10月23日「第20期プロクイーン」最終3日目が開催された。プロクイーンについての詳細は下記を参照。
決勝戦は3日かけて行われ、1日半荘4回戦・全12回戦を行い優勝者を決定する。決勝に残ったメンバーは以下の通り。
二階堂瑠美(前年度優勝)
古谷知美
東城りお
りんのなお
蒼木翔子
3日目の本日は9回戦から12回戦を開催。10回戦終了時点で最下位の1名が敗退し、残りの4名で11・12回戦を争う。2日目終了時点でのポイントは以下の通り。
りんのなお +92.1
蒼木翔子 +38.0
古谷知美 -3.0
二階堂瑠美 -34.2
東城りお -92.9
9回戦
東1局、りんのが3000-6000ツモで快調なスタート。東2局では古谷が蒼木から12000と大きなアガりが連発。ここから古谷とりんのが互いにアガって局が進んでいく。蒼木が3900を2回アガった以外は全て2人のアガり。最終的には古谷がトップを獲得した。9回戦終了時のトータルスコアは以下の通り。
りんのなお +109.4
古谷知美 +30.7
蒼木翔子 +7.1
二階堂瑠美 -34.2
東城りお -113.0
10回戦
東1局、瑠美が2000-4000ツモ。続く東2局では親の蒼木が4000オールツモ。東3局2本場は瑠美、東4局は蒼木と交互にアガりが積み重なり、2人がリードを築く。
ただ南1局に親の古谷が連荘して素点を回復。そして南1局3本場ではりんのが2000-3900をツモアガり、結局は平たい点数状況に戻った。
そのままトップからラスまで3000点の間に入った超僅差で迎えた南3局。瑠美が先制リーチも、トータル首位のりんのから直撃が欲しいということで古谷からのアガり牌をスルー。勝負のスルーだったが、この間に親のりんのが追っかけリーチ。これをりんのがアガりきって12000。
南4局、親番の瑠美がもうひとアガりでりんのをかわせる点差となるが、最後はりんのが喰いタンの仕掛けをアガりきり、トップを獲得した。10回戦終了時、最下位となった東城はここで敗退となった。10回戦終了時点のトータルスコアは以下の通り。
りんのなお +137.0
蒼木翔子 +1.6
古谷知美 +0.6
二階堂瑠美 -26.2
東城りお -113.0(敗退)
11回戦
東1局は蒼木がりんのから1300出アガりで静かなスタート。東2局、りんのが2000-4000ツモで一歩リード。しかし、東3局に親番の蒼木が連続の4000オールツモで一気に抜け出した。
だがりんのは攻め続ける。東4局、瑠美がメンホンのリーチも親のりんのが瑠美から12000。さらに東4局2本場でも瑠美から3900でトップ目の蒼木に迫る。
だがここでひと味違うのが瑠美の瑠美たる所以。東4局3本場で四暗刻ツモ。りんのに親かぶりさせ、一気に勝負は分からなくなってきた。南1局1本場では古谷がりんのから12000直撃。さらに南2局には蒼木がりんのから16000直撃とりんのを一気にラス目に追いやる。
だがりんのも簡単には終わらない。オーラス自分の親番で1000オール、3900、7700とアガって一気に2着目に浮上。オーラスは蒼木が瑠美から2600をアガって終了。
蒼木は一気にトータルスコアをりんのと詰めたが、りんのが2着終了したのが非常に痛く、70ポイント以上の差を残し最終12回戦を迎えることとなった。11回戦終了時のトータルスコアは以下の通り。
りんのなお +137.4
蒼木翔子 +64.6
古谷知美 -43.6
二階堂瑠美 -45.4
12回戦
東1局、親の蒼木が中を鳴いてテンパイもりんのが強気にリーチで1300-2600をツモアガり。りんのと蒼木の一騎打ちの点数状況のため、りんのもある程度前に出て局を潰していく必要がある。
蒼木はりんのからの直撃は取れず。南1局4本場に2回目の親番を迎えるが、亜樹が2000-4000のツモアガり。これで蒼木の親が流れてかなり厳しくなった。
りんのはこの後も南2局で2000をアガり古谷の親を流すと、瑠美が1300オールをアガって迎えた南3局1本場でも自力でアガって瑠美の親も流す。オーラスは全員に条件がなく、全員ノーテンで流局。りんのなおが第20期プロクイーンを戴冠した。12回戦終了時のトータルスコアは以下の通り。
りんのなお +159.6
蒼木翔子 +39.9
二階堂瑠美 -34.3
古谷知美 -52.2
りんのは第18期プロクイーン獲得以来、2度目の優勝を果たした。
その他タイトル戦の試合結果はこちら
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