天鳳6段t-yokoの麻雀ブログ

天鳳6段のt-yokoが麻雀の情報を発信しているブログです。Mリーグや神域リーグなどの記事を掲載していますのでぜひご覧ください。読者登録、twitterフォローお願いします。

「大魔神の系譜」近藤誠一のオリジナルな強さ

近藤誠一。セガサミーフェニックス所属のMリーガーだ。

独特な手順でアガりに向かうその麻雀は「大魔神の系譜」と呼ばれる。

本記事ではそんな近藤について解説。プロになった切欠やその雀風について述べていく。

基本プロフィール

生年月日:1963年8月1日
出身地:兵庫県西宮市(生まれは尼崎市)
血液型:A型
学歴:静岡大学卒業

▼その他Mリーガーのプロフィールはこちら▼

麻雀との出会い

学生の頃、毎日のように麻雀を打っていた近藤。当時最高位を獲得した金子正輝が近代麻雀の記事に掲載されていた。

この記事を読んだ近藤は最高位決定戦の舞台で金子と麻雀を打ちたいという憧れを抱く。

近藤は1988年に24歳で最高位戦のプロテストを受けるも不合格。その後は佐鳴予備校で予備校講師として勤めるようになり、30歳には独立して自身の塾を開業した。

しかし、それでも最高位戦への情熱を捨てきれず、1997年に2度目の受験。ここでは見事合格し、33歳で第22期として入会を果たすこととなった。

ちなみに同期には現Mリーガーでもある村上淳がいる。

プロ入り後の活躍

プロ入りは33歳と遅かった近藤だが、7年後には最高位決定戦を争うAリーグまで昇級。

順調な昇級といえたが、一度も決定戦には出場できないまま2008年にB1リーグに降級。

翌年にはAリーグに舞い戻るが、さらに翌年の2010年には再びB1リーグに降級と結果の出ない日々を送っていた。

しかし、Aリーグに所属していた飯田正人が体調不良によりAリーグを休場。これにより近藤はAリーグに繰り上げ残留となった。

飯田正人は近藤が麻雀の師として慕う人物。近藤の異名でもある「大魔神の系譜」はこの人物の異名であった「大魔神」から来ている。

そして2011年、残留したAリーグで飯田の分も背負って戦う、と臨んだ近藤。途中まで大きく負けていたが、なんとか粘り6位残留を決める。

翌年、慕っていた飯田が死去。これを切欠に近藤は今までの理論の麻雀を捨て、飯田の自身の感覚を信じて打つ麻雀へと自分の麻雀を切り替えた。

そして臨んだ近藤49歳、2012年のAリーグ、初の最高位決定戦に進出。決定戦も制して第37期最高位を獲得。これが近藤の初タイトルとなった。

近藤はこの後50代になり、さらに輝きを増していく。50歳で四神降臨王座決定戦を優勝。

2015年には52歳で第40期最高位を獲得。さらに2016年にも第41期最高位を獲得し連覇を達成した。

2018年には通算4期目となる第43期最高位を獲得。さらに最強戦2018で優勝し最強位にも輝き、「最強で最高」の男の称号を得た。

現在では最高位戦の副代表を務めるなど、プレイヤーとしてだけでなく裏方としての活動としても麻雀界に与える影響は大きい。

Mリーグでの活躍

Mリーグ初年度となった2018年、近藤は個人スコア21人中5位と上々の成績を残す。しかし、チームはレギュラーシーズンで敗退。

2019年、近藤は個人スコア29人中3位の大活躍。チームもセミファイナルに進出を決める。

セミファイナルでも近藤は個人4位のスコアを残す活躍。ファイナルまで進出するが惜しくもチームは優勝を逃し、2位に終わる。

2020年は個人スコア30人中の18位。チームメイトもポイントを伸ばせず、レギュラーシーズン敗退となった。

2021年、近藤はレギュラーシーズン+5.4ポイントでまずまずの成績。チームはファイナル進出を果たすが惜しくも2位に終わった。

個人成績

2018シーズン

レギュラーシーズン:+144.4 

チーム成績

レギュラーシーズン:6位敗退

2019シーズン

レギュラーシーズン:+332.0
セミファイナル:+67.5  
ファイナル:-102.6

チーム成績

レギュラーシーズン:1位
セミファイナル:2位
ファイナル:2位

2020シーズン

レギュラーシーズン:-46.7

チーム成績

レギュラーシーズン:8位敗退

2021シーズン

レギュラーシーズン:+5.4
セミファイナル:+87.0
ファイナル:+31.6

チーム成績

レギュラーシーズン:5位
セミファイナル:4位
ファイナル:2位

チームメイト

魚谷侑未

女流の中でトップクラスの実力を誇る。鳴きを使いこなすスタイルと魚谷という名前から「最速マーメイド」の異名を取る。

東城りお

麻雀プロとしてだけでなく、グラビアアイドルとしても活躍を見せる美麗プロ。

茅森早香

あまり練習をせずに結果を残すことから、「天才すぎるオンナ雀士」と呼ばれている。

近藤の雀風

私の麻雀における持論。それは麻雀には雀風はない、ということだ。現在の麻雀は雀風という言葉で様々な人が様々な打牌をしている。

本来、麻雀というのは究極的には場況に応じて最適な一打というのは一通りにすぎないはずである。選択肢のある場面はまれで、場の状況を見て最も期待値の高くなる選択肢は1つしかないのが普通だ。

しかし、近藤誠一の麻雀を見ているとそんな考えは覆される。近藤プロの麻雀はあまりにもオリジナルだ。そして、強い。

 


上記の動画で近藤がMリーグで大三元をアガったシーンを見ることができる。この時の手順、常人であればこんな手順にならないであろうことは明らかだった。というか大三元和了にたどり着いていないだろう。

いろいろと強い理由を具体的に解説したいが、ちょっと説明のしようがない。理論的な麻雀ではないからだ。


近藤プロはもともとタイトルもない一般のプロだった。
しかし、敬愛していた飯田正人プロが亡くなり、その打ち方を受け継ぐ決意をした。

飯田正人プロは大魔神と呼ばれた打ち手。歴代最多の最高位10期を達成するなどとんでもない打ち手である。ただ、その麻雀は他人には理解できない。

というか説明を聞いても分からないという雀士がほとんどだったらしい。理論ではなく自分自身の直感に従って打つ麻雀である。

しかし、その大魔神の打ち方を受け継いだころから急激に強くなっていったといっていい。多くの部分を直感で処理する麻雀をするようになったのだ。

近藤プロは現在58歳と高齢だが、プロとしての活躍が目立つのはここ10年ほどの話が多い。頭脳スポーツである麻雀はやはり30代頃にピークが来る選手が多い。

しかし、近藤は50歳になってから全盛期を迎えている。これは非常に珍しいことだ。

敬愛する飯田正人プロから受け継いだ、独特な手順で高打点を目指す打ち方。見ていて非常に面白い。面白くて強いというのはまさにプロの面目躍如であろう。「大魔神の系譜」だ。

他のMリーガーについての紹介はこちら!

Mリーグを戦っている32名のMリーガーについて、解説記事を書いている。興味のある方は是非こちらもご覧いただきたい。


天鳳6段t-yokoの麻雀ブログでは麻雀に関する記事を毎日更新しています。

この記事が面白いと思っていただけましたら、ぜひフォローをよろしくお願いします!