Mリーグ2022-2023レギュラーシーズン、11月4日に開催された第40試合の出場者は以下の通り。
東家:黒沢咲(TEAM雷電)
南家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
西家:近藤誠一(セガサミーフェニックス)
北家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
昨期までは攻め一本だった印象の高宮だが、今期の高宮は積極的な攻めはそのままに、ギリギリのところで見切るバランスを意識しながら打っている印象を受ける。
東1局、黒沢の親リーチ。これに高宮が喰いタンドラドラで仕掛けて前に出る。テンパイを入れて2sプッシュ。だがション牌の東を引いてオリを選択。序盤の高宮は我慢の展開となったが親番で爆発。
東4局1本場、高宮の配牌にダブ東と発がトイツ。東は鳴けなかったが発を暗刻にして先制リーチ。これをツモって4100オール。さらに東4局2本場、高宮はカン6pでテンパイし一旦ダマ。次巡に赤5pを引いて5p南のシャンポンでリーチ。これで多井から4500をアガる。
ただ東4局3本場では近藤の凄まじい手順が炸裂。近藤がペン7mでテンパイ。赤赤の手なのでリーチというのが普通だと思うが、これを一旦ダマに受ける。
その間に黒沢がリーチ。そして1mを暗刻にして9m単騎に受けてもまだダマテン。そして多井が9mを通したところで9m単騎のままツモ切り追っかけリーチ。多井の9mトイツ落としや、高宮や多井のオリ打ちを狙ったリーチだ。
結局、近藤がそのままツモアガって2300-4300としたが、出アガりが決まっていたらまさしく魔神の手順といえるだろう。
オーラスは高宮・近藤・黒沢の3人でトップ争いとなった。黒沢がアガれば逆転のダママンガンテンパイ。そこに親の高宮がリーチ。2人のめくり合いとなったがこれを高宮が制して勝負あり。ヒリつくようなトップ争いを味わえた。
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