2023年6月15日、Mトーナメント2023の予選C卓/D卓戦の試合が開催された。本記事ではその試合結果についてまとめていく。
Mトーナメントとは?
MトーナメントとはMリーグの初冠企画。トーナメント制の大会であり、現Mリーガー32名に加え、Mリーグに所属しているプロ団体からの団体推薦者20名の計52名で行われる。その他詳細は下記の記事を参照。
予選C卓
出場者
丸山奏子
魚谷侑未
滝沢和典
矢島亨
第1試合展開
東家:魚谷侑未
南家:滝沢和典
西家:丸山奏子
北家:矢島亨
東場の展開
東1局
親の魚谷が発ポンから仕掛け。滝沢は中盤5pをポンして4sと7pのシャンポンテンパイ。これが魚谷から出て3900のロンアガり。
東2局
丸山が5巡目に2-5mで先制リーチ。そこに矢島が3-6sで追っかけリーチ。このめくり合いは矢島に軍配。丸山から8000のロンアガり。
東3局
魚谷が4-7mの隠しドラ3でテンパイしダマ。同巡、滝沢が4-7sでテンパイしリーチ。だがここは滝沢が一発ツモで2000-4000。魚谷のチャンス手を潰した。
東4局
親の矢島が2sポンから白バックの仕掛け。そこからソーズのホンイツへ向かう。丸山は終盤8sポンから形テン気味の仕掛け。滝沢は3pをポンして5mの片アガり三色テンパイ。
丸山は発を勝負してテンパイ取り切る。この発を鳴けば矢島テンパイだが、出て行く西が滝沢に打ち切れず、鳴かずを選択。結果、滝沢と丸山の2人テンパイで流局。
南場の展開
南1局1本場
矢島がドラの南をポンして2-5sのテンパイ。これをそのままツモって2000-4000。矢島がトップ目に浮上。
南2局
丸山が2mチーから中バックの仕掛け。矢島は発ポンから仕掛け。丸山は中もポンしてイーシャンテン。親の滝沢は一通が確定した6-9pの親満をテンパイしダマ。
矢島は2副露目を入れて1-4pでテンパイ。ここは丸山が9pを掴んでしまい、滝沢に放銃。滝沢が丸山から12000ロンアガり。
南2局1本場
丸山がカン5m待ちで先制リーチ。滝沢はカン7mでテンパイし役なしダマ。その後2m引いてオリ。結果、丸山の1人テンパイで流局。
南3局2本場
親の丸山が東ポンから発進。魚谷は1sをチーして三色で丸山の親を流しにいく。丸山は中ポンして、5p単騎でテンパイ。矢島は4pをポンしてピンズのホンイツへ向かう。
丸山はドラの3sを引いて3-6sに待ち変え。3sを引けば8000オールの超チャンス手。そこから打点は落ちるが2-5-8sに広く待ち変え。矢島は6-9pのノベタンでテンパイ。ここは魚谷がテンパイを入れると、9pが飛び出して、矢島が5200をロンアガり。
南4局
魚谷が3658mの4面待ちで先制リーチ。そこに丸山が4-7pで追っかけリーチ。ここは順当に魚谷が競り勝ち、丸山から2600ロンアガり。滝沢がトップを獲得した。
第1試合結果
1着:滝沢和典 47300(+67.3)
2着:矢島亨 44600(+24.6)
3着:魚谷侑未 10300(-29.7)
4着:丸山奏子 -2200(-62.2)
第2試合展開
東家:魚谷侑未
南家:矢島亨
西家:丸山奏子
北家:滝沢和典
東場の展開
東1局
親の魚谷がカン3sチーから喰いタンの仕掛け。丸山が7p発のシャンポンで先制リーチ。そこに矢島がカン3pのドラ2の手牌で追っかけリーチ。そこに魚谷も2-5pでテンパイするが、ここは丸山が高目の発をツモ。丸山が1000-2000のアガり。
東2局
親の矢島は北を重ねていき、ソーズのメンホンが見える形。中盤の終わり、北をアンカンしイーシャンテン。魚谷が4-7p待ちで先制リーチ。リーチを見て矢島はオリ。そこに丸山は5-8pで追っかけリーチ。
滝沢は仕掛けながら東をトイツ落としで形テン狙い。ただここはアガり出ず、丸山・魚谷の2人テンパイで流局。
東3局1本場
魚谷が5-8pで4巡目先制リーチ。親の丸山は粘りながらテンパイを狙う。そして中盤カン4pでテンパイを入れ、追っかけリーチ。しかしこの4pが山にない。ここは魚谷がツモって1000-2000のアガり。
東4局
魚谷が南ポンから仕掛け。矢島がカン5mでテンパイし4巡目先制リーチ。魚谷は4sをチーして1-4sでテンパイしめくり合い。ここは滝沢がもう1枚4sを打って、魚谷が3900のアガり。
南場の展開
南1局
滝沢がカン3pでテンパイしタンヤオドラ赤のダマテン。そこに矢島が4-7sでリーチ。するとリーチの現物で丸山が3pを打ち出し放銃。滝沢が5200のロンアガり。
南2局
丸山が発ポンから仕掛け。丸山は赤5mもチーしてイーシャンテン。そこに親の矢島がカン3sで先制リーチ。丸山はリーチを見て迂回。ただここはアガり出ず、矢島の1人テンパイで流局。
南2局1本場
魚谷は中盤の終わりに3mチーから三色を狙っての仕掛け。親の矢島は9pをポンしてドラの白バックのテンパイ。そこに丸山が1-4sでリーチもこれが山にない。ただこのリーチで矢島はオリ。
魚谷も形式テンパイを入れていたが、オリを選択。結果、丸山の2人テンパイで流局。
南3局2本場
魚谷が白ポンからマンズのホンイツへ向かう。矢島が4-7pで先制リーチ。親の丸山はリーチに迂回しながらなんとかアガりを狙う。丸山は5sチーから喰いタンで仕掛け。滝沢は5-8pでテンパイしダマ。そこに魚谷もテンパイするが、テンパイ打牌が8pで滝沢に放銃。滝沢が2600のロンアガり。
南4局
魚谷はアガるか、滝沢と同点トップで流局なら通過。矢島はマンガンツモか、魚谷から1000直撃、丸山から12000、滝沢から5800以上ロン。
丸山は1300-2600ツモ以上のツモ、もしくは6400以上のロンただし矢島を4着にしたままのアガりでないと条件を満たさない。滝沢は放銃さえしなければOK。
親の滝沢は赤5m切りから配牌オリ。矢島が7mをポンして魚谷からの直撃狙い。丸山はピンフ赤の条件満たした4-7sでリーチ。この4sが矢島から一発で出て8000。丸山がトップに浮上し、予選通過を決めた!
第2試合結果
1着:丸山奏子 31200(+51.2)
2着:滝沢和典 29200(-0.8)
3着:魚谷侑未 29200(-0.8)
4着:矢島亨 10400(-49.6)
最終結果
1位:滝沢和典 +66.5
2位:丸山奏子 -11.0
3位:矢島亨 -25.0
4位:魚谷侑未 -30.5
予選D卓
出場者
本田朋広
岡田紗佳
阿部孝則
関翔太郎
第1試合展開
東家:関翔太郎
南家:岡田紗佳
西家:本田朋広
北家:阿部孝則
東場の展開
東1局
終盤に来て親の関がカン5sで先制リーチ。そこに阿部がドラの5mをポンしてカン3sでテンパイ。ここはアガり出ず、関と阿部の2人テンパイで流局。
東1局1本場
関が白ポンから仕掛け。岡田はドラの中バックで1pポンから発進。本田が2-5pのノベタンで先制リーチ。岡田は中を暗刻にして4-7m待ちでテンパイ。
関はカン7mのテンパイを取れることろだったが迂回。だが赤5m引きから8s引き戻し再びテンパイすると、赤5pを打ち出し放銃。本田が8000ロンアガり。
東2局
本田がペン3mの三色でテンパイしダマ。阿部はカン4sのテンパイもテンパイ外し。ここは本田がそのままツモって1000-2000。
東3局
岡田が終盤9p単騎のチートイツで先制リーチ。これに他3者は対応して岡田の1人テンパイで流局。
東4局1本場
本田が4mチーから白バックの仕掛け。親の阿部が終盤6-9pで先制リーチ。これを一発でツモって2000オール。
東4局2本場
岡田がドラの東をポンして2-5p待ちでテンパイ。そこに関が3-6pでリーチ。本田は1-4pでテンパイしダマ。ピンズのめくり合い、軍配は岡田。関から8000をロンアガり。
南場の展開
南1局
岡田が4-7mで先制リーチ。これを一発でツモって2000-4000。
南2局
親の岡田が3-6sで先制リーチ。これをそのままツモって2600オール。
南2局1本場
本田が2-5sで5巡目先制リーチ。これをツモって2000-4000。
南3局
親の本田が南ポンから仕掛け。中盤ペン7sでテンパイ。そこに阿部が三色確定のカン2pでテンパイしダマ。さらに岡田がカン4mをチーして3p片アガりの三色テンパイ。ここは関から3pが出て岡田が2000のアガり。
南4局
岡田が発ポンから仕掛け。中盤6-9s待ちでテンパイ一番のり。これがまたも関から出て1000。岡田がトップを獲得した。
第1試合結果
1着:岡田紗佳 45700(+65.7)
2着:本田朋広 37400(+17.4)
3着:阿部孝則 25100(-14.9)
4着:関翔太郎 -8200(-68.2)
第2試合展開
東家:本田朋広
南家:阿部孝則
西家:関翔太郎
北家:岡田紗佳
東場の展開
東1局
関が西をポンから仕掛け。親の本田が3-6sで先制リーチ。そこに阿部が2-5mで追っかけリーチ。さらに関も仕掛けて1-4pでテンパイも、テンパイ打牌が阿部に放銃。阿部が関から8000ロン。
東2局
親の阿部が4-7pで先制リーチ。これに本田が迂回しながらカン5mでテンパイを入れてダマ。ここは関がまたもテンパイ打牌を打ち取られ、本田が5200のロンアガり。
東3局
岡田が8pポンして喰いタンに向かう。全員がなかなかテンパイが入らず。終盤に岡田がドラの中単騎の役なしテンパイを入れる。同巡、本田も2pをチーして4-7sでテンパイ。親の関はテンパイを入れられず。岡田・本田の2人テンパイで流局。
東4局1本場
本田がハネ満確定の4-7mで先制リーチ。同巡、親の岡田が3-6-9sで追っかけリーチ。このめくり合いは本田に軍配。岡田から12000を打ち取り、一気にリードを広げた。
南場の展開
南1局
関がフリテンの1-4-7pで先制リーチ。そこに親の本田が一通の6m片アガりでテンパイ。2人のめくり合い、軍配は関。一通となる高目の1pをツモり3000-6000。
南2局
本田がカン7mで先制リーチ。そこに親の阿部が4mを仕掛けて4-7mでテンパイ。だがここは本田がすぐに7mを引き700-1300のアガり。
南3局
本田が8pを仕掛けて喰いタンへ。本田がカン7sでテンパイ。同巡阿部が3-6mでリーチ。終盤本田は2pを引いてオリ。ここは阿部もアガれず、1人テンパイで流局。
南4局1本場
本田はアガれば通過。岡田はノーテン流局なら通過。阿部はハネ満ツモ、もしくは本田から5200直撃、関・岡田から12000出アガり。関は役満ツモもしくは本田・岡田から三倍満直撃。
ラス親の岡田はオリて終了を目指す。関は四暗刻狙い。本田は一応チートイツ狙いで慎重に進める。阿部はハネ満が狙えるイーシャンテンまでいくがアガりには到達できず。全員ノーテンで流局となり、本田がトップ獲得。本田・岡田が予選勝ち抜け。
第2試合結果
1着:本田朋広 40700(+61.7)
2着:阿部孝則 29200(+9.2)
3着:関翔太郎 20600(-19.4)
4着:岡田紗佳 8500(-51.5)
最終結果
1位:本田朋広 +79.1
2位:岡田紗佳 +14.2
3位:阿部孝則 -5.7
4位:関翔太郎 -87.6
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