天鳳6段t-yokoの麻雀ブログ

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「小さな天才」堀慎吾

堀慎吾。KADOKAWAサクラナイツ所属のMリーガーだ。

サクラナイツの入団インタビューで「負ける気がしない」と語るほどのビッグマウス。
しかし、実際に参戦以来その言に伴うだけの実績を残している。

堀は一体いかにしてその強さを身につけたのか。堀の麻雀人生について解説していこう。

麻雀との出会い

堀が麻雀を知ったのは小学5年生の時。当時世間ではスーパーファミコンが流行していた。スーパーファミコンで遊ぶソフトとして麻雀ソフトを買ってもらい、そこで麻雀を初めて知った。

遊んでいた当時はルールはよく分かっていなかったが、一応3枚1組で揃えるということだけは理解していたらしい。

そして、中学時代に漫画「哲也~雀聖と呼ばれた男~」を読み、完全に麻雀にハマった。

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漫画「哲也~雀聖と呼ばれた男~」といえば麻雀漫画の金字塔と言っていい作品。私自身も読んだことがあるが、麻雀に命をかけた者同士の戦いが描かれ、胸が熱くなったものだ。

そして中高と麻雀付けの日々を送っていた堀は高校卒業後、麻雀プロも在籍していた麻雀店で働き出した。

ただ働き出した頃は「どうやったら強くなれるか」にしか興味がなく、麻雀プロになろうとはまるで考えていなかったらしい。

同じMリーガーでもある鈴木たろうとこの頃からすでに親交があった。それまでは自分が麻雀で一番だという自惚れがあったが、たろうの麻雀を見たことで自惚れがなりを潜め、自分ももっと強くなれる、と麻雀に取り組んでいた。

そんなある日、同じ店でウェイトレスとして働き、堀が好意を持っていた女性が、「夢を持って一生懸命やっている麻雀プロって格好いい」と言ったことで運命が変わる。

その当時はまだアマチュアの堀の心には「自分よりプロの方が弱いのになぜ格好いいんだ。じゃあ自分も麻雀プロになれば格好いいと思ってもらえるのか。」という怒りにも似た感情が湧いていた。

その怒りのまま、日本プロ麻雀協会のプロテストを受験。2010年に日本プロ麻雀協会9期でプロ入りを果たすこととなった。

プロ入り後の活躍

プロ入りから7年、2017年に第12期最高位戦Classicを制覇。2019年には自団体のトップタイトルである第18期雀王を獲得した。

また2019年には麻雀最強戦でも決勝戦に進出。決勝では将棋棋士の鈴木大介が最強位を獲得し、堀は3位に終わった。

2020年から2021年にかけて、天鳳名人戦に出場し、優勝。第10期の天鳳名人位を獲得した。

そしてMリーグ2020ドラフトでKADOKAWAサクラナイツから指名。2020シーズンでは唯一の新規参入選手となった。

Mリーグでの活躍

新規参入した2020シーズン、早速堀は活躍する。レギュラーシーズン、個人スコア+275.6ポイントで30人中4位の成績を残した。

セミファイナルでも+37.7ポイントで22人中10位の成績をマーク。チームはファイナルへ進出した。

しかし、ファイナルでは-25.1ポイントで出場15人中8位の成績。チームは準優勝に終わった。

堀は2021シーズンでも32人中9位と活躍。チームは3年連続のファイナルまで駒を進める。

しかし、チームメイトの沢崎誠がファイナルを病欠。この代打で堀がファイナルに12回中7回登板する獅子奮迅の活躍。

堀自身もファイナル残り2日の段階で足を骨折するもなんとか耐えて麻雀を打ち続ける。そしてチームを初優勝へと導いた。

骨折

ファイナル5日目前日の日曜日、堀は同じMリーガーである松本、本田と会食。

その帰り道、雨が降っていた道路の上に置いてあった鉄板で足を滑らせて転倒。足があらぬ方向へ曲がってしまい骨折した。

個人成績

2020シーズン

レギュラーシーズン:+275.6
セミファイナル:+37.7
ファイナル:-25.1

チーム成績

レギュラーシーズン:2位
セミファイナル:2位
ファイナル:2位

2021シーズン

レギュラーシーズン:+178.8
セミファイナル:+158.3
ファイナル:+52.1

チーム成績

レギュラーシーズン:6位
セミファイナル:1位
ファイナル:優勝

チームメイト

内川幸太郎

高校時代に浪人し、そこで麻雀にハマる。21歳のとき、大学に進学することを止め、通っていた麻雀店のオーナーから引退に際して店を譲って貰い、麻雀経営を始める。

この経営に際して、売りになるということでプロ入りした。プロ入り後、目立った活躍はできなかったが10年目のA2リーグ昇級が転機となり、ここから活躍を見せる。

2018年に第35期十段位を獲得し注目を集め、KADOKAWAサクラナイツに指名されることとなった。

雀風はバランス型かつ対応型。自分の強みを相手に押しつけるというよりは、状況を見ながら器用に押し引きしていくタイプ。

岡田紗佳

17歳になる2011年にファッション雑誌「non-no」のモデルーディションに挑み、グランプリを受賞。

雑誌「non-no」の関係者の間で麻雀が流行るようになったことをきっかけに麻雀の勉強を始め、2017年にプロ入り。そこからモデルと麻雀プロを並行して活動している。

まだ若手だがかなり研究熱心であり、解説に一定の評価がある。これからが期待のプロといえる。

渋川難波

日本プロ麻雀協会所属。直近2022年に団体最高のタイトルである雀王を獲得。

2022現在で最年少となるグランドスラム*1を達成した協会を代表する麻雀プロ。同チームの堀慎吾とはライバル的な関係にある。

堀の雀風

堀の雀風はとにかく何でもするタイプ。メンゼンも鳴きも使いこなし、繊細な打ちスジでとにかく隙がない。

またとにかく勝ちに拘るタイプなので、簡単にはオリず読みを駆使してギリギリまで踏み込んでいくのが特徴だ。以前のMリーグでもこんなシーンがあった。

11/22の試合、堀は2連勝の大活躍!その裏にあった名シーンだ。第1試合の南3局1本場。本田プロが5-8sでピンフの先制リーチ。

これに対して堀プロは5sを切ればピンフ赤1の147mテンパイというところから、なんと無スジの2mを切っていって放銃を回避したのだ!

この動画の1時間10分あたりからそのシーンのことを振り返っているが、

・自分はトップ目で本田プロに打ちたくない。
・5sは場に切れている2-5sや5-8sが多く、埋まっていない可能性が高い。
・5sがアタったとき、ドラ絡みで高くなるケースが多い。
・本田プロの1m手出しを見ると2mがアタる可能性は低い。

などの理由から2m切り。堀プロの読みの神髄が出た場面だった。

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感想(1件)

 

Mリーグ2020でも入ってすぐレギュラーシーズン個人4位という成績を残している。

「どんな相手でも負ける気がしない」とのたまうほどの自信と、そう言えるだけの実力を持った堀慎吾という男。今期もその強烈な麻雀を見せつけて欲しい。

他のMリーガーについての紹介はこちら!

Mリーグを戦っている32名のMリーガーについて、解説記事を書いている。興味のある方は是非こちらもご覧いただきたい。


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*1:日本プロ麻雀協会の雀竜位、雀王、日本オープンの3大タイトルを獲得すること。