日本にはいくつものプロ麻雀団体があります。一番古い麻雀団体は最高位戦日本プロ麻雀協会で、これが分裂して今のようにいくつもの団体ができました。
これらの団体の大きな違いの一つとして採用しているルールが異なる、ということが挙げられます。
麻雀というものは採用するルールによって、その性質を全く変えてしまいます。競うべき能力が変わってくるのです。
逆に言うと、麻雀というゲームの何を重視するかによって採用したいルールは変わってくるため、これが分裂の一因になったとも言われています。
そんな競技麻雀のルールについて本記事で解説していきます。今回はRMUの採用しているルールについて迫ってみましょう。
RMUとは
RMUは2006年に日本プロ麻雀連盟から脱退したプロ達で立ち上げた団体です。Mリーグに参加している5団体の中では最も新しい団体となります。
RMUとはReal Mahjong Unitの略称で、「真の麻雀プロを作る」という理念で創設された団体です。現在の代表を多井隆晴プロが務めています。
公式ルール
RMUルールは一発・裏ドラ・カンドラがあります。喰い替えはできません。
流局時のテンパイ料、積み棒もあり、雀荘などで打たれる一般的なルールに近い感じです。
また、純粋な役満の複合によるダブル役満以上のアガりも認められています。一方でパオと数え役満はありません。
持ち点は30000点持ちの30000点返し。オカはなしで順位ウマが1着から+15/+5/-5/-15となっています。
全体として他団体の中間を取ったようなルールであり、ウマもそこそこの大きさということで、かなり打ち方のバランスを取るのが重要になってくるルールだといえます。
着順を上げるのはもちろんのこと、素点を稼いだり、テンパイ料を拾ったり、このあたりの押し引きを適宜バランスを取る必要があるでしょう。
A/B/Mルール
また、RMUではさらに公式ルールがA・B・Mの3種類に分けられており、大会によって採用されるルールが違います。
Aルールは上記までで語った一般的なRMUルール。BルールはAルールから一発・裏ドラ・カンドラを無くしたもの。
MルールはAルールに赤ドラを加えて25000点持ちの30000点返しにしたものとなります。さらに順位ウマも+30/+10/-10/-30になります。オカと合わせて順位点は+50/+10/-10/-30となり、Mリーグルールに近いルールとなります。
新決勝方式
RMUの一部タイトル戦で導入されている方式です。規定の半荘を進行した後、優勝者を決める1局単位の延長戦を行います。
和了者が総合トップになった時点で終了しますが、それ以外の場合は全て続行となり、1局ずつ進行します。目無し問題の解決のため導入されました。
他団体のルールはこちらから
日本プロ麻雀連盟
最高位戦日本プロ麻雀協会
日本プロ麻雀協会
麻将連合
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