4月15日、夕刊フジ杯争奪 麻雀女流リーグ2022の個人戦準決勝・決勝が行われました。
本記事ではその試合結果について簡単にまとめていきます。
概要
夕刊フジ杯とは
夕刊フジが主催する女流雀士によるタイトル戦。個人戦とタイトル戦の2部門で開催される。
個人戦準決勝はベスト16からの勝ち上がり8名を2卓に分け、各卓半荘1回戦を行い、上位2名が決勝進出となる。
決勝では勝ち上がった4名が半荘2回戦を行い、トータルポイントが最も高かったものが優勝となる。
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試合結果
準決勝組み合わせ
A卓
小池美穂
大園綾乃
丸山奏子
木村明佳吏
B卓
二階堂瑠美
小宮悠
逢川恵夢
伊達朱里紗
準決勝A卓結果
展開
東1局は流局。東2局は丸山が先制リーチ。相手を降ろしてツモりきり500-1000。
東3局、丸山が2局続けての先制リーチ。そこに木村が追っかけリーチ。だがその裏で大園も国士無双をテンパイ。
3者の争いだが、丸山が木村のアガり牌を一発で掴み8000放銃。
東4局、小池、大園の2人テンパイで流局。
南1局1本場、丸山が9s単騎で先制リーチ。これを木村からアガって1300。
南2局、トップ目の木村がイーペーコーのダマテン。これを小池から打ち取り1300で局を消化。
南3局、ラス目の親番丸山が先制リーチも大園もテンパイを入れ押していく。ここは丸山がツモって1000オールで連荘。
南3局1本場、木村が自風の南を鳴いてテンパイ。これをアガって500-1000。木村トップ目のままオーラスへ。
南4局、木村以外の3者はほぼ横並びの熾烈な展開。ここを大園がアガりきり、2着に滑り込んだ。
順位
1位:木村明佳吏 33400
2位:大園綾乃 24200
3位:小池美穂 21500
4位:丸山奏子 20800
準決勝B卓結果
展開
東1局、小宮がカン7pの喰いタンでテンパイ。そこから3-6pに変化。
伊達がマンズのメンホンをテンパイしダマ。だが親の瑠美もリーチで対抗。
3者でめくり合うがアガりは出ず。瑠美のリーチに他3人がオリ、1人テンパイで流局。
東1局1本場、瑠美がピンズのホンイツでテンパイ。だがここも流局で瑠美と小宮の2人テンパイで流局。
東1局2本場、ドラドラの小宮が中バックで仕掛けて相川から直撃。3900のアガりで一つリード。
東2局、親の小宮がマンズのホンイツでテンパイ。これをツモって2600オール。リードを広げていく。
東2局1本場、逢川が先制リーチ。ここは1人テンパイで流局。
東3局2本場、瑠美が自風の西を暗刻にしてダマテン。終盤、逢川にリーチが入ると瑠美はオリ。だが伊達が自風の南を仕掛けてテンパイ。
これを伊達がアガりきり、逢川をかわしての大きな500-1000のアガりとした。
東4局、親番の伊達が先制リーチ。そこに逢川が追っかけ。だが伊達に放銃し2000。
東4局1本場、伊達が2局続けての先制リーチ。これを一発でツモって2600オール。伊達がトップ目に立つ。
東4局2本場、瑠美がドラのカン5mでリーチ。だがここも流局。瑠美と小宮の2人テンパイで流局。小宮がトップ目に。
南1局3本場、トップ目の小宮が役ありのダマテン。だが親番の瑠美がリーチ。だがアガれず、瑠美が1人テンパイで流局。
南1局4本場、ラス目の逢川が先制リーチ。だが小宮が役なしのテンパイを入れると、これをひょっこりツモ。700-1300でリーチをかわした。
南2局、逢川がまたも先制リーチ。だが瑠美が喰いタンで仕掛けて逢川からアガり。また逢川はかわされる。
南3局、瑠美が喰いタンでアガり1000。2着目を伊達と瑠美が争う形でオーラスへ。
南4局、瑠美が逆転手のリーチ。しかしこれは引けず。伊達は2着目のまま。小宮がトップとなった。
順位
1位:小宮悠 40200
2位:伊達朱里紗 29500
3位:二階堂瑠美 26800
4位:逢川恵夢 4400
決勝組み合わせ
木村明佳吏
大園綾乃
小宮悠
伊達朱里紗
決勝結果
1半荘目
東1局、伊達がトイトイの仕掛け。小宮も終盤テンパイを入れるが、アガりは出ず。小宮と伊達の2人テンパイで流局。
東1局1本場、木村が喰いタンでテンパイ。だが伊達が1-4-7mでリーチ。さらに大園もテンパイ。
ここは伊達がツモって1300-2600。まずは伊達が先制した。
東2局、小宮がホンイツトイトイで仕掛けてテンパイ。これをツモって2000-4000。
東3局、木村がカン6sで先制リーチ。これに小宮が2-5pで追っかけ。さらに伊達も5-8mでリーチ。
木村が5pを一発放銃で2600となった。
東4局、小宮がドラ3で先制リーチ。だが大園が役なしテンパイを入れ、これをツモって500オール。チャンス手をキッチリ潰した。
東4局1本場、伊達が2-5mで先制リーチ。これに大園が放銃し裏2枚で8000。大きな一撃となった。
南1局、大園が自風の北を仕掛けてテンパイ。これを伊達から打ち取って1000。アンカンの入っていた親の小宮をかわした。
南2局、木村が2-5pで先制リーチ。これをツモって裏1枚で3000-6000。一気にトップと2900点まで詰めよる。
南3局は全員ノーテンで流局。南4局1本場、小宮はマンズのホンイツで仕掛けてテンパイ。
ここに大園が2-5-8sでリーチも同巡に小宮がツモアガり。1000-2000で小宮がトップを獲得した。
1半荘目順位
1位:小宮悠 36200(+46.2)
2位:伊達朱里紗 27700(+7.7)
3位:木村明佳吏 26900(-13.1)
4位:大園綾乃 9200(-40.8)
2半荘目
東1局、親の伊達がカン5sでリーチ。小宮も2-5mのドラドラをダマテンで押していく。さらに木村もカン6pで追っかけ。
3者のめくり合いは伊達に軍配。4000オールツモで一気にリードした。
東1局1本場、大園がツーイーソーを狙って仕掛け。だが木村が2-5pでリーチ。大園はテンパイできず。ここは小宮と木村の2人テンパイで流局。
東2局2本場、大園が2m3mのシャンポンリーチ。ここに親の小宮がトイトイで押し返す。ここは大園の勝ち。1300-2600のツモアガり。
東3局、木村が1-4pの先制リーチ。これを大園からアガって2600。
東4局、大園がタンヤオドラドラのリーチ。だがここはアガりきれず。小宮と親の木村もテンパイを取っての3人テンパイで流局した。
東4局1本場、木村が6-9pで先制リーチ。さらに大園が1-4sで追っかけ。結果、小宮が大園へ打ち、2000点。
南1局、親の伊達が東暗刻のドラドラの手牌だったがなかなかテンパイせず。最初にテンパイは小宮。カン4mで先制リーチ。
その後、伊達も仕掛けて5800のテンパイ。だが7mを引いてオリ。小宮が1人テンパイで流局した。
南2局1本場、小宮が場風の南を仕掛けてテンパイ。そこに伊達もソーズのホンイツ小三元で仕掛けていくが、テンパイ打牌で小宮に放銃。1500で小宮の連荘。
南2局2本場、大園が東単騎のチャンタで4巡目リーチ。だが親の小宮も2-5sで追っかけ。さらに木村も5-8mで追っかけで3軒リーチ。
3者のめくり合いは小宮の勝ち。2000オールでトップ目に浮上。
南2局3本場、伊達が一通確定のリーチ。これを木村から打ち取り8000。小宮を捲り返す。
南3局、小宮が4-7pで先制リーチ。これにテンパイを取りにいった大園が放銃。8000点のアガりで小宮がトップ目に。小宮の優勝が見えてきた。
南4局、小宮が白をポンして終わらせにかかる。親の木村はカン2sでテンパイ。小宮も続いて4-7pテンパイ。7pが伊達から出てゲームセット。
第16期麻雀女王は小宮となった。
2半荘目順位
1位:小宮悠 40800(+50.8)
2位:伊達朱里紗 34900(+14.9)
3位:大園綾乃 16800(-23.2)
4位:木村明佳吏 7500(-42.5)
最終順位
1位:小宮悠 +97.0
2位:伊達朱里紗 +22.6
3位:木村明佳吏 -55.6
4位:大園綾乃 -64.1
第16期麻雀女王はKURチーム所属の小宮悠プロです! pic.twitter.com/EERUWDEiqU
— 夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022 (@dFfpUzcwJYqxmG1) April 15, 2022
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