2023年6月19日、Mトーナメント2023の予選E卓/F卓戦の試合が開催された。本記事ではその試合結果についてまとめていく。
Mトーナメントとは?
MトーナメントとはMリーグの初冠企画。トーナメント制の大会であり、現Mリーガー32名に加え、Mリーグに所属しているプロ団体からの団体推薦者20名の計52名で行われる。その他詳細・試合結果は下記の記事を参照。
予選E卓
出場者
瀬戸熊直樹
堀慎吾
近藤誠一
山脇千文美
第1試合展開
東家:山脇千文美
南家:瀬戸熊直樹
西家:近藤誠一
北家:堀慎吾
東場の展開
東1局
親の山脇が6mポンから喰いタンの仕掛け。終盤8mもポンして2-5-8sでテンパイ。そこに瀬戸熊が1-4pでリーチ。このめくり合いは山脇に軍配。1000オールのツモアガり。
東1局1本場
瀬戸熊がドラドラの手牌で自風の南ポンから発進。西もポンして6-9pでテンパイ。ここは堀から9pが出て、瀬戸熊が8000のロンアガり。
東2局
近藤が自風の南をアンカン。3-6pでテンパイし一手変わり四暗刻のためダマ。そこに親の瀬戸熊が1-4sでリーチ。堀は3sチーして喰いタンへ。中盤近藤は待ちそのままでツモ切りリーチ。ここは近藤が一発でツモって3000-6000。
東3局
山脇がカン7pで5巡目先制リーチ。これを終盤そのままツモって2000-4000のアガり。
東4局
近藤が4pチーから喰いタンの仕掛け。親の堀は手牌にダブ東を暗刻にして3s単騎のダマテンを取る。山脇がこの3sをしっかり止める。だが堀がラス牌の3sをツモって4000オール。
東4局1本場
堀が2mポンからマンズのチンイツ。5mもポンして3m単騎でテンパイ。山脇も白をポンして3-6sでテンパイ。ここは山脇があっさりツモって300-500。堀のハネ満をかわした。
南場の展開
南1局
堀が手牌に南暗刻で6pをチーしてドラの2p単騎テンパイ。そこに瀬戸熊が3-6pでリーチ。堀は押しまくるが、瀬戸熊がここはツモアガり。3000-6000のアガりで平たい点数状況に。
南2局
近藤がダブ南ポンから仕掛け。堀は8sポンから自風の西バックとトイトイ含みの仕掛け。親の瀬戸熊は白ポン。近藤は3pもチーして3-6mでテンパイ。これをそのままツモって1300-2600。
南3局
親の近藤が4pチーしてカン4sでテンパイ。同巡堀が2-5mでリーチ。近藤はドラ5sと6pのシャンポンに待ち変え。ここは近藤が5sツモ。4000オールのアガりでついに抜け出す。
南3局1本場
堀が1-4mで中盤過ぎに先制リーチ。そこに瀬戸熊が2-5-8mで追っかけリーチ。山脇はフリテンの1-4-7sでテンパイしダマプッシュ。ここは近藤が瀬戸熊のリーチの現物を打ち出し、堀に1mで放銃。堀が近藤から5200ロンアガり。
南4局
親の堀がカン2mで先制リーチ。瀬戸熊は3pチーで粘る。だがここは近藤が後スジの2mを打ち出し、堀が2000のロンアガり。
南4局1本場
近藤はカン8pチーから南と白のバック仕掛け。3副露してカン2mでテンパイ。堀は5sをポンして3-6mでテンパイ。ここは堀がツモって1000オール。
南4局2本場
山脇がダブ南ポンから仕掛け。堀は東を鳴いて7m9pのシャンポンでテンパイ。ここは瀬戸熊から9pが出て堀が1500のロンアガり。
南4局3本場
堀が3mをポンして3-6p待ちでテンパイ。これをツモって2000オール。近藤を逆転してトップ目に。
南4局4本場
堀が北ポンから8mチーとチャンタなどを見た遠い仕掛け。近藤は発をポンしてイーシャンテン。山脇は7mをチーして喰いタンへ向かう。近藤は3-6pでテンパイ。同巡山脇は5-8sでテンパイ。
近藤は山脇に受けて5p8sのシャンポンに待ち変え。そして6mを引いてオリ。瀬戸熊はペン3mでリーチ。そして山脇は2-5pに待ち変え。近藤も鳴いてフリテンの2-5pに再テンパイ。山脇はドラの東を引いてオリ。近藤は3-6pに待ち変え。
最後は瀬戸熊が6pを掴んで近藤のアガり。近藤が2000は3200のアガりでトップ獲得。瀬戸熊は4着に沈んだ。
第1試合結果
1着:近藤誠一 37100(+57.1)
2着:堀慎吾 33600(+13.6)
3着:山脇千文美 16700(-23.3)
4着:瀬戸熊直樹 12600(-47.4)
第2試合展開
東家:堀慎吾
南家:近藤誠一
西家:山脇千文美
北家:瀬戸熊直樹
東場の展開
東1局
近藤が1s2mのシャンポンで4巡目先制リーチ。そこに瀬戸熊が7m9mのシャンポンで追っかけリーチ。ここは堀から1sが出て近藤の2600ロンアガり。
東2局
堀が1-4mで先制リーチ。そこに瀬戸熊がドラの3p単騎で追っかけリーチ。山脇は2-5mでテンパイしダマ。山脇は赤5sを引いてオリ。ここは瀬戸熊が4mを掴んで放銃。堀が2600のロンアガり。
東3局
親の山脇がドラのダブ東をポン。瀬戸熊はカン3mでテンパイしダマ。山脇は1-4pでテンパイ。堀は2pチーして喰いタンに向かう。ここは山脇が1pツモで4000オールのアガり。
東3局1本場
山脇が7sをアンカン。そして4-7pで先制リーチ。同巡に瀬戸熊が1-4sで追っかけリーチ。ここは山脇があっさりツモって2600オール。
東3局2本場
近藤は手牌に発暗刻で5p6pのシャンポンのテンパイを入れてダマ。そこに山脇が3-6pでリーチ。そこに堀がドラのカン6s待ちで追っかけリーチ。さらに瀬戸熊が鳴いて喰いタンに向かう。ここは堀がハイテイでツモアガって2000-4000。
東4局
堀がチートイツの5p単騎でテンパイしダマ。そこに山脇がカン3sでリーチ。ここは山脇が一発ツモで2000-4000。
南場の展開
南1局
山脇が白ポンから仕掛け。堀の親を流しにかかる。近藤がドラの南単騎でダマテンを入れると、これを山脇が即掴んで8000放銃。
南2局
山脇が4-7mで先制リーチ。しかしこれはアガり出ず、山脇の1人テンパイで流局。
南3局1本場
親の山脇が終盤南をポン。瀬戸熊は2-5-8pで先制リーチ。しかしこれはアガれず、瀬戸熊の1人テンパイで流局。
南4局2本場
近藤・山脇はアガれば通過。瀬戸熊は連荘あるのみ。堀は出アガりは近藤から12000、瀬戸熊から16000、山脇から8000。もしくはハネツモなら逆転。
親の瀬戸熊が東ポンから仕掛け。堀はカン6sのテンパイだが条件を満たすため、ダマで何かを引くのを待つ。瀬戸熊は小四喜のイーシャンテン。堀はイーペーコーができてカン6sままでリーチ。ここは瀬戸熊がノーテンで流局。山脇と近藤の勝ち上がりが決まった。
第2試合結果
1着:山脇千文美 40900(+63.9)
2着:堀慎吾 26900(+6.9)
3着:近藤誠一 22700(-17.3)
4着:瀬戸熊直樹 6500(-53.5)
最終結果
1位:山脇千文美 +40.6
2位:近藤誠一 +39.8
3位:堀慎吾 +20.5
4位:瀬戸熊直樹 -100.9
予選F卓
出場者
瑞原明奈
勝又健志
奈良圭純
醍醐大
第1試合展開
東家:勝又健志
南家:瑞原明奈
西家:奈良圭純
北家:醍醐大
東場の展開
東1局
瑞原が高目三色の5-8pで先制リーチ。ここは安目の5pをツモって500-1000のアガり。
東2局
親の瑞原が1s8mのシャンポンで4巡目先制リーチ。これをあっさりツモって4000オール。
東2局1本場
勝又がドラの1mチーから三色とチャンタを見た仕掛け。勝又は三色のペン3pでテンパイ。ここは親の瑞原が3pを掴んで勝又に2000放銃。
東3局
醍醐が中ポンから仕掛け。すぐに1-4-7pのテンパイが入る。瑞原にも5-8sのテンパイが入るが、ここは勝又から4pが出て、醍醐が1000のアガり。
東4局
親の醍醐が白をポンから仕掛け。瑞原はドラの9s単騎で一旦役なしのテンパイを取る。醍醐は5-8mでテンパイ。ここは瑞原が8mを打ち出し、醍醐が1500のアガり。
東4局1本場
勝又がカン8mで先制リーチ。これを終盤にツモって2000-4000のアガり。勝又が2着目に浮上。
南場の展開
南1局
醍醐が4s中のシャンポンで先制リーチ。そこに親の勝又が4-7mで追っかけリーチ。このめくり合いは醍醐に軍配。勝又から2600をロンアガり。
南2局
勝又が白ポンから仕掛け。親の瑞原はカン6pのテンパイもテンパイ外し。次巡に6s7pのシャンポンで先制リーチ。これにテンパイした奈良から6sが出て、瑞原が3900のロンアガり。
南2局1本場
瑞原がカン7pで5巡目先制リーチ。他3人はこれに対応。その間に瑞原が2000オールツモ。
南2局2本場
瑞原がドラ2で中ポンから仕掛け。ただこの1局は瑞原の仕掛けを牽制した結果、全員ノーテンで流局となった。
南3局3本場
勝又がカン6mのマンガンのテンパイを入れてダマ。終盤醍醐が7mをチーして3-6sでテンパイ。この仕掛けを見て勝又がツモ切りリーチ。これを見て親の奈良は我慢のオリ。ここは醍醐がツモって1000-2000。
南4局
勝又に赤3の手が入る。親の醍醐がカン3sでチーして喰いタンと三色を見た仕掛け。勝又は4-7sでテンパイしリーチ。醍醐は1-4-7mでテンパイ、ただし1mではアガれない形。
醍醐は4sを掴んできっちりオリ。だが奈良が鳴かせにいって醍醐に4s単騎のテンパイが入る。ここは醍醐と勝又の2人テンパイで流局。
南4局1本場
醍醐が8mポンから喰いタンと白バックを見た仕掛け。醍醐は4-7mの役なしテンパイを入れる。そこから白をポンして役ありの4-7mに変わる。瑞原は5-8pでテンパイしピンフのダマ。そこに奈良が4-7sでリーチ。3者のめくり合いとなったが、アガりは出ず。勝又以外の3人テンパイで流局。
南4局2本場
瑞原が発をポン。自身でトップを決めに行く。醍醐はカン3pでテンパイしダマ。瑞原はペン7sでテンパイ。それを奈良が即掴んで放銃。瑞原が2000のロンアガりでトップを獲得した。
第1試合結果
1着:瑞原明奈 46100(+66.1)
2着:醍醐大 28800(+8.8)
3着:勝又健志 19100(-20.9)
4着:奈良圭純 6000(-54.0)
第2試合展開
東家:勝又健志
南家:瑞原明奈
西家:醍醐大
北家:奈良圭純
東場の展開
東1局
瑞原が白ポンから仕掛け。奈良が中盤ドラの5pを鳴いて喰いタン。瑞原はペン7pでテンパイ。奈良もカン6s待ちでテンパイ。瑞原は6mを引いてオリ。勝又はカン5mをチーして6s単騎のテンパイを取る。瑞原も迂回しながらカン7m待ちでテンパイ。
ここはハイテイの手番で奈良が7mを掴んでしまい、瑞原が3900のロンアガり。
東2局
奈良が6m5pのシャンポンで先制リーチ。これをツモって2000-4000のアガり。
東3局
奈良がカン2sのメンホンでテンパイしダマ。これをそのままツモって3000-6000。
東4局
醍醐が自風の北を暗刻にして3-6mで先制リーチ。これが勝又から打たれて、醍醐が2600のロンアガり。
南場の展開
南1局
親の勝又がカン6pチーから喰いタンの仕掛け。奈良は5-8pでテンパイしダマ。勝又は3副露して3s単騎でテンパイ。その後勝又は4p単騎に変化。だがここは瑞原が8pを打ち出し、奈良が3900のロンアガり。ダマテンが功を奏した。
南2局
奈良がイーペーコーのカン2p役ありテンパイでダマ。親の瑞原は役なしのカン4sでテンパイしダマ。勝又はペン7mでテンパイしダマ。一手変わりの四暗刻を狙う。
瑞原から7mが出るが、勝又は見逃し。瑞原は終盤オリを選択。勝又はツモ切りリーチを敢行。同巡醍醐も6-9pで追っかけリーチ。ここはハイテイで醍醐がツモアガり。3000-6000のアガりで通過可能性が一気に上がってきた。
南3局
勝又はダブリーチャンスだったがハネ満以上の手を狙ってテンパイ外し。瑞原は南ポンから仕掛け。親の醍醐がドラの東単騎でテンパイしダマ。瑞原は3-6pテンパイを入れる。ここは勝又から6pが打たれて、瑞原が2000のアガり。
南4局
瑞原・醍醐はアガればOK。奈良は連荘が必要。勝又は瑞原・醍醐から役満出アガりor奈良から倍満出アガりor倍満ツモ条件。
醍醐が2mをポンし、中盤4-7pでテンパイ。これが勝又から出て8000。醍醐と瑞原の勝ち上がりが決定した。
第2試合結果
1着:奈良圭純 42000(+62.0)
2着:醍醐大 40600(+20.6)
3着:瑞原明奈 14000(-26.0)
4着:勝又健志 3400(-56.6)
最終結果
1位:瑞原明奈 +40.1
2位:醍醐大 +29.4
3位:奈良圭純 +8.0
4位:勝又健志 -87.5
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