2023年7月30日、Mトーナメント2023のセミファイナルA卓/B卓戦の試合が開催された。本記事ではその試合結果についてまとめていく。
Mトーナメントとは?
MトーナメントとはMリーグの初冠企画。トーナメント制の大会であり、現Mリーガー32名に加え、Mリーグに所属しているプロ団体からの団体推薦者20名の計52名で行われる。その他詳細・試合結果は下記の記事を参照。
セミファイナルA卓
出場者
浅井裕介
二階堂瑠美
滝沢和典
渋川難波
第1試合展開
東家:浅井裕介
南家:渋川難波
西家:二階堂瑠美
北家:滝沢和典
東場の展開
東1局
親の浅井が3-6pで先制リーチ。そこに滝沢が同巡5-8sで追っかけリーチ。このめくり合いは滝沢に軍配。滝沢が浅井から8000ロンアガり。
東2局
親の渋川が高目三色の4-7sで先制リーチ。同巡滝沢が2-5sで追っかけリーチ。ここは渋川が高目一発ツモ。渋川が6000オールツモ。
東2局1本場
浅井が発ポンから仕掛け。その後カン6p待ちでテンパイ。そこに瑠美が14s9mの変則3面でリーチ。浅井は自風の北もポンして2-5pに待ち変え。このめくり合いは瑠美に軍配。瑠美が2000-4000ツモ。
東3局
滝沢がカン7sをチーしてカン6mの喰いタンテンパイ。ここは浅井から6mが出て、滝沢が1000ロンアガり。
東4局
親の滝沢が発ポンから仕掛け。中盤にカン7m待ちでテンパイ。終盤に浅井が7mを止めながらカン8mでテンパイを入れてリーチ。渋川は3sを鳴いて5p片アガりのテンパイ。ここは滝沢が赤5mを引いて待ちを変えた結果、8mが飛び出し浅井が8000ロンアガり。
南場の展開
南1局
瑠美がダブルリーチチャンスだったがカン6s待ちで役なしダマ。次巡に6sをツモったため、そのまま500-1000でアガり。
南2局
親の渋川が5-8sで先制リーチ。これを一発でツモって2度目の6000オールを決める。
南2局1本場
浅井が発ポンから仕掛け。渋川はカン6チーから喰いタンの仕掛け。渋川は4sもチーして5p単騎でテンパイ。終盤渋川はドラの8p待ちに変化。その後、白を引いてオリ。結局、全員ノーテンで流局。
南3局2本場
渋川はカン2sチーから北バックの仕掛け。2mもポンして北バックでテンパイ。これをあっさりツモって400-700。
南4局
渋川が4-7mでテンパイしダマ。浅井は5-8sでテンパイしこちらもダマ。さらに瑠美がカン7sでダマ。ここは滝沢が7mを放銃し、渋川が2000ロンアガり。渋川が6万点のトップを獲得した。
第1試合結果
1着:渋川難波 61500(+81.5)
2着:二階堂瑠美 22400(+2.4)
3着:滝沢和典 8800(-31.2)
4着:浅井裕介 7300(-52.7)
第2試合展開
東家:渋川難波
南家:滝沢和典
西家:二階堂瑠美
北家:浅井裕介
東場の展開
東1局
親の渋川が発ポンから仕掛け。浅井は中盤形式テンパイを狙って仕掛け。渋川は3-6pでテンパイ。浅井はカン7sでテンパイ。ここは渋川・浅井の2人テンパイで流局。
東1局1本場
瑠美が南ポンから仕掛けてマンズのホンイツ。滝沢は3sをアンカンし、次巡に1-4mでリーチ。さらに浅井が4mをアンカンし、ペン7sで追っかけリーチ。ここは滝沢が7sを一発で掴み、浅井が12000ロンアガり。
東2局
親の滝沢はカン6mチーから三色と発バックの仕掛け。滝沢は発をポンして5-8pでテンパイ。渋川はテンパイも滝沢の仕掛けを警戒して迂回。瑠美は終盤形式テンパイも8pを掴んでオリ。滝沢の1人テンパイで流局。
東2局1本場
親の滝沢がメンホンの2-5mで先制リーチ。これをツモって8000オール。滝沢が一気に逆転。
東2局2本場
瑠美が自風の南をポンして5-8mでテンパイ。渋川はドラの白をポン。ここは瑠美がそのままツモって300-500のツモアガり。
東3局
浅井が手牌に自風の南暗刻で9sポンから仕掛け。浅井は3-6m待ちでテンパイ。親の瑠美はカン2mチーから形式テンパイを取りに行く。ここはテンパイを入れた滝沢から3mが出て、浅井が2600ロンアガり。
東4局
瑠美は白ポンからマンズのホンイツ。終盤にカン4m待ちでテンパイ。これはアガり出ず、瑠美の1人テンパイで流局。
南場の展開
南1局1本場
浅井はカン4mチーから白発バックの仕掛け。浅井は発と8sもポンしてカン8mでテンパイ。ここは瑠美が8mを掴んで、浅井が2000をロンアガり。
南2局
瑠美がカン3mチーから仕掛け。浅井は5m北のフリテンテンパイからテンパイを外してもう一度手を作る。浅井は7sをチーして形式テンパイを狙う。浅井は終盤2sを押してテンパイ。この2sをポンして滝沢もテンパイ。結果、浅井と滝沢の2人テンパイで流局。
南2局1本場
浅井が中ポンから仕掛け。渋川が自風の北を暗刻にして5-8sでテンパイ。これが滝沢からすぐに出て、渋川が2600ロンアガり。
南3局
親の瑠美がカン3mで4巡目先制リーチ。そこに浅井がペン7mで追っかけリーチ。ここは瑠美が競り勝ち4000オール。
南3局1本場
滝沢がカン8mテンパイもテンパイ外し。そこからドラのカン4p待ちでテンパイし先制リーチ。終盤浅井が1-4pで追っかけリーチ。このめくり合いは浅井に軍配。浅井が1000-2000ツモ。
南4局
渋川・瑠美はアガればOK。ただし瑠美は滝沢とテンパイノーテンだと浅井が通過。その他、瑠美は3着に落ちる状況では浅井が通過となる。浅井は2000オールツモればひとまず逆転。滝沢は2000-4000ツモor渋川・瑠美から12000or浅井から5200。
親の浅井は8pポンからムリヤリ喰いタン。瑠美は2-5-8pで先制リーチ。渋川は放銃しようと無スジの牌を押していく。浅井はなんとか4-7pでテンパイ。これで渋川はオリ。ここは瑠美が8pをツモって3000-6000。渋川と瑠美の2人が勝ち抜け決定。
第2試合結果
1着:二階堂瑠美 38200(+58.2)
2着:浅井裕介 29900(+9.9)
3着:滝沢和典 22700(-17.3)
4着:渋川難波 9200(-50.8)
最終結果
1位:二階堂瑠美 +60.6
2位:渋川難波 +30.7
3位:浅井裕介 -42.8
4位:滝沢和典 -48.5
セミファイナルB卓
出場者
石立岳大
多井隆晴
松本吉弘
坂本大志
第1試合展開
東家:多井隆晴
南家:松本吉弘
西家:坂本大志
北家:石立岳大
東場の展開
東1局
坂本がカン2mをチーしてペン7s待ちのチャンタテンパイ。石立はカン3p待ちでテンパイしダマ。石立は3-6pに変化してリーチ。リーチを見て坂本はオリ。ここは石立がそのままツモって500-1000のアガり。
東2局
石立が5-8mでテンパイし一旦ダマ。坂本がカン2pチーして東の後々付けの仕掛け。石立は8mをツモって3-6-9pのフリテンリーチを敢行。そこに親の松本が3-6pで追っかけリーチ。ここは石立が3pをツモって3000-6000。
東3局
石立が手牌に中暗刻でカン4sチーからペン3mテンパイ。そこに親の坂本がカン3pでリーチ。石立はドラの3sを引いてさすがにオリ。ここは坂本もアガれず、1人テンパイで流局。
東3局1本場
石立が8pポンからトイトイと白バックの仕掛け。親の坂本が3-6sでリーチ。そこに多井がカン7sを仕掛けて467p待ちでテンパイ。ここは多井が500-1000ツモアガり。
東4局
多井が高目一通の1-4-7sで2巡目先制リーチ。ここは松本から1sが出て、多井が12000ロンアガり。
南場の展開
南1局
坂本が6-9sで中盤先制リーチ。そこにラス目の松本が9sを勝負し、坂本が12000をロンアガり。
南2局
親の松本が発ポンからマンズのホンイツ。松本は終盤4-7mでテンパイ。坂本は6sをチーして形式テンパイを取る。ここは松本と坂本の2人テンパイで流局。
南2局1本場
松本が3mポンから喰いタンの仕掛け。坂本が5-8sで先制リーチ。そこに松本がテンパイで追いつくがテンパイ打牌が5s。これが坂本に一発放銃で12000のアガり。
南3局
石立が3巡目に2-5mで先制リーチ。そこに同巡松本がツモり三暗刻の8p南シャンポンで追っかけリーチ。ここは石立が8pを放銃し、松本が3900ロンアガり。
南4局
松本が高目三色の3-6mで先制リーチ。これをツモって500-1000。坂本がトップを獲得した。
第1試合結果
1着:坂本大志 46700(+66.7)
2着:多井隆晴 34300(+14.3)
3着:石立岳大 31000(-9.0)
4着:松本吉弘 -12000(-72.0)
第2試合展開
東家:坂本大志
南家:石立岳大
西家:松本吉弘
北家:多井隆晴
東場の展開
東1局
多井が4pアンカンから3s白で先制リーチ。そこに松本が7pチーして3-6mのテンパイで追いつく。このめくり合いは多井に軍配。多井が松本から3200ロンアガり。
東2局
多井が東ポンから仕掛け。松本がカン3sで先制リーチ。そこに親の石立が押しまくって5-8mで追っかけリーチ。このめくり合いはアガり出ず、石立と松本の2人テンパイで流局。
東2局1本場
多井がカン3mチーから喰いタンの仕掛け。松本が高目三色の4-7mで先制リーチ。多井は気合いで5m切ってオリを選択。ここは松本が高目をツモって3000-6000。
東3局
坂本が6sチーから東バックのテンパイ。そこに多井が1-4pでリーチ。坂本はリーチを見てオリ。親の松本は5p単騎のチートイツでテンパイしダマ。ここは多井が赤5pを掴んでしまい、松本が4800ロンアガり。
東3局1本場
石立が8pをアンカン。多井がドラの3pをポン。石立は発をポンして6s北のシャンポンテンパイ。ここは石立が800-1600ツモアガり。
東4局
坂本が1-4pでテンパイしダマ。そこから2-5m待ちに変化。さらに2-5-8pに変化。ここは松本から8pが出て、坂本が1300ロンアガり。
南場の展開
南1局
石立が2-5s亜リャンメンか8s単騎を選べるところ、三色確定の8s単騎でテンパイしダマ。そこに多井が2s69mでリーチ。さらに石立が西単騎に待ちを変えて追っかけリーチ。ここはテンパイした松本から西が飛びだし、石立が8000ロンアガり。石立がトップに浮上。
南2局
親の石立が4sチーから喰いタン。石立が中盤5-8pでテンパイ。松本は4pチーから喰いタンで粘る。ここは松本がテンパイから5pを打ち出し、石立が12000ロンアガり。
南2局1本場
石立がカン2sの一通テンパイでダマ。そこに松本がドラの4p単騎のチートイツでリーチ。石立はテンパイだったがノーテンを宣言。ここは松本の1人テンパイで流局。
南3局2本場
親の松本が5-8pで中盤先制リーチ。石立は中をポンして気合いの押しから3-6pテンパイ。松本は4sをアンカン。石立は白を掴んでオリ。松本の1人テンパイで流局。
南3局3本場
松本が3s69mの変則3面で先制リーチ。これをツモって2000オール。
南3局4本場
石立が5-8sでテンパイしダマ。そこに多井が6-9pでリーチ。松本は7sチーから粘る。松本は5p8sのシャンポンでテンパイ。このめくり合い、軍配は松本。松本が1000オールツモアガり。
南3局5本場
多井が白ポンからピンズのホンイツ。石立は6pチーから南中のダブルバックの仕掛け。松本が1-4pで先制リーチ。石立は南中待ちでテンパイするがこれが山にない。その後、石立は4m引いてオリ。ここは松本の1人テンパイで流局。
南3局6本場
石立はカン5mチーから一通とマンズの染めなどを見た仕掛け。そこから喰いタンに方向転換。坂本は6pチーから西発のダブルバックの仕掛け。松本は8mチーから純チャンの仕掛け。
松本は1sもポンしてペン7pでテンパイ。石立は4s片アガりのテンパイ。ここは石立が4sツモ。3000-6000で石立が一気にリードを作った。
南4局
親の多井はアガるのみ。坂本・石立はアガればOK。松本はダブル役満ツモor坂本・石立から三倍満or多井からダブル役満。
親の多井は発ポンから連荘狙い。多井はドラの2m単騎でテンパイ。ここはアガれず、多井の1人テンパイで流局。
南4局1本場
坂本が6pポンから役牌バックの仕掛け。石立は8pをポンしてカン3sでテンパイ。坂本は発をポンして西白シャンポンでテンパイ。これがアガれない間に多井がカン8mでリーチ。
坂本は2mを引いて迂回。そこから2m単騎で再びテンパイ。ここはアガり出ず、坂本・石立・多井の3人テンパイで流局。
南4局2本場
石立がペン7pでテンパイし役なしダマ。そこから58p中待ちに変化して先制リーチ。これをそのままツモって1000-2000のアガり。石立・坂本が勝ち上がりを決めた。
第2試合結果
1着:石立岳大 57600(+77.6)
2着:松本吉弘 27700(+7.7)
3着:坂本大志 9300(-30.7)
4着:多井隆晴 5400(-54.6)
最終結果
1位:石立岳大 +68.6
2位:坂本大志 +36.0
3位:多井隆晴 -40.3
4位:松本吉弘 -64.3
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