Mリーグ2022-2023レギュラーシーズン、11月8日開催の第43試合出場選手は以下の通り。
東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
西家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
北家:勝又健志(EX風林火山)
序盤は日向と魚谷がアガってリードする展開。ただ迎えた東3局3本場、ここでの勝又の選択がスゴい。
まず勝又は4-7sのフリ点テンパイを入れてダマ。そこに日向がチートイツの5m単騎のテンパイを入れてこちらもダマ。そして親の魚谷が高目三色のリーチ。
場の状況が沸騰してきたところで勝又が引いてきたのは4枚目の3p。カンすれば放銃は避けられるのだが、下手すると魚谷の打点を上げただけで終わってしまうケースもあり得る。
ただ勝又は強くカンを選択。するとなんと新ドラが3p!一気にドラ4の手に化けてそのままダマ続行。そしてラスト1枚の7sをツモ。フリテンの何でもない手を2000-4000のアガりに仕上げた。
アンカンすることで自身のハイテイを消すことで最悪オリる場合に安パイが足りるという選択だったとのこと。アガりに結びついたのは運だが、この選択は見事だった。
勝又はその後もアガってオリてほとんどパーフェクトゲーム。東4局に6000オールツモ、南2局でも2000-4000と大きなアガりを決め、6万点超えの大きなトップで今期2勝目をあげた。
この対局、もう1つぜひ見てほしいシーンが南1局2本場のところ。日向が4-7pで先制リーチを打ったところ、ラス目の親番の高宮はひたすらに押していきペン3p待ちのホンイツテンパイ。
ここからまず魚谷が日向の待ちの4p、高宮の待ちの3pを引いて放銃回避しながら手を作っていく。そして高宮は7pを掴んでしまうが、2pを切って1p単騎に受け変えて放銃回避。
さらに魚谷は結局ピンズを止めきって6-9pで追っかけリーチ。2軒リーチになったところで高宮が6pを掴んでしまう。いよいよ万事休すか…と思われたが高宮は1pを切って568p待ちに受け変えて放銃回避のスーパープレー。
最後は高宮が6sを引いて6p切りで魚谷のアガりとなったが、この一連のピンズにまつわる攻防がものスゴく見応えがあってドキドキするシーンなのでぜひ見返してみてほしい。
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