今期の村上淳プロは全く浮かばれない。
ここまで5戦して3着1回、4着4回。個人成績ぶっちぎりのラスだ。
よくよくツイていないこともあるものだ。これまでの3シーズンを見れば村上淳の実力を疑おうはずもない。
最初のシーズンこそマイナスに沈んだが、2年目は個人成績2位、3年目も8位という好成績を残してる。
村上プロがあまりにもツイていないということがよく情報として流れてくるので、「本当にそうなのか?」と思い、麻雀を見直してみたが・・。
正直なところ、村上プロの打牌に明らかな疑問手というのはないように思えた。
普段通りのリーチで高打点を目指すスタイルに沿った打ち方。
村上プロの思考を全て読み取れるわけではないが、少なくとも私程度でも気づけるような変なミスはしていないように見える。
それでも成績は4連続ラス。ままならないものである。
村上プロほどの人であっても、負けるときはこんなものかと思うと逆に勇気をもらえるものである。
私自身、先日4連続ラスを天鳳で引いたばかりだが、そんなこと大したこともない。
どんな人間であっても、麻雀というものはラスを食らってしまう。しかもミスらしいミスもしていないのに4連続ラス。その上、村上プロに至ってはハコラスばかりだ。
どれだけ検討してもどうしようもないラスはある。これは「不調」とはいわない。あえて小林剛プロの言葉を借りて申し上げるが、「悪い偶然が続いた」に過ぎない。「不運」だ。
麻雀で本当に問題なのは、「不運」だったことを「不調」と認識して、本当に「不調」に陥ってしまうこと。またその逆に、「不調」だったことを「不運」と認識して、反省を忘れてしまうことである。
麻雀は不調=自分の実力の不足、を不運だと片付ける人間が多い。もっとも、自分の実力がわかりにくいゲームだから仕方のないことでもあるが・・。
逆に不運だったことを人間はどうしても覚えてしまうものである。そうすると肝心な場面で一歩踏み出すことをためらってしまうものだ。
麻雀で一番大切なのはその2つを切り分けて考えること。そうすることができれば、自分の麻雀をブレずに打つことができる。
村上プロは当然そのことを分かっているはず。こんな「不運」に負けず、今期も頑張ってほしい。こんなものは「不調」ではないと証明してほしい。
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