高宮まり。KONAMI麻雀格闘倶楽部に所属するMリーガーだ。
グラビアアイドルとしても活躍している高宮。彼女が如何にして麻雀プロの道へたどり着いたか、その軌跡を振り返っていこう。
基本プロフィール
出身地:茨城県
生年月日:1988年11月8日
血液型:O型
DVD:「テンパイ-聴牌-」「高宮まり 女神降臨」「九蓮宝燈」他多数
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麻雀との出会い
塾、英会話、スイミング、バレエと多くの習い事に通い、小学校の頃から勉強にスポーツに、と文武両道のな女の子だった。
高校卒業後に上京し、予備校に通うために女子寮に入り、1人暮らしを始めた。実家を離れた暮らしの大変さを実感する中で、かつて漫画「だめんず・うぉ~か~」を読んで興味を抱いたことのある麻雀を打ち始めるようになる。
周りには麻雀を打てる人はいなかったものの、ネットで麻雀が出来ると知り、ルールを覚えてやり始めた。元々パズルゲームなどが好きだった高宮は、どんどん麻雀にのめり込んでいった。
実際の麻雀も打ってみたいと考えていたが、麻雀をやる友達がおらず、雀荘などに急に行っても迷惑がられるのではないか、と思っていた。
だが高宮はそこで、麻雀店で働きながら打てば一石二鳥という考えに至り、麻雀店でアルバイトを始めた。正直なところスゴい発想である。
その店で働くうちに麻雀プロの存在を知り、試合や勉強会の話をプロから聞いて、プロの世界に興味を持った。
進学のために予備校に入っていた高宮だったが、大学進学ではなく、麻雀プロを目指して勉強をするようになった。
そして2010年、22歳になる年で日本プロ麻雀連盟27期生としてプロデビューを果たした。麻雀を始めてからわずか1年ほどの出来事だった。
プロ入り後の活躍
タイトル獲得
プロ入り3年目となった2013年、モンド麻雀プロリーグ女流モンド杯に初出場で初優勝。
翌2014年には第8期夕刊フジ杯麻雀女王を獲得。自団体のリーグ戦においても、4連続昇級を決めるなど、順調な活躍を見せる。
2016年には女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーンの初代クイーンの座に輝き、また同年度に初開催となった女流プロ麻雀日本シリーズでも第1回チャンピオンとなる活躍を見せている。
2019年、連盟の北関東プロリーグで優勝を果たすと、地方ごとの優勝者が集まりその中で1位を決める、地方リーグチャンピオンシップ2019を制覇。順調な活躍を見せている。
2021年にも同年より行われている連盟の大会「AKRacing杯」に出場し、見事優勝。
高宮は「てんぱいクイーン」「女流プロ麻雀日本シリーズ」「AKRacing杯」といずれも第1回大会を制しており、第1回大会に強いというジンクスがある。
グラビア活動
高宮が人気女流プロであることは周知の事実であると思うが、その人気を端的に表したものが、高宮が所属するMリーグチームの名前にも使われている、KONAMIの麻雀アプリ「麻雀格闘倶楽部」で行われている人気企画、投票選抜戦だ。
ユーザーが自分の推しに投票する企画で、高宮は2013年に女性部門で2位にランクインすると、2014年以降は全て1位。二階堂姉妹など、人気プロが多い日本プロ麻雀連盟の中でも、特に人気のあるプロといえるだろう。
グラビアも大人気の高宮だが、きっかけとなったのは日本プロ麻雀連盟で作成しているカレンダーの撮影からだった。
私自身、以前に参加した大会の賞品としていただいたが、これは中々素晴らしい。
人気の女流雀士がコスプレや着物など様々な姿を見せてくれている。高宮も登場してから、毎年のようにカレンダーを彩っている。
もともと人前で話したりといったことは苦手だったため、グラビアの仕事を始めた当初は戸惑いもあったという。
そんな中、気にかけてくれたのが連盟の先輩である和久津晶だ。以前はMリーグにも参戦していた人気プロだから、ご存じの方も多いと思う。ファッションに関しては、服の着こなし方など和久津にアドバイスをもらっている。
その後、多くの写真集やイメージDVDを発表。高宮のスタイルや魅力を存分に堪能できる作品ばかりだ。
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価格:3,345円 |
また、Mリーグでも宣伝し話題となった、KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳と共演となったデジタル写真集「牌×牌」は、好評につき第3弾まで発売されている。
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高宮まり×岡田紗佳 牌×牌III【電子書籍】[ 高宮まり ] 価格:1,320円 |
YouTube活動
2022年5月15日、高宮まりの本人TwitterにてYouTubeチャンネル「高宮まりのまりさんぽ」の活動開始が発表された。
本日5/15(日)
— 高宮まりinformation (@M_takamiya_info) May 15, 2022
高宮まりのYouTubeチャンネル
🍀🍀『高宮まりのまりさんぽ』🍀🍀
始まりました🍀
ゆるりと不定期とはなりますが、動画や生配信をしていく予定です。
チャンネル登録よろしくお願いします🍀🍀🍀🍀
ご視聴はこちら⬇️https://t.co/bc2gGcaMSQ
#高宮まり
#まりさんほ pic.twitter.com/ltdu7mZCwk
開設と同時に「開設の挨拶」ということで一本目の動画がアップロード。
麻雀プロやグラビア活動をする上での裏側や、これまでやってこなかったチャレンジなど、様々な内容を動画としてアップロードしていくと宣言されていた。
Mリーガーとしての活躍
初年度のMリーグ2018では、レギュラーシーズンでは21人中19位の成績で振るわなかったものの、ファイナルシリーズでは4位の好成績を残した。これは優勝した赤坂ドリブンズの3人に次ぐ成績だった。
翌Mリーグ2019では、個人スコア、29人中9位の成績でチームを引っ張った。しかし、チームは惜しくもセミファイナル敗退。ファイナルシリーズには行けなかった。
Mリーグ2020ではレギュラーシーズンは30人中の25位だったが、進んだセミファイナルでは個人2位の成績を残した。しかし、チームは2年連続のセミファイナル敗退。
Mリーグ2021、高宮は-237.4ポイントで32人中23位とブレーキ。チームは新加入の伊達・滝沢の活躍によりファイナル進出を果たすが4位に終わった。
個人成績
2018シーズン
レギュラーシーズン:-273.9
ファイナル:+37.1
チーム成績
レギュラーシーズン:3位
ファイナル:4位
2019シーズン
レギュラーシーズン:+99.5
セミファイナル:-46.1
チーム成績
レギュラーシーズン:3位
セミファイナル:5位敗退
2020シーズン
レギュラーシーズン:-246.0
セミファイナル:+118.0
チーム成績
レギュラーシーズン:5位
セミファイナル:5位
2021シーズン
レギュラーシーズン:-237.4
セミファイナル:-12.7
ファイナル:-32.5
チーム成績
レギュラーシーズン:3位
セミファイナル:2位
ファイナル:4位
チームメイト
伊達朱里紗
2013年から声優として活躍すると同時に麻雀プロでもある、二足のわらじのプロ。
佐々木寿人
連盟のトッププロ。とにかくリーチで押し込む攻めのスタイルで「麻雀攻めダルマ」の異名を持つ。
滝沢和典
正統派イケメンのプロ。Mリーガーで初のチーム移籍を行った。
高宮の雀風
思い切りのよい攻撃型の雀風が高宮の持ち味。まさしく北欧神話の狂戦士「ベルセルク」の名の通り、気持ちよく押してくれる麻雀だ。
Mリーグの成績において、レギュラーシーズンはやや不調が目立つものの、セミファイナルやファイナルで結果を残しているのは、やはり思い切りの良さが短期決戦ではいい方向に作用しているからだと思う。
Mリーグで佐々木寿人と同じチームになったことで、佐々木の苛烈な攻めを吸収し、その麻雀はより磨かれているように思う。その佐々木と共著で書籍も出版しているため、こちらも一つ注目だ。
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Mリーグを戦っている32名のMリーガーについて、解説記事を書いている。興味のある方は是非こちらもご覧いただきたい。
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