2023年6月12日、Mトーナメント2023の予選A卓/B卓戦の試合が開催された。本記事ではその試合結果についてまとめていく。
Mトーナメントとは?
MトーナメントとはMリーグの初冠企画。トーナメント制の大会であり、現Mリーガー32名に加え、Mリーグに所属しているプロ団体からの団体推薦者20名の計52名で行われる。その他詳細、他試合の結果については下記の記事を参照。
予選A卓
出場者
園田賢
内川幸太郎
HIRO柴田
水崎ともみ
第1試合展開
東家:園田賢
南家:内川幸太郎
西家:HIRO柴田
北家:水崎ともみ
東場の展開
東1局、親の園田が4-7pで先制リーチ。同巡、水崎がカン2mでテンパイし追っかけリーチにいくが、宣言牌で一発放銃。園田が7700のロンアガり。
東1局1本場、園田が1-4mで2局連続の先制リーチ。ここに内川が5pを勝負して果敢に押し返そうとする。そして6-9pで高目三色の追っかけリーチ。ここは内川がめくり合いを制し、2000-4000のツモアガり。
東2局、親の内川が中盤赤5pをポンして2-5sで先制テンパイ。これをツモって1000オールのアガり。
東2局1本場、親の内川が白ポンから仕掛け。1mもポンしてホンイツ・トイトイの仕掛け。この仕掛けに他3者は対応。水崎は終盤鳴いて形式テンパイ。しかし水崎最終手番で1mを引いてオリ。内川は対照的にテンパイ。内川の1人テンパイで流局。
東2局2本場、水崎が中ポンから仕掛け。しかし内川が赤5mを引き入れて、2-5-8mで先制リーチ。水崎は2副露目を入れてカン5sでテンパイ。園田も仕掛けてペン7mの一通テンパイ。水崎はドラの南を暗刻にして1-4sに待ち変え。3者テンパイの状況、軍配は内川。園田から3900をロンアガり。
東2局3本場、園田がカン4mの役なしテンパイでダマ。次巡4-7mに変化して先制リーチ。内川はペン3sのテンパイを入れて役なしダマ。内川はしばらくしてオリ。
HIRO柴田はギリギリまで粘る。終盤6pをポンして4p2mのテンパイ。さらに水崎も仕掛けて3-6pでテンパイ。なんとHIRO柴田はテンパイ取りきり。内川以外の3者テンパイで流局。
東3局4本場、園田がペン3mチーから仕掛け。親のHIRO柴田がカン8pで先制リーチ。これをあっさりツモって裏1枚の4000オールに仕上げる。
東3局5本場、内川が白ポンから仕掛け。内川はカン3pでテンパイ。そこから2p4mのシャンポンに待ち変え。そこに水崎が1s東のシャンポンでリーチ。ここは水崎が東をツモ。2000-4000のアガり。
東4局、HIRO柴田が南ポンから仕掛けてマンズのホンイツ。北もポンしてペン3mのテンパイ。この仕掛けに各者マンズをかなり警戒。終盤、柴田は2m3m待ちに変化。ただアガりは出ず、柴田の1人テンパイで流局。
南場の展開
南1局1本場、内川が6pポンから喰いタンの仕掛け。柴田は7s単騎のチートイツでテンパイしダマ。次巡に中単騎に変化して先制リーチ。これがトイツの水崎から出て、裏2枚の8000ロンアガり。
南2局、親の内川が白ポンから仕掛けてソーズのホンイツ。柴田は2-5mでテンパイもドラの東を打てずにテンパイ取らず。柴田は発を暗刻にして東単騎でテンパイしダマ。内川はテンパイを入れられず。全員ノーテンで流局。
南3局1本場、水崎は中ポンから仕掛けてピンズのホンイツ。白を暗刻にしてカン4pのマンガンテンパイ。終盤園田は形式テンパイで仕掛け。しかし園田は4p引いてオリ。水崎の1人テンパイで流局。
南4局2本場、親の水崎が8mポンからマンズのホンイツで仕掛け。園田は8pアンカンから7s西のシャンポンでリーチ。そこに水崎が白をポンして1-4mでテンパイしめくり合い。ここは水崎が西を掴んで園田の勝ち。1600のロンアガりで園田が3着浮上。柴田がトップを獲得した。
第1試合結果
1着:HIRO柴田 41900(+61.9)
2着:内川幸太郎 32900(+12.9)
3着:園田賢 14400(-25.6)
4着:水崎ともみ 10800(-49.2)
第2試合展開
東家:園田賢
南家:水崎ともみ
西家:HIRO柴田
北家:内川幸太郎
東場の展開
東1局、内川がカン7mで先制リーチ。そこに親の園田が同巡カン6mで追っかけリーチ。ここは園田が競り勝ち、2600オールのツモアガり。
東1局1本場、内川が2m9sのシャンポンで先制リーチ。他3者はこのリーチに対応して、結局内川の1人テンパイで流局。
東2局2本場、親の水崎はピンズのメンホンチートイの形。園田が2-5mで先制リーチ。ここにテンパイを入れた柴田が放銃してもいい、と5mを打ち出し放銃。園田が3900のロンアガり。
東3局、親の柴田がドラのダブ東ポンから発進。柴田は5巡目でカン8pのテンパイを入れると、内川がすぐに8pを出してしまい12000放銃。
東3局1本場、内川がドラ2枚で東ポンから仕掛け。1sをポンしての1-4s待ちでテンパイ。これにアタりそうもない1sを園田が掴んでしまい放銃。内川が見事な3900のアガり。
東4局、親の内川がカン7sで先制リーチ。これに園田は粘るが終盤に来てオリ。ここは内川の1人テンパイで流局。
東4局1本場、園田が2sポンから仕掛け。水崎は中ポンから仕掛けてマンズのホンイツ。園田は喰いタンの5-8mでテンパイ。これをすぐにツモって500-1000のアガり。
南場の展開
南1局、水崎がダブ南ポンから仕掛け。柴田は白をポンして3-6mでテンパイ。この6mが水崎からすぐに出て1000ロンアガり。
南2局、園田はペン7mの役なしテンパイでダマ。そこに内川が5-8sでリーチ。ここは内川がツモって1300-2600。水崎の条件がキツくなってきた。
南3局、園田が2-5sのタンピン赤1でダマテン。内川は3枚切れのカン8mの一通テンパイでこちらもダマ。親の柴田は3-6pでテンパイしダマ。3者がダマでめくり合い、軍配は柴田。内川から2900をロンアガり。
南3局1本場、園田は5pチーから西バックの仕掛け。柴田は6p発のシャンポンテンパイ。発の片アガりの形だがダマテンに受ける。その後5-8pのリャンメンに変化するがダマ続行。
園田は西をポンしてペン3pでテンパイ。園田がこれをツモって値千金の300-500。
南4局、園田が手牌に白暗刻で8sチーから仕掛け。親の内川は4mをチーして6p片アガりのテンパイ。園田は中も暗刻にしてカン3sでテンパイ。しかしここは2人ともアガり出ず、園田・内川の2人テンパイで流局。
南4局1本場、内川が白ポンから仕掛け。内川は6-9p待ちでテンパイ。これをアガって2000オールツモ。
南4局2本場、園田は白を自力で暗刻にして8pチーから発進。親の内川は発ポンから仕掛け。園田は4pをポンしてカン3sでテンパイ。最後は園田がハイテイで3sツモ。2000-4000のアガりで、柴田・園田の2人が予選勝ち抜けを決めた。
第2試合結果
1着:園田賢 44500(+64.5)
2着:HIRO柴田 23500(+3.5)
3着:内川幸太郎 22000(-18.0)
4着:水崎ともみ 10000(-50.0)
最終結果
1位:HIRO柴田 +65.4
2位:園田賢 +38.9
3位:内川幸太郎 -5.1
4位:水崎ともみ -99.2
予選B卓
出場者
和久津晶
高宮まり
松ヶ瀬隆弥
忍田幸夫
第1試合展開
東家:忍田幸夫
南家:和久津晶
西家:松ヶ瀬隆弥
北家:高宮まり
東場の展開
東1局、松ヶ瀬はカン3pでテンパイもイーシャンテン戻し。親の忍田は4s6pと切ったところから手を組み替えて7mポンから仕掛け。松ヶ瀬は5m7pのシャンポンでテンパイしダマ。これを忍田がすぐに掴んで1300のロンアガり。
東2局、親の和久津がダブ東ポンから仕掛け。松ヶ瀬はカン3mのタンヤオでテンパイしダマ。その後、5-8mに変化して先制リーチ。高宮は回って5p8mのシャンポンでダマテン。そして6sをツモ切って追っかけリーチ。
松ヶ瀬・高宮のめくり合い、軍配は松ヶ瀬。8mツモアガりで1300-2600。
東3局、高宮が4mをチーして4p8pのシャンポンでテンパイ。親の松ヶ瀬は終盤3-6pでリーチ。リーチに高宮はオリ。忍田は形式テンパイで仕掛け。松ヶ瀬と忍田の2人テンパイで流局。
東3局1本場、和久津は4m5mを外してピンズのホンイツに向かう。発をポンから発進。高宮は2sをチーして一通で4-7mのテンパイ。和久津は1p単騎でテンパイ。だがここは松ヶ瀬から高宮が打ち取って2000のアガり。
東4局、親の高宮はドラ2赤でカン7pチーから喰いタンの仕掛け。忍田は中をポンして2-5sでテンパイを入れる。そこに和久津が2-5pのノベタンでリーチ。忍田は8sを止めつつ迂回してホンイツの8s単騎で復活。だがここは和久津がツモって1000-2000。
南場の展開
南1局、親の忍田が6-9pで4巡目先制リーチ。そこに松ヶ瀬が3-6-9pで追っかけリーチ。ここは高宮から9pが出て頭ハネで忍田がロンアガり。忍田が3900ロン。
南1局1本場、忍田が発ポンから仕掛け。終盤に3副露して5-8mでテンパイ。そこに高宮が3-6sでリーチ。めくり合いになるがアガりは出ず、2人テンパイで流局となった。
南1局2本場、和久津が1p8pのシャンポンで先制リーチ。そこに高宮が高目三色の4-7sで追っかけリーチ。松ヶ瀬も形式テンパイを入れて、3者テンパイでの流局となった。
南2局3本場、忍田は6sポンから北バックドラ3の仕掛け。高宮は7pポンして喰いタン。忍田はカン8sでテンパイ。その後9s単騎に待ち変え。さらに569m待ちに変化。これをツモって2000-4000のアガり。
南3局、忍田が発ポンから仕掛け。4mをチーして3-6pで序盤にテンパイ。これが松ヶ瀬から出て2000のアガり。
南4局、親の高宮が高目倍満の6-9sで先制リーチ。だが同巡忍田がリーチの現物の6-9pでテンパイしダマ。その後、ドラの3mを掴んで忍田オリ。だがさらに2-5-8mでテンパイ復活。ここは高宮が5mを掴んで忍田に放銃。忍田が8000のアガりでトップを決めた。
第1試合結果
1着:忍田幸夫 49200(+69.2)
2着:松ヶ瀬隆弥 23900(+3.9)
3着:和久津晶 19100(-20.9)
4着:高宮まり 7800(-52.2)
第2試合展開
東家:和久津晶
南家:高宮まり
西家:松ヶ瀬隆弥
北家:忍田幸夫
東場の展開
東1局、松ヶ瀬が白ポンから仕掛けてピンズのホンイツ。忍田は手牌に北暗刻でドラ2pポンから仕掛けて、すぐにカン3mでテンパイ。ここは忍田がツモって2000-4000。
東2局、松ヶ瀬が5-8sで先制リーチ。これが親の高宮がイーシャンテンになって出てしまう。松ヶ瀬が8000のロンアガり。
東3局、忍田は手牌に発暗刻。そこから中をポンしてイーシャンテン。さらに4sを仕掛けて3-6mでテンパイ。そこに和久津が6m西のシャンポンでリーチ。なんと和久津はこれを一発ツモ。2000-4000のアガり。
東4局、親の忍田が終盤7sを仕掛けて4p片アガりのタンヤオテンパイ。そこに和久津が1-4mのダマテンを入れる。ここは和久津が高宮から1300をロンアガり。
南場の展開
南1局、松ヶ瀬が白をポン。忍田は西ポンしてソーズのホンイツ。松ヶ瀬は3-6mでテンパイ。忍田も同巡4-7sでテンパイ。ここは高宮が4sを打ち出し忍田に8000放銃。
南2局、和久津が南ポンから仕掛け。松ヶ瀬は7sポンから中バックの仕掛け。親の高宮はカン5pチーから喰いタン。松ヶ瀬はカン6mでテンパイ。同巡和久津もカン5mでテンパイしめくり合い。
和久津はカン7mに待ち変え。松ヶ瀬も5m7pのトイトイに待ち変え。忍田も2副露してカン8pでテンパイを入れる。松ヶ瀬は3sを掴んで打ち切れず。忍田と和久津の2人テンパイで流局。高宮の親が流れ、相当厳しくなった。
南3局1本場、親の松ヶ瀬が4pポンから喰いタンの仕掛け。和久津は4-7pの役なしテンパイを入れてダマ。高宮は終盤渋々白をポンして発と6mのマンズのホンイツでテンパイ。
和久津は5m6pのシャンポンに待ち変え。高宮は2s引いてオリ。親の松ヶ瀬はテンパイ入れられず。和久津の1人テンパイで流局。
南4局2本場、和久津が6-9pのピンフでテンパイしダマ。終盤松ヶ瀬が5m8sのシャンポンでリーチ。リーチを見て和久津はオリ。残り3回のツモで松ヶ瀬がツモれるかに勝負を託された。ここで松ヶ瀬は起死回生の5mツモ。1000-2000のアガりで松ヶ瀬が逆転でトータル2位に滑り込んだ。1位は忍田。
第2試合結果
1着:忍田幸夫 37300(+57.3)
2着:和久津晶 33600(+13.6)
3着:松ヶ瀬隆弥 29100(-10.9)
4着:高宮まり 0(-60.0)
最終結果
1位:忍田幸夫 +126.5
2位:松ヶ瀬隆弥 -7.0
3位:和久津晶 -7.3
4位:高宮まり -112.2
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