有名な麻雀漫画「むこうぶち」において賭け麻雀のシステムとして「ビンタ」というものが出てきます。
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この「ビンタ」というルール、一応漫画内でも解説はされているのですが、序盤の方に説明しているだけで、そこを飛ばしてしまうと後からは一切説明がないんですよね。しかも説明されてもちょっと難しくてパッとは分からない。
私自身、「で結局どういうこと?」となったので、このページで「ビンタ」について解説をまとめておきます。
まずは「差しウマ」を解説
ビンタを簡単に一言でまとめると「賭け麻雀における差しウマの一種」となります。まず差しウマという言葉について説明しましょう。
差しウマとは対局の順位などに応じて対局者の間でやりとりされる点数のことを指します。一番オーソドックスなのは順位に応じて1着と4着、2着と3着の間で点数をやりとりする「順位ウマ」でしょうか。Mリーグなどのプロ対局でも採用されています。
では「ビンタ」とは?
「ビンタ」も先に述べたとおり、差しウマの一種になります。といっても賭け麻雀の話なのでやりとりするのは点棒ではなくお金ですが…。
ビンタは決められた基準点を越えているか否かで金銭の支払い量を倍にする、というシステムです。基準点のことは「クビ」と呼ばれ、基準を超えることを「クビができる」、下回ると「クビが切れる」と言います。むこうぶちの中でもよく出てくる表現です。
ビンタの例
例えば「ビンタ100・200」というルールを考えてみましょう。このときに1位と2位が基準点を超え、3位と4位が下回ったとします。この場合の支払いは以下のようになります。
・4位は3位に100、1位と2位に200
・3位は1位と2位に200
・2位は1位に100
つまり基準点を超えている、もしくは下回っているもの同士の間では順位に応じて100の支払いが行われ、基準点を超えているものには2倍の200を支払うということになります。
このルールだと順位は下でも基準点を超えてさえいれば支払いを減らすことができるので、点数の上下を普段より気にしながら打つことが必要となります。
以上がビンタについての解説になります。麻雀漫画や映画を見る際などに参考にしていただければ幸いです。それでは。
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