2022年6月5日開催、麻雀最強戦2022「Mリーグスペシャルマッチ」。その試合の過程、および結果について本記事でお届けする。
Mリーグスペシャルマッチとは
「Mリーグ」×「麻雀最強戦」
— Mリーグ/プロ麻雀リーグ (@m_league_) April 26, 2022
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Mリーグスペシャルマッチ
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Mリーグと最強戦のコラボ企画。Mリーグに所属する8チームからそれぞれ1人ずつが出場し、最強戦ファイナルへの進出を賭けて競い合う。
基本ルール
A,B卓でそれぞれ東南半荘戦1回勝負で上位2名が勝ち抜け。その後、勝ち抜けた4名で決勝を行い、トップがファイナル進出。
・喰いタンあり、後付けあり
・赤なし、一発裏ドラあり
・カンドラカン裏あり
・トビなし
・ラス親のアガり止め、テンパイ止めなし
A卓メンバー
東家:勝又健志
南家:園田賢
西家:萩原聖人
北家:瑞原明奈
A卓の展開
東場の展開
東1局、瑞原がタンピンドラドラ高目三色の手をダマテン。これを萩原から打ち取り8000でまず快調なスタート。
東2局もさらに瑞原が勝又からダマで2000をアガり、順調な局回し。
東3局、勝又が2-5pの先制リーチ。これをツモって500-1000のアガり。
東4局、親番を迎えた瑞原、ノベタン4-7pで先制リーチ。他3者が回っている間に4pをツモって4000オール。かなり勝ち抜けが近づいた。
東4局1本場、園田がカン3mで先制リーチ。このリーチに瑞原が1pを押して1-4sでダマテン。さらに萩原が6-9sで追っかけリーチ。
このめくり合いは萩原の勝ち。安パイに困った勝又が9sを萩原に放銃し3900。瑞原以外の3者はほぼ横並びで南入した。
南場の展開
南1局、親番の勝又が2-5pで先制リーチ。7sアンカンから新ドラの5pをツモって2600オール。園田、萩原を一歩リード。
南1局1本場、園田が5-8sのテンパイ。一巡回してツモ切りリーチを敢行。だが親の勝又も中を仕掛けてテンパイ。これを園田からアガって1500。勝又、連荘に成功。
南1局2本場、勝又がカン8pの三色テンパイ。巡目が遅いため、これをダマに構える。ここに園田が6p単騎でリーチ。萩原と勝又を降ろしにかかる。
これが功を奏し園田が1人テンパイで流局。勝又との差を詰める。
南2局3本場、勝又が南ポンから仕掛ける。だが手牌はバラバラ。その間に親の園田が仕掛けて喰いタンでテンパイ。
その後、勝又もカン8sでテンパイ。さらに萩原、瑞原にもテンパイが入る。4人テンパイの状況、園田がツモって連荘に成功した。
南2局4本場、手牌に白暗刻の勝又、仕掛けてカン8mテンパイ。これに園田が放銃し1000点。勝又は親を流すことに成功。
南3局、親番萩原がペン3mだが5巡目先制リーチ。そこに園田が4-7sで追っかけリーチ。しかし、園田が3mを掴んで放銃。2000で萩原が連荘。
南3局1本場、園田がドラの中を持ったトイトイ仕掛け。9s中のシャンポンでテンパイ。そこに勝又が2-5sでリーチ。
さらに親の萩原も仕掛けて一通のペン3sでテンパイ。3人のめくり合い、これを制したのは園田。ラス牌の中をツモりあげて、三暗刻をつけての4000-8000。一気に勝又をかわして2着目に立った。
南4局、瑞原が親番のためここは1局勝負。園田が発ポンから終わらせにかかる。3-6sでテンパイ一番乗り。ここに瑞原が打って2000。瑞原が1着、園田が2着で勝ち抜けた。
A卓結果
1位:瑞原明奈
2位:園田賢
3位:勝又健志
4位:萩原聖人
B卓メンバー
東家:近藤誠一
南家:滝沢和典
西家:白鳥翔
北家:岡田紗佳
B卓の展開
東場の展開
東1局、終盤まで各者テンパイが入らず。岡田が14巡目にリーチ。その後、近藤が6-9sのフリテンのテンパイを入れてダマ。
さらに白鳥も6m7mのシャンポンでテンパイしダマ。結果、近藤、白鳥、岡田の3人テンパイで流局。
東1局1本場、白鳥が近藤の北トイツ落としを見て仕掛け始める。近藤は純チャンで鳴き。ペン7sでテンパイ一番乗り。
その次に白鳥が3-6mでテンパイ。ドラの発もしっかり押していく。568sに待ち替えするがそのまま流局。近藤、白鳥の2人テンパイ。
東1局2本場、白鳥はピンズのホンイツで仕掛け。そこに近藤が2-5p先制リーチ。さらに滝沢もドラの2pと4pのシャンポンで追っかけ。
白鳥はオリ。岡田は粘る。ここは2人にアガりは出ず。近藤、白鳥の2人テンパイで流局。
東1局3本場、供託を狙いに白鳥、岡田、近藤が仕掛ける。先制テンパイは近藤。カン2sでテンパイ。
さらに岡田が3-6sでテンパイ。唯一仕掛けのない滝沢も5-8mのピンフでテンパイしダマテン。
このめくり合いは岡田が制する。300-500のツモアガりに供託3900でなかなかの収入。
東2局、親の滝沢が3-6mで先制リーチ。なかなかツモれなかったが、終盤にラス牌をツモ。2600オールのアガり。
東2局1本場、白鳥が発を暗刻にして5-8sで先制リーチ。山に残り5枚のこのリーチをしっかりツモって1300-2600。
東3局、親番の白鳥が1p2pのシャンポンでテンパイし3巡目に即リーチ。これを滝沢からアガって2000。
東3局1本場、近藤が3-6mでテンパイし3巡目に先制リーチ。岡田が5-8sで追いつき、追っかけリーチ。
このめくり合いは近藤の勝ち。岡田から2600のアガりを取る。
東4局、終盤まで誰にもテンパイが入らず。15巡目に白鳥が一通でテンパイするも6-9pが薄くダマ。
親の岡田が鳴いて形式テンパイ。ラスツモで滝沢もテンパイし、岡田、滝沢、白鳥の3人テンパイで流局。
東4局1本場、滝沢がカン6mの三色リーチ。岡田がここにメンホンイーシャンテンで押していく。
岡田が5sチーから南と白のシャンポンテンパイ。岡田がすぐに白をツモって2000オール。全員が2万点台となる。
東4局2本場、岡田が9p西のシャンポンで先制リーチ。これに滝沢が押していき、3900放銃。
東4局3本場、近藤がピンズのホンイツで仕掛け。白鳥も白をポンして速度を合わせる。
白鳥が3-6-9mでテンパイ一番乗り。これをそのままツモって300-500。白鳥がわずかにトップ目で南入。
南場の展開
南1局、岡田がタンヤオトイトイでの仕掛け。だがテンパイ前に近藤がカン5sで先制リーチ。そこに滝沢が4mとダブ南のシャンポンでリーチ。
さらに白鳥も4pを押して1-4mのピンフでテンパイしダマテン。このめくり合い、白鳥に軍配。1mをツモって700-1300で1局消化。
南2局、親の滝沢が苦しい手牌から役牌を仕掛けて連荘を狙う。カン5sでテンパイ一番乗り。
その後、近藤が中を暗刻にしてカン6sのドラドラテンパイでダマテン。さらに滝沢が仕掛けて6s単騎に待ち替え。
そこからさらに滝沢が8s単騎に待ち替えするときに近藤に放銃。5200のアガり。
南3局、親の白鳥が5-8pのタンヤオドラ3でテンパイしダマテン。滝沢も牌を重ねていき、北ポンから南北トイトイのテンパイ。
だがその前に白鳥が5pをツモ。6000オールのアガりでまず一席ほぼ決まった。
南3局1本場、白鳥は端からテンパイを目指さない打ち方。近藤はカン3sでテンパイするも一旦ダマテン。
岡田はペン7pの三色でテンパイしダマテン。このテンパイを取ったときに発を押したことでテンパイの気配が近藤に伝わる。近藤がツモ切りリーチ。
さらに岡田もツモ切りリーチで追っかける。ここに滝沢もカン5sでテンパイし追っかけリーチ。
このめくり合い、岡田に軍配。滝沢から5200をアガり、オーラスにかなりの優位を作った。
南4局、近藤はハネ満を狙って三色に行くが牌が寄らない。岡田はきっちりオリきって流局。岡田と白鳥の2人が決勝に勝ち上がった。
B卓結果
1位:白鳥翔
2位:岡田紗佳
3位:近藤誠一
4位:滝沢和典
決勝メンバー
東家:白鳥翔
南家:瑞原明奈
西家:園田賢
北家:岡田紗佳
決勝の展開
東場の展開
東1局、東ポンから仕掛けた親の白鳥が2-5pでテンパイ。だがこのまま流局し1人テンパイ。
東1局1本場、岡田がドラ2枚を持って喰いタンの仕掛け。3-6sでテンパイし、これを園田から打ち取って3900のアガり。
東2局、白鳥が発ポンから動く。1mをポンしてのカン2mという盲点の待ちでテンパイ。これを園田からアガって1000点。
東3局、岡田は9種9牌から国士に向かう。7巡目には国士無双13面待ちのイーシャンテン。だが先制テンパイは瑞原。タンヤオで仕掛けて2s4mのシャンポン待ち。
しかし、ここで岡田が9pを引いて国士無双13面待ちのテンパイ。他3者を止めるためにリーチを敢行。
ここに1mを持ってきた瑞原。13面待ちではなく足止め目的のリーチと考えて1mをプッシュし放銃。32000のアガりで一気に大トップ目に躍り出た。
東4局、親の岡田がダブ東から仕掛けていく。だが白鳥が1-4sで先制リーチ。これを岡田からアガって3900。岡田との差を21400点まで詰めて南入する。
南場の展開
南1局、岡田がタンヤオで仕掛けていき3-6sでテンパイ。だが園田が終盤カン5sでリーチ。
これに回っていった岡田がもう一度テンパイし、6400を放銃。白鳥はハネツモで追いつける点差に。
南2局、岡田が2-5pのリーチのみでテンパイし勝負の即リー。ここに園田が2pを暗刻にして追いつき、1-4-7mで追っかけリーチ。
さらに親の瑞原も当然降りずに仕掛けてタンヤオで追いつく。しかし、ここでアガったのは園田。2000-4000で園田が2着目に浮上し岡田と11700点差。
南3局、岡田が6-9mのピンフでテンパイしダマテン。これが瑞原から出て1000点。これで園田と白鳥にハネ満のツモ条件を押しつけた。
南4局、白鳥が5巡目にメンホンチートイツのイーシャンテン。7巡目に中単騎でテンパイ。ツモか直撃なら白鳥のトップ。
その後、中単騎から3s単騎に待ちを替える。3sは山に1枚。終盤、他から出ての裏裏も考えてリーチを敢行。
さらに白鳥からリーチ棒が出たことで園田が満ツモ条件になった。というわけで園田が9p単騎でリーチ。一発ツモで裏条件。
園田の9pは山になく、白鳥の3sは瑞原に入ってしまう。白鳥と園田の2人テンパイで流局。岡田が最強戦ファイナル出場を決めた!
決勝結果
1位:岡田紗佳
2位:園田賢
3位:白鳥翔
4位:瑞原明奈
前回以前の結果
ファイナル出場決定者については以下のページを参照いただきたい。
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