雀荘や麻雀ゲームなどのルール説明で時たま用いられる単語として「アリアリ」があります。その「アリアリ」とは何を意味しているのでしょうか?
アリアリはある種の略語で正確に言うと「喰いタンあり、後付けあり」という言葉の「あり」を二つとって「アリアリ」と言っています。喰いタンと後付けというのは麻雀のルールの一つであり、ありというのはそのルールを採用するという意味です。
では喰いタンと後付けは一体どんなルールなのか?それをここから解説していきます。
喰いタンとは
「喰いタン」の喰いとは副露すなわち鳴きのことを意味します。そしてタンは麻雀の役の一つである「タンヤオ」のことです。
つまり喰いタンというのは「鳴いてもタンヤオが成立するルール」のことを表しています。
タンヤオについての解説は下記のページの「4章.麻雀の役を覚えよう」のタンヤオの項目を参照ください。
後付けとは
後付けは一つ目の鳴いてそろえたメンツが役とは関係なく、二つ目以降の鳴きもしくはロンしたときの牌で初めて役ができる鳴きを表しています。わかりにくいと思うので例を挙げると下記のような感じ。
二つ目の鳴き 一つ目の鳴き ロン
例えばこのケースだと、最初にを鳴いた時点では役はありませんでしたが、後からを鳴いたことで役がついたわけです。
二つ目の鳴き 一つ目の鳴き ロン
ロンしたときの牌で役がつくケースは例えばこんな手牌。手牌には役がありませんが、をロンしてそろえたことでその「中」が役になっているわけです。
後付けとは以上の例のように「後から役を付ける」鳴きのことを指しています。この「後から役を付ける」というのを省略して「後付け」というわけです。
ちなみにこういった後付けの仕掛けのことを俗に「バック」と呼んだりもしますので覚えておくといいと思います。
まとめ
以上が「アリアリ」の解説になります。「喰いタンあり、後付けあり」というルール説明を表している言葉なわけです。
一般的には「アリアリ」のルールが多いですが、これらのルールを採用しない場合もあります。その場合は「アリ」の部分を「ナシ」と置き換えて呼びます。つまり以下のようなルールもあります。
「アリナシ」→喰いタンあり/後付けなし
「ナシアリ」→喰いタンなし/後付けあり
「ナシナシ」→喰いタンなし/後付けなし
初めての人や雀荘で打つ場合にはトラブルになるケースもありますので、どのルールを採用しているのか、キチンと確認しておきましょう。
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