と酒井の2人が決勝進出。
B卓結果
1着:桑田憲汰 40700
2着:酒井俊晴 27600
3着:泉裕斗 24700
4着:大和 7000
決勝メンバー
東家:桑田憲汰
南家:酒井俊晴
西家:横山毅
北家:神森天心
決勝の展開
東場の展開
東1局
神森がペン3pで先制リーチ。そこに親の桑田が1s発のシャンポンで追っかけリーチ。酒井はテンパイもドラを打ち切れず一旦迂回。このめくり合いは桑田に軍配。桑田の4000オール。
東1局1本場
酒井が発ポンから仕掛け。横山が4mアンカン。桑田は4s単騎のチートイツでテンパイしダマ。酒井は2m3m待ちでテンパイ。桑田は9s待ちでテンパイしダマ。ここは酒井が横井から1300をアガる。
東2局
横山が147s待ちで先制リーチ。これをツモって1000-2000。
東3局
酒井が発ポンから仕掛け。親の横山が4-7sで先制リーチ。これを一発でツモって4000オール。
東3局1本場
神森が8p単騎でテンパイし一旦役なしダマ。横山が5s白のシャンポンで追っかけリーチ。神森は気合いで押していき1-4pノベタンで追っかけリーチ。ここは神森が競り勝ち、500-1000ツモアガり。
東4局
桑田が5m7m待ちのツモり三暗刻で先制リーチ。そこに親の神森がカン7sで追っかけリーチ。さらに酒井が6-9s、横山も4-7sで追っかけ。4軒リーチとなったこの局、神森がツモって2000オール。
東4局1本場
神森が高目一通の4-7mで先制リーチ。これはアガれず、神森の1人テンパイで流局。
東4局2本場
桑田がカン8mのチャンタでテンパイしダマ。酒井が8p南のシャンポンリーチ。ここは桑田がダマのままツモって2000-4000。
南場の展開
南1局
酒井が3-6mで先制リーチ。これが横山から出て、酒井が3900ロンアガり。
南2局
横山がダブ南ポンから仕掛け。横山がペン3sでテンパイ。桑田がカン2pでテンパイし役なしダマ。ここは神森から3sが出て、横山が3900ロンアガり。
南3局
桑田が3sポンから喰いタンに向かう。酒井が一通確定のカン8mで先制リーチ。親の横山は南ポンから仕掛け。神森はこちらも一通確定のペン3mで追っかけリーチ。このめくり合いは神森に軍配。酒井から8000をロンアガり。
南4局
酒井は2-5sでダマ。親の神森はテンパイ入れられず。全員伏せてノーテンで終了。桑田が最強戦ファイナル進出決定!
決勝結果
1位:桑田憲汰 40000
2位:横山毅 28400
3位:神森天心 27200
4位:酒井俊晴 4400
桑田憲汰プロ、最強戦ファイナル進出決定!
前回以前の結果
ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。
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