Mリーグ2022-23レギュラーシーズン 10月21日・第24試合の出場選手は以下の通り。
東家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
南家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
西家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:近藤誠一(セガサミーフェニックス)
東1局、まずは親の多井がカン6sで先制リーチ。ここに松ヶ瀬がリーチ宣言牌を仕掛けて6m片アガりの一通テンパイを入れる。これを多井からアガって松ヶ瀬がまずは最初のアガりを決める。
多井は東1局から3連続で先制愚形リーチで攻めるという珍しい攻撃パターンを見せる。普段の多井だったらもっと良形リーチが多いが、そのブランドを活かした攻撃ということか。ただアガれたのはそのうち1回だけだったが。
東3局で近藤が多井のリーチに押し返して3000-6000をツモアガり。近藤トップ目で南入する。
だが南1局で近藤の先制リーチに対し、松ヶ瀬がダブ南を落としながら5-8pで追っかけリーチ。これを近藤から一発でアガり8000。松ヶ瀬がトップ目に躍り出る。ちなみにダブ南をトイツ落とししたときの多井の困惑顔が面白すぎるのでぜひ見ていただきたい。
南2局、多井が今度は赤赤で愚形先制リーチ。4度目の愚形リーチだが、このリーチで12000のテンパイを入れていた親の松ヶ瀬を降ろさせた。結果的にアガりにはつながらなかったが多井のファインプレーと言えるだろう。
南3局1本場で松ヶ瀬が2000-4000をツモり、これが決勝点。松ヶ瀬がトップを獲得したが、その裏で愚形リーチをかけまくっていた多井が2着に滑り込んだ。
普段は守備的な打ち回しでこういった愚形リーチを打たないイメージのある多井だが、この対局では計4度もの愚形リーチ。アガりにはつながらなかったが、これで2着を確保したといっても過言ではない。多井の引き出しをまたひとつ見せてもらった感じである。
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